すべてのおすすめ
遠い記憶
あのひとが
言ってくれたコトバ
キミの存在価値は
ボクが認めるって
信じよう
覚えておこう
このそらの下に
あのひともいる
もう二度と
会えなくても
太陽のいろの
バケツが
雨に晒されてる
静かで
雨の音しかしなくて
わたしは
ただ
壁にもたれて
泣き続けて
遠くまで続く
薄紅色のアーチ
やわらかな風
さくら舞い散って
ぼくは走り出す
トンネルの向こうに
キミがいる気がして
待っててくれる気がして
全力で、
走って
走って
今日は父の誕生日。
父と母が出逢って
私が産まれた。
それが私の原点。
まだ生きている。
それが私の宿命。
こんな
きれいな夜景
だれに
あげましょか
夜の帳にくるんで
天の川をリボンにして
お月さまのオブジェを添えて
だれが
受け取って
くれましょか
異国の地を歩く
知らない街を歩く
静寂
遠く修道院の
尼僧の溜め息が
聞こえそうな
遠く眠っている
赤ん坊の寝息が
聞こえそうな
このトンネルを抜ければ
あそこには光がある
あの光が
わたし ....
ハートがいっぱいで
あなたへの想いが
わからなくなりました。
あなたからの想いも
わからなくなって。
すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。
それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
朝、
窓を開けたら
そこに春があった。
柔らかい日差し。
爽やかな風。
甘い花の香り。
鈴蘭の白が
新しい季節を呼び込んでいる。
そう、
否が応でも
季節は ....
育ったばかりの
若い芽が
涙を滴めている
将来への不安
現在を生きる
苦しみ
わかるよ
わたしの涙は
滴り落ちた
若い芽は
まだ我慢している
春を告げるなら
サヨナラの前にしよう
白い息を吐いて
抱き合ったぬくもり
競争して
部屋への帰り道
笑いあって
息を荒くして
そんな
冬の思い出
寒いのに
暖かな思い ....
ごめんね
あのひとみたいに
満開には
咲けない
いつも
自分の弱さを
しっかり抱え込んで
固いつぼみのままで
満開の梅は
こぼれる香りで
春に
溶け込んでいく
ごめんね
少しずつ咲いてみる ....
赤と白
寄り添ってたんだ
春の先駆け
紅白の梅
満開の赤と白
ああ
キミに会いに行こう
穏やかな日差し
柔らかい微風
こんなキレイな梅
キミに見せたいから
....
麗らかな日差し
優しい青の空
お賽銭あげて
自分のしあわせ、
祈った
たまには
そんな
わがままも
いいでしょ?
一年に一度の晴れ舞台
小道具もちゃんと持った?
髪も整えて
さあ
いくわよ
居候のわたしの為に
お母さんが焼くケーキ。
ほんのり甘くて
優しい味がした。
わたしは
このひとから
産まれたんだ。
ありがとう、お母さん。
もう春だけど
おでん
寒いからね
両親と囲む
おなべ
久しぶりで
ちょっと涙
長い長い階段の果てに
きみがいる
駆け上がるぼくと
待ってるきみの
心臓の音が
共鳴して
待ってて
息もつかずに
駆け上がって
すぐに
きみを
抱きしめるから
明日。
この部屋ともさよなら。
明日わたしは
どんな顔で
退院するのだろう。
何度も見上げた天窓。
今日も光が差し込んでいる。
とにかく
あっちに向かって
歩いてみよう
朝日が
わたしを
呼んでいるなら
中庭に
霜が降りる
春まだ浅き朝
もう少しすれば
太陽の光が
この白を
かき消すだろう
霜は
きらきら煌めいて
日陰の霜は
忘れ去られて
溶けることが
出来ずにいる
薄い緑の
若芽を隠して
例えば
柵があるとして
気軽に助走をつけて
ひらり、と跳ぶひともいると思うんだ
でもボクは
柵の前で
怯え躊躇して
うずくまってしまう
そして
耳を澄まして
遠く遠くの ....
あんな風に
きみとまっすぐ
進んでいけたなら
ねぇ
そんなに深刻に
さよならの話をしないで
冗談みたいで
笑いたくなる
もう
そんな話はやめて
昨日みたいに
ベッドに隠れて
内緒話しようよ
梢にお月さまがとまってる
お月さまだって
たまには
休みたいのよ
病院にも
節分がきた
仮装する看護士さん、
喜んで豆を投げる私たち。
鬼は外!福はうち!
床に散らばる豆は
入り乱れ
踏みつぶされ。
手にした福豆を
そっと口にすると
ほんのり香ばしく
優しい ....
1
そんな風に眠ってると
まるで猫みたい
体を丸めて
背中がゆっくり動いて
でも
これは過去の記憶
2
涙って
涸れることがないのね
いつまでも流れて
ほら
スープが薄まっ ....
あの頃は
こころが
寄り添っていた
たとえ
体がひっついてなくても
今は
こころさえ離れて
体だってばらばら
そしてボクは
あの頃と
同じ病室から
ずっと
雨をみている ....
真っ白な
空も好き
カラフルな夢を
大空いっぱいに
描けるもの
青い青い空の
真っ昼間
ぼくは
白昼堂々
盗みにいこう
また再び
きっと彼女は
待っている
初めて出会った
あの空の下で
あなたと
わたしは
朝と
夜
決して
一緒には
いられないの
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16