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好きですってね
ためしに言ってみたんだよ
それだのに君はさ
ありがとうって言ってさ
僕は困っちゃった訳だよ
だって僕は君の事
好きだったものだから
本当にどうして良いのか
分からなくっ ....
今日生きれてよかったと
思える日が一日でもあれば
一週間は生きてゆこうと思える

今週生きててよかったと
思える週が一週間でもあれば
一ヶ月は生きてゆこうと思える

そう思えるのはわず ....
月明かりの海に
ほのかに明るい雲の輪郭が
宙に浮かぶ島のように流れていく
無数の星々は灯台で
動く飛行機の灯りは
湾に停泊する船の灯りなのでしょうか
そして
それを見上げる私は
 ....
うたた寝をしていた 
週末の終電を降りると 
駐輪場に一台 
自転車は倒されていた 

それを黙って立て直し 
冷えたサドルに{ルビ跨=またが}って 
軋んだペダルを今日も漕ぐ

人 ....
塊を握り締める
指の間からはちきれた渦
おろし器を経て屑になっていくわたしのからだ
君のために熱をいただき、
君のために繊維をほぐそう
あたたかくやわらかくなろう
 ....
冬の日に、自宅へ帰ると彼女がいたので
それから彼女と生活をするようになった

彼女はハチミツがとても好きらしく
尊敬する生き物に習ってすぷーんで食べていた
食べづらくない?と聞くと
うんう ....
洗濯物を取り込む音が
二階のベランダから聞こえてくる
言い争うことも無く
君はもう産まない
とつぶやいた

僕らは同じ悲しみを
分かち合って生きる
多分同じくらいの
分かち合えな ....
古い階段の踊り場に
私の母親が立っていて
壊れて逆周りをはじめた時計を眺めています。

腕を広げた真ん中では
なんとか時間を戻そうと
それはそれはちいさな弟が
歯車の点検をいたし ....
トミノ、
トミノ、
かわいいトミノ。
おまえの眼玉の裏側の
冷たい炎の燃えさかる
ちいさな地獄の真ん中で、
真っ朱な花がただ一輪
いまゆっくりと綻んだ。
トミノ、
トミノ、
かわい ....
背中、くっついちゃうね。
語尾で分かる、彼女は眠りそうなんだと、
顔が見えない。
抱き合って繋がりあって、その先まで考えていたけど、
今はこれがコップの全て、せ(か(い
違う世界を見ていかな ....
ちょっと遠くまで 一人旅してきます

行き先はブルゴーニュ地方 はじめて行きます

街の真ん中にある ノートルダム聖堂の

ケルト信仰と錬金術に関係があるって噂の 漆黒のマリア像に

 ....
どうしよう、ねむれないわ

だってひとりだもん
だってひとりだもん

どうしよう、ねむれないよ

だってあなたがいない
だってあなたがいない

こわいの
ひとりのよるは
 ....
先生、あたし気がつくとコンパスの針で手を刺しているの
ぽつんぽつんと赤い点が、やがて一本の線になるまで

先生、あたしその血を舐めると少しだけ安心できるの
一瞬の痛みがはしるたびに、何処かの記憶が ....
   暗いことが悪いことだなんて誰が言ったの

    友だちのいない子をいじめたのはだあれ

    引きつった笑顔を作ろうともしない君

     暗い瞳で虚空を見つめる君の横顔

 ....
命題
[埋葬:骸骨教会、柘榴と少女]


対話:質問形式

 Q.
『ウミ女神no.10-蘭,p、ラム酒ガ在ル肢
 -ファン..k?..Cake、sn)ト(ow 魔女?』

 A. ....
右目が溶ける
まだ見える
左目が溶ける
もう見えない

右耳が溶ける
まだ聞こえる
左耳が溶ける
もう聞こえない

鼻が溶ける
口が溶ける
もう嗅げない
 ....
 蛇行する街路。指が辿る白砂、海を象る。塩化ビニルのパイプから流れ出る、清かな水。
 指を介して移殖される経典。放浪者。苔生す隘路に咲く白花。
 完了したら眠るだけの無垢。抽象だ暗喩だに満ちた ....
君が おやすみ。と言ってから

僕が おはよう。と言うまで

こんなにも長い
時間を
僕はもてあましたまま


深い深い 暗闇に沈む


そしてまた ぼやけた時間の中で
追い ....
くちゃ、

おかあさんがかえってこないので、おやつにだされたゼリーをふんだ。

だいどころのゆかがつめたいのに、おかあさんはくつしたをくれない。

となりのうちのおばあさんが、さっきとんで ....
海はどこ?
と言いながら
あなたの中で果ててゆく

海が見たい
と言いながら
あなたの中で消えてゆく

海に行くわ
と言いながら
あなたの中で力尽く

優しい光の街灯が
石の ....
きみにそっくりな犬が
くさりにつながれていた
きみの名前を呼びながら
頭をなでたら
涙がボロボロ流れて
止まらなかった
やっぱりきみが好きだった
大切なのは忘れたもので

必要なのは失ったもの


私の欺瞞に笑顔で答えた君は
きっと聖者なんだろう

だけど私に必要なのは
どろどろとした、気味の悪ささえ感じる


君じゃな ....
猫を飼えない代わりに、木の苗を買ってきた。

シンクの上に置きたかったから、鉢は百均の小さなのにした。

猫を飼えない代わりに、水をやって日に当てて、肥料をやってあれこれ構う。

  あた ....
*
蜂男は全部が蜂でできている。

顔も、身体も、腕も足も
ぜんぶぜんぶが蜂でできている。

黄色がかったオレンジと、黒の縞の蜂でできている。

だから
側を歩くとブンブンブンブ ....
わたしのくびれを
無数の星砂がくぐりぬけ
今か今かと
あの人からの着信を待つ
動脈に溜まり過ぎた
星砂で
浮腫んだ下半身は辛いから
壁際でくるり
倒立でもしてみる
静脈を辿る星砂の勢 ....
苺ジャムから
苺を引いたら
夕日が残った
誰も地下鉄になど
乗ったことの無い町だった
くすんだ陽射しの中
食品工場の隙間では
猫たちがよく逢い引きをしていた
友だちにもみな両親 ....
空飛ぶ駱駝に乗って行くよ
紅茶の味がわからないよ
髪の毛が伸びてゆくよ
空の星が見えないよ
鼻が詰まってるよ
膣へ帰りたいよ
頭が膨らむよ
眼が萎むよ
今行くよ
嘘 ....
身分証明書を
と言われて財布を探ったが
パン屋のレシートがぱらりと落ちただけ
カード入れにはブックオフのカードだけ
午後の図書館だった

カウンターのミセスは
住所と名前が記されている  ....
 ●ひい『切ればみんながついてくる』


新木場綾之子(以下S)「雑木林を切りますよね、すると抗癌剤が売れます」
真下草継(以下M)「火の無い所に限って煙が立つ(笑」
S「それは煙がみんなを ....
敢えて言うなら、夕方のラッシュでみた
下劣で教養の無い、カップルの会話!
「空気読めよって、さすがに言ってやったんだ」
クッキーの型で、綺麗に抜いて
駅前のゴミ箱に捨ててきた
カクモハカナキ ....
朽木 裕さんの自由詩おすすめリスト(318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
明日はお休みなので- プル式自由詩8*06-12-5
悲しみは明日には持ち越さない- ぽえむ君自由詩13*06-12-4
誰のための涙でしょうか- ススメ自由詩506-12-3
夜道の信号_- 服部 剛自由詩15*06-12-3
ハッピー_ミール- ________自由詩6*06-12-2
ハチミツプウコ- 雨虎自由詩506-12-2
空にあってよかった- たもつ自由詩2106-12-2
せるびあ燈- ミゼット自由詩3*06-11-30
トミノ- 大覚アキ ...自由詩606-11-29
ハピネス- ピッピ自由詩9*06-11-28
遺書- もも う ...自由詩44*06-11-27
ひとりのよるに- lazy自由詩9*06-11-27
「自殺志願の子供たち」- ベンジャ ...自由詩9*06-11-27
君が好き- 月夜野自由詩9*06-11-26
ザクロに関するテキスト- 六崎杏介自由詩5*06-11-22
愛々- なかがわ ...自由詩3*06-11-20
大渇水- 如仁自由詩106-11-20
こんなにも長い- ウデラコ ...自由詩8*06-11-19
ゼリー- ミゼット自由詩4*06-11-18
海は近い- 三条麗菜自由詩12*06-11-18
やっぱりきみが好きだった- たもつ自由詩1906-11-17
new_your_name_.- 完食自由詩306-11-11
ひとりでくらす- ミゼット自由詩2*06-10-29
蜂男- ミゼット自由詩5*06-10-26
ときめくと言うこと- 恋月 ぴ ...自由詩23*06-10-25
苺ジャム幻想- たもつ自由詩19*06-10-18
よよよよよよよよよよよよ- 虹村 凌自由詩2*06-10-18
図書館に通う- 吉田ぐん ...自由詩3806-10-17
√マングローブに刻まれた”我是一隻妓”_〜僕と酢蛸の七拍子〜- 人間自由詩6*06-10-17
カクモハカナキカナ- 藤原有絵自由詩5*06-10-15

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