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一人の詩人が詩を書くことを終えた
私にとって重要な日になるだろう

空を魚が泳ぐように
海に人が住むように

知りえない世界を詩と言うものにしていた
此処に私は住んでいる
だからこんな ....
大気中の酸素濃度が高いと生きてはいけないように
世の中が綺麗過ぎると、人はきっと生きてはゆけなくて。
少しだけ汚れている方が 生きてゆけるんだ。

透き通った水のようには なれないんだ。
好きなものを好きと声を大に
欲しいと喚きながら手から奪って
泣きながら抱き締めて首を横に振る

それだけで あたしのもの。


戻れるのなら
どうか

醜くても 無様でも

 ....
誰か知らないけど
ホームから電車に突っ込んだ
鈍い音を立てても
微かに電車は動いていた

小さな四人分ぐらいの椅子に座り
誰かの生き様を見て
彼の輝ける瞬間を見れた気がした

隣の人 ....
君と僕とを繋ぐのは
見えない手錠の様なもの
かなり前から付けていた様で
もう、付けている事すら忘れていた

最近気づいたんだ
少し右腕が軽くなっていることに
歩く度に右手が自由なことを
 ....
おいらは死にたい
死にたいよ

ネクタイで首を
吊ろうと思ったが
何故かおいらはクールビス

 死にたい
 死にたい
 死にたいよ

飛び込む電車に
サラリーマン
サラ金地獄 ....
濁った瞳孔の中で赤い金魚を飼っていた君
祭りの時出店の親爺に貰ったらしい
餌の代わりに角膜を貪る赤い金魚
くすぐったいと君が笑った
頭中に鳴り響くコンパッショーネにオモイ馳せる。

ゆらゆらと蠢く音流に瞼を閉じる。

ユニゾンのベースが弾き出され、心は静かに足踏みを始める。


***


ウチ ....
不必要ならそう云って
 大人しく身を引くわ
  不必要ならそう云って
   大人しく家路につくわ
    不必要ならそう云って
     貴方といた証全て消すから
      不必要ならそ ....
死にたい って
呟いてから
やりたいこと
思い浮かんじゃった

死のうかな って
剃刀持ってから
やりたいこと
思い浮かんじゃった

死んじゃえ って
手首に当ててから
やりた ....
白いカーテンだけが意味もなく揺れていた
感情も
体も
もう僕を動かす事は出来ない

胃がグルグル回った
僕はただ洗濯機を想像した

汚れを洗い流している
だけど僕は
汚れを擦り付け ....
隣で笑っている彼女が僕の空間から消えていった。

そこには笑うノッペラボウがいる



彼女の存在を僕は消してしまった。

僕の君はもう消えてしまった
春の日差しに罪悪感を感じて
あの人の傍を離れたのは三年前

春の風に孤独感を重ね合わせて
ひとりぼっちになったのは二年前

春の花に空虚感を見出して
飛び降りたのは一年前

春は暖か ....
抱きしめてみたら

雨の匂いがした


何の苦労もなしに君に移り香を残せる


そんな雨にちょっと嫉妬したなんて



言える訳もなく
4次元目:時間    を操れない僕と
5次元目:エネルギー  さえ操る幽霊(女)

中に入れたり入れなかったり
中に入れられたり入れられなかったり は
そもそもできません

 ....
眠ることは死に近い、君よ
僕の腕の中、泣き腫らした目をして、しゃくりあげる赤子
蒸し暑い夜のありふれた、それでいて、不吉なくらい真摯で痛々しい、寝ぐずり
君は運命にあらがうように手足を突っ張り地 ....
鉄塔に雨が降る

手馴れた笑顔で許して終わらせ
ひそかに持ち帰る湿ったフィルター

高圧線に変電設備 乾いて固まる絶縁体
継ぎ目で疼く火花とノイズ 青白い

鉄塔に雨が降る 何度でも雨 ....
暗く輝く舗道に
群れるひとの息
灼熱から遠ざかるからだに
ひっぱられ
脇道にそれて
ひんやりする暗がりに
肩を入れる
夜に流れる
うすい闇は
底なしだ
ぼくは冷たい空気のなかを
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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