すべてのおすすめ
すべてにけりをつけて
ゆっくり回りだす世界に
打寄せる思い出
消えるわけじゃない
最後にゆっくり
涙をこらえて踊る
涙色の照明に照らされ
「またね」
言葉に隠された
「さようなら」
 ....
『海の中で時計は止まる』

そっと手をつなぎながら
僕ら海に泳ごう
ひと足とびに歌を口ずさんで
思い出の波にゆらぎながら
毎日君に話せなかった言葉を話そう


『羊が手を振る』

 ....
『うれし雨』

この雨は泣いてる雨なんかじゃない
きっとうれし雨なんだ
そうじゃなきゃいけないんだ


『何でも無い一日』

ただひざを抱えて
外を眺めていた
少し肌寒いのは
 ....
小さな雪が消えた
春にはまだ少し遠い
小さな六畳間で布団に包まりながら
暖かだった昔を思い出している
子供の頃に感じたより
少し力の弱い空腹の中で
ただ眠れない意識が研がれていく
夢を追 ....
口ぐせになっている
おとなも
こどもでさえも
何かと言えば口にする

死ぬほど頑張ったのか
どれだけ努力したと言うのか

口にすればするだけ
逃げていってしまうものがある

それ ....
僕に言葉は必要か
僕は詩人と言う訳ではないから
必然僕の言葉は他人に向けられたものである
そうは言うものの
もちろん誰ともがな一人語りも
もちろん有るのだが
大体の言葉たちは現在付き合って ....
九月なのに炎天下で
九月なのに濃紺のスーツは汗まみれで
九月なのに就職活動中の女子大生たちによる真昼の行軍が
九月とは無関係に地下鉄の出口から延々と続いている

彼女たちはそれが決まりごとで ....
赤い砂が
点々と道にこぼれていて
導かれるようにそれを辿ると
その先には

ガラスの破片

蝿の群れ

潰れたカラス

目を見開いて直立不動で
何かを大声で叫ぶ
死にかけの女 ....
階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
あなたはプリンを買ってきた。
一番小さなコンビニ袋をひょいと持ち上げる。
困ったみたいに笑う。
かわいい奴め、とわたしは思う。

「信号の赤がさ、怖くてさ」


誰かも言ってた ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
幼い頃お父さんは万能だった
何でもしてくれて
出来ない事なんて
何にもないと思ってた
そんな私一人の思いこみを忘れた頃
それと私は向き合った

朝起きたら動かなくなっていた鳥を
季節は ....
 

あなたが知っているのは遠くの記憶と貶めかたであり、
それらをもってしての言動にはいつも薔薇のような棘がつきもの
いくつも刺さってしまえば、存外痛くないことに気が付いた。
(小指をぶつけ ....
滲んで溶けて 輪郭からはみ出した信号機の青

赤を促す



だった筈の際は
もうどこにもなく
四肢を折られた傘が転がっている


刹那 が
辞書の中で絞め殺されていく ....
17歳

死ねたら
きっと、綺麗な死に方だと思う
儚く、脆く、意味もなく
きっと、素敵な死に方だと思う

未来を悲しまれ
可能性を悲しまれ


17歳

死ねたら
きっと、 ....
あ いして います
い つか 逢える日を信じて
う やむや な こころ に
え いえん を こじつけて
お それは 捨てて。

か なしい時 も
き びしい時も
く いは残らないように ....
夏の終わり

りんりんと鳴く虫の音の響く夜の淵

なまあたたかいぬめり気が
頬をなでる



セックスを終えてアパートを出た後の
このにおい

夏のにおい、のような
記憶のか ....
「で、なんなの?」
「え、何が?」
「何が?じゃなくて、どうしたいの?」
「んー、どうしたいんだろうね。」
「はぁ?意味わかんない。」
「うん、俺自身意味わかんない。」
「頭お ....
この頃酷く舌が重いのです

昨日食べた刺身のせいだ

なまぐさいあれがいけなかった

バイパスを走りながら理由を探す

朝ついたつまらぬ嘘のせいだ

私は透明人間と歩いています
 ....
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって

さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
あるひとが言った

  世の中の戦争は
  おとこが起こしたもの
  おんなには罪の無いはなし

そして
ほかのあるひとが言った

  そんなおとこを産み
  育てたのは
  わ ....
ルラララと歌う君のその声に
少し混ざった泣き声は
線香花火と記憶の残り香
突然の夕立に君の髪が透けるから
僕は君が消えないように
抱きしめる事しか出来なかったんだ
明日世界が終わるならば
君と鴨川へ行こう

明日世界が終わるならば
君と更紗へ行こう

明日世界が終わるならば
君と美術館へ行こう

明日世界が終わるならば
君と ....
全てを投げ出したくなるときがある
何もかもを捨てたくなるときがある

そんなとき
ふっと考えてしまうことがある



死にたい



いつかは死ねる



それが希望
 ....
パーソン/似てる/あの人/あの日と/僕らの呼んでる/鳴き方 笑う/いつ/みてる 昨日/ありがとう 夢に出る/あの日あの人と見たラストシーンの内容について/魚になる/戦争はよくないな 言ってただけ 抱い .... こんどは

そらだけを

みつめて

いきられる

ものに

なりたい
 
 
 
愛して ほしい
 
信じて ほしい
 
求めて ほしい
 
笑って ほしい
 
泣いて ほしい
 
感じて ほしい
 
怒って ほしい
 
言って ほしい ....


わたしの住む町にはトンネルがある
トンネルはぽっかり口を開いて
雨の日にも晴れの日にもただ
怠惰そうに横たわっている

トンネルってなんだか産道みたいだ
トンネルを通り抜けるとい ....
 
 
31

世界が坂道と衝突する
アゲハチョウの羽が
誰かの空砲になって響く

内海に
大量のデッキブラシが
投棄された夏

遠近法のすべてを燃やして
子等は走る

 ....
朽木 裕さんの自由詩おすすめリスト(318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラストダンス- プル式自由詩10*07-10-16
宵闇気取りでコンニチハ- プル式自由詩12*07-10-5
銀月と糸電話- プル式自由詩11*07-9-30
振り子時計と雪の記憶- プル式自由詩3*07-9-27
- 恋月 ぴ ...自由詩24+*07-9-25
奇跡的な軌跡とぶどうの香り- プル式自由詩7*07-9-24
九月なのに- 大覚アキ ...自由詩207-9-21
妄葬- 大覚アキ ...自由詩107-9-20
そろもん(旧校舎の話)- みつべえ自由詩807-9-7
夢で。- 三条自由詩207-9-7
赤いうわばきとたいくかん- 吉田ぐん ...自由詩2507-9-7
初めての死- 明楽自由詩207-9-7
不器用のむこうがわ。- 哀詩自由詩4*07-9-7
あ、- 自由詩2*07-9-6
それは素敵なことだと思うけど- 完食自由詩507-9-5
50に届かない約束。- 哀詩自由詩6*07-9-1
うなり- わら自由詩26*07-8-31
その口をキスで塞がないでいる- 虹村 凌自由詩4*07-8-27
消化する過程- ミゼット自由詩3*07-8-19
肺をみたす(水葬)- アオゾラ ...自由詩2507-8-17
今日この日に- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-8-9
明日色の月- プル式自由詩3*07-8-6
蝸牛が笑っている- プル式自由詩4*07-8-6
■■■__明日世界が終わるならば__■■■- じゃんじ ...自由詩107-7-28
I_want_to_die,_but_want_to_ali ...- Lily of the ...自由詩6*07-7-28
スロウ・グッドバイ- 自由詩107-7-27
こんど- 松本 涼自由詩807-7-27
生きているから- 青井 茜自由詩3+*07-7-27
トンネル/天国/書店- 吉田ぐん ...自由詩2107-7-27
「その海から」(31〜40)- たもつ自由詩1107-7-27

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