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明けてゆく
夜の濁りが沈んで
上澄みみたいな
透明な青に
鳥のかたちの
見慣れぬ生き物が
一羽
滑空して
かき消すように
蒸発する
黒い河のほとりで
まつ毛の先
震わせながら
 ....
おれは
生中10杯飲んでも
吐かない

おれは
流行の短パンなんか
穿かない

おれは
床にこぼれた砂を
掃かない

おれは
ビーチサンダルを
履かない

おれは
か ....
きいてきいて UFOに乗ったんだよ
嘘をつくな嘘を
ほんとだって 目が覚めたら知らない場所で
宇宙人に連れ去られたってのか
そうだったみたい
ああそう そりゃよかったな
ぶじ帰ってこれたし ....
IN MY LIFE

お元気ですか

ときめいた季節は過ぎて
あの
真っ青な空があったことすら
忘れてしまうほど
ずいぶんと
私等は
目の前のことにのみ囚われすぎですね

い ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
生活をここから始めます
一つ約束事

頑張ります
きっと泣きます
くじけます

いつか
隣に誰かいます

知らない街へも
恐れず往きますね

広げて広げて
たくさん愛して
 ....
環形動物の好む
クチナシの花が咲いて
夏が来る

ふくらんだ
白い腹の上で
笑いながら
木イチゴの実を摘んだ
開かれた朝
口を閉じていたイモリ
小さな水たまりの底に
きらりと ....
当てが外れた日曜日

キミという人物に


わたしは

また放浪の旅人だ


明日は

海の日だそう


ヒグラシが鳴かないことに

誰もまだ気づかない


た ....
転ばぬ先の杖



そうは言うけれど



杖があろうがなかろうが
転ぶときは
派手に
転ぶもんだ

逆に
杖を頼りにしている分
杖が折れて
転んだときは
相当痛く
 ....
 
   砕けた石英の剃刀を
   突然の風が巻き上げて
   私の頬をかすめる

誰に届くわけでもないから
名前まじりのため息は
手のひらで温かい

   癖毛のように渦巻く黒雲か ....
今夜またネットにつないでも
私の独白を
だれも聞くことはできない

禁止され、去勢された独白

「コミュニティ」の内側で
旧友同士のようにふるまいながら
もうだれも 独白することはでき ....
そうなるはずもなく
僕の中から奪われた物の形
そうなるはずもなく
僕の中から溢れ出す物の轍
苦しそうに鳴き続ける犬コロに
自分を重ねてみてはニヤつく

時は重なり想いが沈んでいて
暗い ....
青いきらきらした羽毛の
美しい鳥が
朝焼けの中を飛んでいた

光はまだ世界に行き渡っていなくて
冷えた雲が灰色に固まったままオレンジに照らされ
荘厳に渦巻いている空

地上では
カラ ....
あなたは私の胎から出て
次にはベビーベッドから
そして部屋から出た
いずれ
家から
町から
島から
国から
そしてついには世から出るとき
私はどこで
あなたを迎えるんだろう
忙しくても退屈で
挫折したくても
笑われるのが悔しいから
痩せ細ってみようかと思う

料理番組でも見て勉強したい
三食のメニュー
片手間には難しい
おざなりなおざり

窓から雨
 ....
止まった車の中で君は静かに煙草に火をつけるので
ああこれでもう終わりかなと思いました。
フロントガラスから見る外は薄暗くて少し寒そうでした。
あなたの吐いた煙草の煙は狭い車内に充満して
私の好 ....
助手席の内側に
さよならって
指で かく

いつか
内側が曇るほど
ひどく雨が降った日に

思い出してくれたら
いいけど

それとも
あなたの大事な人が
みつけて
少し遠い ....
少しだけ遠い国のお話に
泣いた女という話が有りまして
それはどんな話しかと言いますと
詳しくは知らないのですが
タイトルが気になったので
そのうち読むかもしれませんが
きっと明るい話ではな ....
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
引き出しの奥から出てきた
古ぼけたトランシーバー
適当なチューニングのまま
大和川、南側の土手を
ノイズと一緒に
大阪湾へ向かって自転車を走らせる

いくつもの道を横切って
いくつもの ....
夜行性なのか
夜になると元気になる婆が
大声で機嫌よくも
喚く濁声
お盆を過ぎたころ
わたし
静かになった田舎に帰省します
電気も水道も
惜しみなく使われて
堪え性もなく
計画性も ....
ランランララランランランララランランララララランララララララランランランララランララララララランランララララランララララランランランランランララララララランララララララランランララララララララララララ .... 布団の中から君の目が光る。
少し視線が怖いので
どうしたのとさりげなく聞く。

うちはもっと自信を持ちたいねん
と君が言うので
十分に素敵じゃないかといったら
そんなんちゃう と言う。
 ....
水槽の
底でひかっている石を
無断で拾いあげてみる
だれか、子どもの
たからものみたいなひかりかた

今朝見た
ふたつの夢の話をする
いつまでたっても終わらない
ゆるいカーブを描く用 ....
君のふっくらした胸を
見つめてばかりいる僕を

咎めない
薔薇の棘からまるままにまかせる
ほそい手すりのように

僕は右手でぎこちない
手で君の胸を
見つめてばかりいる

青い草 ....
眠くて山が降りて来ている

夕立の気配匂いがする

セミの鳴く声

寂しい方へ

通せない

トンボ

 


こいし こいしや 月夜の晩に
うらみ うらみの 月夜の晩に

お膝に抱かれた やさしい夢に
お膝に眠った いつかの 夢に

ほうら ほらほら 還りの朝が
ほうら ほらほら  ....
いつまでもそばに置けない
縫いぐるみは
いつか別れなければ
ならないから
わたしの見ていない場所で
燃してください

お願い
捨てないで
燃してください

お別れは
跡形もなく
たえまなく てりそそぐ たいようが
ふいに しんこきゅう したときのような
きづき
あじさいの あわい いろの
むらさきの ときのなかでいきつづける ゆめ

ひかり はなつ てのひら
く ....
雨の街は花園

ダリア・ヒマワリ・バラ

小菊・紫陽花・朝顔

花たちは楽器でもある

雨の細い指がそれを{ルビ弾=はじ}くと
水在らあらあさんの未詩・独白おすすめリスト(261)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜明けの青- 大覚アキ ...未詩・独白406-7-25
はかない夏- 大覚アキ ...未詩・独白306-7-25
ウフォ- 若原光彦未詩・独白206-7-23
いんまいらいふ- 蒼木りん未詩・独白306-7-23
何を迷ってるの?- プル式未詩・独白7*06-7-21
ブドウの蔓のように続いていく- 藤原有絵未詩・独白6*06-7-20
夾竹桃- あおば未詩・独白7*06-7-17
火曜日はずっと眠る- 蒼木りん未詩・独白206-7-17
そうは言うけれど- FUBAR未詩・独白2*06-7-14
無題(海岸で波は私に届かない)- たりぽん ...未詩・独白8*06-7-12
細い線の上で- nt未詩・独白4*06-7-12
Fm(エフマイナー)- maumi未詩・独白1*06-7-8
ニュクス\ヒュプノス\タナトス- マッドビ ...未詩・独白406-7-7
あなたは私の胎から出て- 下門鮎子未詩・独白2*06-7-7
ほっといてかまって- 蒼木りん未詩・独白306-7-7
高台の森には青い鳥が住むのか。- プル式未詩・独白4*06-7-6
Rainy- umineko未詩・独白7*06-7-6
よろしければ。- プル式未詩・独白6*06-7-6
なんでもないよ- 蒼木りん未詩・独白606-7-5
自転車・トランシーバー、大和川- たりぽん ...未詩・独白9*06-7-4
- 蒼木りん未詩・独白406-7-1
- mine未詩・独白206-6-29
財布と気持ちは軽くなる。- プル式未詩・独白3*06-6-28
レモネード色の- キキ未詩・独白606-6-28
白い脚- 曠野未詩・独白106-6-28
遠夏- 曠野未詩・独白206-6-28
なごりうた- 砂木未詩・独白7*06-6-28
火葬- 蒼木りん未詩・独白606-6-25
はじまり- mina未詩・独白406-6-23
- 曠野未詩・独白406-6-23

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