さわれそうなほどの青、空
心音の近くで
水の流れる音がしている

少し、痛い


大気圏の底辺で沸騰している僕ら
水を注いでみると、遮断機が下りて
通過していく何かがある
夕暮れに ....
朝 目を覚ますこと。 明るい陽が僕の顔刺した。痛いと悲鳴を上げる瞳
   の
   見える窓は僕と他人を繋げてる唯一のモノ
      か
      らは、楽しそうに遊ぶ子どもが見えます
            ....
虚無をまとって闇を隠せば
それは限りなく深い透明のように見える

あなたは
自分を見せることなく
優しさを浮かべた瞳で見つめる

僕は
その優しさの結晶に自分を映す
一つの優しさ ....
茶色がとてもきれいな
マンションだった
フローリングも
壁も
キッチンも
なにもかも

わたしのマンション
自分で見つけて
自分でなにもかも整えた
わたしの居場所
わたしだけ ....
 

   鐘が鳴る
   各関節が反応する
   生きるのだ
   木の芽
   下草は
   萌える準備を始めている
   坂は長い
   峠だ
   いつも峠の天辺にいる
 ....
病院の長い待合い廊下に坐って
考えている
私の気はたしかなのかと
時々 呼び出しに応じて
いくつかの個室のどれかへと
人が 入ってゆく
そしてやがてまた出てくる
入ったまま
出てこない ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
子供を抱いて病院を後にする。
今日は風が強く寒い一日だった。
子供の体が冷えないように
ぎゅっと抱っこしてあげて車まで小走りに行く。

車にて子供が「二人っきりの、きりってなあに? ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
ガラス瓶に入ったら
出られなくなった
壁は透明で
外のようすはよく 見えた


きれいなものが見えて
手に入れたいと思った
愛しいかたちがあって
触れてみたいと思った

透明な壁 ....
黒頭巾ちゃんは、普段は緑の頭巾を被って生活しています。薔薇の花が大好きで、毎日お庭に出て、薔薇の手入れをしています。
「緑頭巾さん、おはようございます」
隣のおうちのお庭で、草むしりをしていたらし ....
赤頭巾ちゃんはかわいい女の子です。だから黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんが大好きです。
赤頭巾ちゃんが作るブルーベリーのお酒や、カシスで作った甘酸っぱいタルトを食べながら、黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんと楽し ....
その後は末永く
ぬくぬくと暮らしましたとさ
で寓話は
おしまいです
きっと
ぬくぬくと太って
ぬくぬくと死んだのでしょう

巨大な筆でした
ある男が一生涯をかけた筆でした
これ ....
毎日まいにち
腕を鍛えあげることが大切だって
教わった
常に鍛錬を絶やさず
たくましい腕を持つことができたら
不自由なく生きていけるそうだ
学校は毎日まいにち
腕を鍛える授業ばかりで ....
ある時
うさぎは
森の中を
大声で叫びながら
走っていた

「たいへんだ
 たいへんだ
 ぼくはおおきなゆううつに
 おしつぶされて
 しにそうだ」

動物たちには
「ゆうう ....
明日のために その1

 一人でいると
 寂しくて気が狂いそう

 二人でいると
 思わず相手を殺してしまいそう

 三人でいると
 口が滑ってほんとうのことを言いそうになるんだ
 ....
いま
この瞬間
どこかのだれかが
すべてを終わりにするためのスイッチに
その指をかけているとしても

この世界が素晴らしいことに変わりはない

雨上がり
鮮やかな緑の葉
蜘蛛の巣に ....
帰る家がない ほんとうに帰る家がない
廊下しかない 部屋がない 電気が点かない
真っ暗な廊下しかない 歩いていても帰れない
帰る家ではない
動物が居る 百万匹居る
五月蝿くて仕方ない
 ....
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ

恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ

国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
うさぎは
「じぶんが
あいされていない」と
かんがえたので
みずうみに
みを
ひたしました

つぎのひ
ぽっかりとうかんだ
うさぎのからだをみた
どうぶつたちは
このようにしゃ ....
ある日 ふと手首を切る女の子を思いついた
切った手首から溢れる血で白い壁に絵を描く女の子
その娘に対してのなんの肯定も否定も投げかけずに
ただ無言でその姿を使い捨てカメラで撮影する男の子

 ....
             目を閉じれば暗闇
             その中にも色は
             ぽつり、ぽつりと
             置かれている
      ....
何処か行こうとして
結果自宅へと戻って
安心している人間に
戻ることができない

何かを語ろうとして
言葉が詰まる経験を
繰返している友人を
語ることができない

何時か思い出そう ....
                    146時 @ハト通信

おおきくてふとい
うでが
ぼくをずっとみはっていて
なにかあるたび
ばかすか
ぼくをなぐる
ちがだらだらながれる
 ....
 彼は助けを求める声さえうまく出せなかった。


 雨の中、傘を差して立っていた。
 温かみのある灰色の海が暗闇に変わるまでそこに立っていた。
 服の色は変わって ....
この手を離れた風船が/何処かで破裂するのを/僕は/見ない/  / //。



悲劇が必要だ/みんな悲しい想いができるように/甘えてる/なんて意味の無い言葉が零れないように/  / //。 ....
せっかく日本語が打てるようになったので、更新したい。
いや、まだアメリカだけど。あと4日よ?待ち遠しいねぇ。

東洋医学と言うのは、西洋医学と大きく違う。
何が違うかと言えば、大体こんな感じ。 ....
いまここに 書きかけの手紙があります
あと一言書き足せば
それは郵便やさんが届ける必要もなく
わたせることでしょう

「死ぬ」なんてことを
簡単に口にしちゃぁ いけない

こうやって命 ....
思い浮かべるだけでは
生活がままならなくなるのは
想像力には限界があるから
部屋にこもって膨らます想像力には
六畳一間を越える力は無い
この部屋にある宝物の価値さえもう知ってしまっているし
 ....
健さんのおすすめリスト(1275)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浮上未遂- 霜天自由詩1005-3-27
最悪の習慣- 吉岡孝次自由詩305-3-23
陽採り- 完食自由詩11*05-3-18
水晶の人- ベンジャ ...自由詩1005-3-15
茶色- アンテ自由詩205-3-13
淋しい東京- 天野茂典未詩・独白605-3-6
外_来- 塔野夏子自由詩11*05-3-5
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩127*05-2-27
抱き合う- 瓜田タカ ...散文(批評 ...14*05-2-24
なにか- アンテ自由詩20*05-2-12
寄生虫- アルビノ自由詩505-2-10
黒頭巾ちゃんは白頭巾さんが苦手- チアーヌ散文(批評 ...805-2-9
黒頭巾ちゃんと赤頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...705-2-8
未来- アンテ自由詩305-2-6
- アンテ自由詩12*05-2-4
言うだけならタダ- 煙と工場自由詩705-1-24
ヘルター・スケルター- 大覚アキ ...自由詩405-1-23
素晴らしい世界- 大覚アキ ...自由詩9*05-1-22
帰る家がない- 第2の地 ...自由詩605-1-20
賢者は多くを語らないと想像していたい- 煙と工場自由詩1305-1-19
さようならの一つくらい言えるようにはなっていたい- 煙と工場自由詩1305-1-17
love- リヅ自由詩11*05-1-16
瞼の中のこと- アルビノ自由詩605-1-7
いつもなにかが間違っている- 煙と工場自由詩304-12-29
ばかすか- アンテ未詩・独白504-12-28
ハンカチ一枚- カンチェ ...自由詩4*04-12-23
////////////。- リヅ自由詩8*04-12-23
漏れが美少年だった時(対アトピー戦記)- 虹村 凌散文(批評 ...8*04-12-18
書きかけの手紙- ベンジャ ...自由詩4*04-12-15
庭を花で埋め尽くすことについて- 小太郎自由詩104-12-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43