姉とハンバーグを作る
この広い大草原の中で
寂しさを潰そうと捏ねて変形させようと
焼いて楽しくしてやろうと

玉葱を切って遥か経つが
姉の涙は止まらない
それはこの世で唯一の水

私 ....
うしろに
おくってしまうのは
いやで

それでも
かついだままだと
つぶれてしまう

そこに おいて
じっと みていると
つらすぎて

だからといって
しまいこむと
いらい ....
西の空に太陽が
その実を預けようと傾く頃
少女が一人
視線を ちに向け彷徨う
三歩四歩
前へ進むと 振り返りもせず
二歩三歩後ろへと下がる
どこへ 行くとも無しに
その姿はまるで 繋が ....
二階から、
木漏れ日が差し込む無人のロビーを眺める。
これがぼくの仕事なのだと言い聞かせながら。
それから退屈が巻き起こす余計なものに
飲み込まれる。書類にじっと目を通す。
窓の外からまぎれ ....
意思の無いものが襲い掛かってくる
それを構築しているのは弱さ
しかし創造し創っているのは
薄っぺらい本を百科事典に変えようとしている家畜
どっちも悪気無く俺を傷つけていく

背後 ....
ひとりの頃は辛かった。
仕事を終えた夜は、
いつも罪の意識にさいなまれ、
眠れず、
飲めぬ大酒を喰らい、
やっと落ちた夢の中でも、
責められた。

ある ....


親しい輪というものに対する
石ころを眺めるように眺めていた
たまには色を塗ってみたり
だが僕はバイトをやめようとしていた

バイトは心地よい坂のようなもので
そしてその旨を塾長に ....
ただ ゆるりゆるりと流れる中で
時計の針しか停められなかった僕の手が
次に停めたのは
貴方の積み木を積む事と
紙飛行機を飛ばす事でした

僕の部屋は床が見えないくらいにそれらがありますが
 ....
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ....
小鳥はもう飛ばないんだ もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下 海へ向かってる

肺が放出 ....
実感
いつまで経ってもこの指には絡まない
終わる素振りを見せない工事現場が
点滅する、光を放って街の一部になる
もう、戻れないところまで来ているらしい
この指には何も、絡まないけれど

 ....
さようなら

名前も知らない人

さようなら

話した事もない人

さようなら


私は卒業します

とくに何からというわけでは

無いけれど

そういう季節だから
 ....
たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
  悪魔

人間をはるかに超越した力を持っているが
この悪魔ってやつにも色々と制約があって
たとえば人間の部屋に現れたときに
入った場所からじゃないと出て行けない
なんていうのもそのひとつ ....
この文章の本当のタイトルは、「ツリー型投稿詩掲示板サイトで、現代詩フォーラムのような場の評価の仕方をするとどうなるか」なのだけれども、あまりにも長いので、変えてしまった。
この文章は、ある意味で直近 ....
答えればいい

君は君を壊せば世界と自分がおさらばだとか
思っているかもしれないが
世界は君を含めてるから
君が目をひらいてるから世界は

ふたつは寸分違わずおなじもので重なっているわけ ....
とにかくちょっと出かけるだけだというのに、
わけわからんくらい鞄が重い。
これはどうもうちの家系というのか何というのか、
私の実家では母以外、父も妹も弟も私もみんな揃って、
何かというと必要以 ....
今日という日が重いのは
明日が軽くそれは人差し指に引っ掛けられるほどだから

今日という日が重いので
僕は日向にしゃがんでそこに唾を吐く
少しでも削れればいい

冷たい空気の中でも
太 ....
メロンパンナは今、名古屋に出張に出かけていないんだ。
ジャムおじさんがそう言うので仕方なくアンパンマンに水をかけ、力が出ない状態にしてモフモフ食べた。

///

ジャムは世界を救う。
街 ....
【一つ】

あんた動物愛護団体の人の様だね
一度自分の首を絞めてご覧よ
そこにいるのも動物さ
きっと一番どうしようもない生き物だよ

【二つ】

自転の軸を引っこ抜いたら ....
わっしょいわっしょい
今宵は祀り、お祀りだ
田舎のじっちゃんが死んだ日だ
知らないばあさんが死んだ日だ
嗚呼やんや、やんや
今宵は祀り、お祀りだ
朝まで呑めや、謡えや、お祀りだ ....
音になるまえの おと
歌になるまえの うた
暗く静かな時空の中に
君の居場所は
きっとあった

生まれたばかりの かぜ
一番最初の なみ
弾かれるための弦のように
始まりの場所は
 ....
無からすべてが始まったというのは真っ赤な嘘で
始まりなんてそもそもなかったのだろう
すべては元々そこにあったに違いない
ただそれではあまりにもだらしがなく
物語の語り手としては都合が悪いので
 ....
1)すごくくだらない文章を大量に連続投稿してみる。
2)1を実現するためには、24時間以内に多くの詩にポイントを投げなければならないので
  詩を読まずに片っ端からポイントを投げてみる。
3)1 ....
朝-
電車に乗るときの
皆のあの私座りたい俺も座りたいというオーラがいやで
先に乗り込んでも窓際とかに立ってしまう
ヨーイドンとか言ってないのに競争しだすのがいやだ
ルールが明文化されて誰か ....
 その頃、私は建築請負の会社の現場代理人として働いていた。
 朝の六時半に目覚まし時計を合わせ、車で出勤する。途中、牛丼屋チェーンで納豆の朝食をとり、タバコに火をつける。ヘルメットを被り現場に入ると ....
カードを出すと敵が倒れる
カードを出すと私が笑う
私は悪魔の顔をしている
私の中には誰もいない
私の後ろに誰かがいる
後ろを振り向く事が出来ない
恐怖のあまり
背中が硬直している
辺り ....
手をかざした
手の向こうに天井
天井の向こうに
星空を思い描いた

天井と壁があるだけの部屋
例えるなら
僕の部屋は小さなテント
そう思えば ほら
何もない部屋だけど
少しはわ ....
陽射し
薄く引いたカーテンの隙間に漏らしてしまう
黄昏かけた感覚のようなもの
軽く息継ぎをするだけで
空に届きそうになってしまう

力の限り今日を生きると
力の限り力が抜けてしまう
日 ....


好きと嫌いが
ギアの上で揺れていました
わたしはちょっと迷いましたが
結局どちらとも決められないまま
右手で好きも嫌いも
すっかり覆い隠して
細心の注意を払い
 ....
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