すべてのおすすめ
「手をつなぐ」だけじゃホントはもの足りず 「抱きしめたい」と訳してみたの
(I WANT TO HOLD YOUR HAND 抱きしめたい)

「愛こそはすべて」だったらいいのにな 世界はこうも ....
I miss you 呟いてみる午後三時アールグレイに満たされてゆく


木苺のタルトをさくりとかじるときグレーテルの声が聴こえた


空白の手帳に記す明日もなくガトーショコラはほ ....
夫婦喧嘩仲裁は娘が引受けて
吹き出すはめとなる雛の前

初出勤明日に控へて幼児期の
日記を見せて娘と語り継ぐ

大雨のあとの賀茂川に流れ込む
廃液は濃き染め物の色

気まぐれ ....
光合成が不得意の僕らにまた夏の陽が降り注ぐだろう


屋上のベンチに座り互いの塩分濃度を確かめ合った


生き物の忘れていった生ものが機体の上で腐りかけてる


メデューサが美容院に ....
{引用=月日に添へて時の花咲き
前の花のいといみじふ美しき
おぼろなりて花の匂ひを忘る
あやめの花もまた同じなり

時の移ろひとはかくのごとくと
定めを知るなり}

花あやめ消えゆく色 ....
ぬばたまの髪をほどいて君の手に瞳あずけてビトウィーン・ザ・シーツ


うつせみの命のかぎりを惜しむべく両の乳房を愛されている


ひさかたの月夜を飽かず眺めてるブランケットにふたり ....
ストーブの上に煮つまる匂いして
今宵は独り本に寄りゐる

支えゐる心重しと思ふ午後
陽ざしがいつか雪となりゐし

いやされし言葉を胸にあたためて
ショールに頬を埋めて帰る

 ....
驟雨きて あわてて上る物干に
後より夫も手助けにくる

クレーンにて運び込まれし銀杏の木
菰に巻かれて道に横たふ

北山は時雨るるらしく雲たれて
行く手に燕低く飛び交う
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
散歩より帰りし犬の足を拭く
吾が顔のぞき されるがままに

くちなしの{ルビ香=かおり}ただよう くりやべに
千日紅の赤が寄り添う
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
無花果が口あけ雨を受く姿勢
姑独り居の狭庭の隅に

家の建つ工事現場の土もらい
それぞれの鉢に土満たしてゆく

人よりもおくれて登る鞍馬寺
熊に注意と立札のあり

足弱き友に ....
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
バス降りて 草むら行けば足もとに
稲穂ゆるがし イナゴ飛び立つ

秋雨のやうやく上りし宵の月
ジャンケンをして大人賑やか

耳もとに娘がつぶやきぬ生え際の
薄くなりしと夫のことをば
 ....
長所はね 床上手だと言い続け
何度目になる 童貞の夏
花選び散散迷いて りんどうと
決めて俄かに秋をさみしむ

帰り来し子にぞ言はれて屋上に
上りて見れば満月清し

木犀の匂へる塀に沿ひ行きて
訪ぬる家を過ぎしも知らず

野生美の紫 ....
受け付けの 色白美女に 会いたくて
毎日通う 脚のリハビリ




リハビリの
 マシンの声が 「がんばって」
    あげたいけれど あがらない足




リハビリ ....
冷房のつよきビルより出でてきて
鋪道の照りは肌にほどよし

寝袋を肩に出て行く子等のあと
逝く夏の風追いかけてゆく

留守宅の犬に餌やる三日目を
信頼しきる犬の目と合ふ

矢 ....
無言にて薔薇一枚を差出され
祈りの如きさまに受け取る

抱え持つ洗濯物の子のズボン
ポケットに鳴るは はだか銭らし

かきつばた あやめか しょうぶと論じつつ
床几に寄りて賑はふ ....
前髪の白きに毛染吹きつけて
女身愛しと笑われもする

蓑虫を二つぶらさげ鉢植の
さつきは強き夕立を受く

草の実を体に着けし犬と吾れは
川辺歩めり秋風の中

雑踏の中のマキシ ....
扁桃腺腫らして臥せる吾が側に
苺食みつつ子等は饒舌

もの煮ゆる音も親しき独り居の
夜は気ままに猫の相手す

鄙びたる里を吹く風 豌豆の
からめる蔓をゆさぶりて過ぐ

くせのある ....
眠れない
 夜をふみこえ
  たどりつく 
   朝という空
    風がそよいだ
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
子等の留守 語る事なく夫と居て
硝子戸たたく雪を見てゐる

入試終え帰りきし子は降る雪の
中にレコード買ふと出で行く

ミニを着て鏡の前に立ちみれば
膝にかくせぬ年と知らさる
 ....
透き通るガラスの惑い指でなぞり
    雨をみていた心おちいて


白い足走り去る朝つかのまの
    雨をみていた虹を待つまま


紫陽花の肌の静けさこぼれゆく
    雨をみてい ....
ニャニャニャニャニャ
  にゃにゃにゃにゃニャーニャ にゃにゃにゃにゃにゃ

にゃにゃにゃにゃ ニャニャニャ にゃにゃにゃ ニャニャニャニャ
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる

あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか





          {引用=一九九八年七月一七日}
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
鈴の森触れては消える降るうたは触れては消える触れては消える



夜に泣く左目を知る鏡の子まなざし手繰る火の指の先



忌みの日の化粧のように白き喉うねりざわめく小径を照 ....
ルナクさんの短歌おすすめリスト(715)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うたえカブト虫!〜Music_on_575(Part3)- AKINONA短歌207-7-14
おやつの時間- 落合朱美短歌1507-7-13
32P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-7-13
真夏の記念日- たもつ短歌1207-7-13
あやめ_★古語の宴_参加作品_★- ぽえむ君短歌6*07-7-13
ピロートーク- 落合朱美短歌1107-7-12
31P_「短歌2」より- むさこ短歌9*07-7-11
30P_「短歌2」より- むさこ短歌6*07-7-10
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
平成十九年七月六日_十八時八分- むさこ短歌9*07-7-8
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
28P_「短歌2」より- むさこ短歌6*07-7-2
白昼夢- Rin K短歌13*07-7-1
■共同作品■_絵日記- Rin K短歌16*07-6-30
27P_「短歌2」より- むさこ短歌11*07-6-29
童貞の夏- 北大路京 ...短歌4*07-6-29
26P_「短歌2」より- むさこ短歌8*07-6-28
リハビリ- 北大路京 ...短歌8*07-6-27
25P_「短歌2」より- むさこ短歌12*07-6-26
24P_「短歌2」より- むさこ短歌7*07-6-25
23P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-6-24
22P_「短歌2」より- むさこ短歌16*07-6-23
朝(あした)- アイバ  ...短歌507-6-23
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
21P_「短歌2」より- むさこ短歌10*07-6-22
雨をみていた- 石瀬琳々短歌17*07-6-22
ニャニャーニャ現象- 北大路京 ...短歌6+*07-6-21
- 渦巻二三 ...短歌507-6-21
一日を終えんとして- 生田 稔短歌6*07-6-20
鈴森と鏡子- 木立 悟短歌807-6-19

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