すべてのおすすめ
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手頃なる橙ひとつ


夕暮れの熱き雲よりつかみ取ってよ


 
ひいやりと冷たいメロン空に浮き
    悩ましい夜見つめるだけの


物思いシロップの海に漂うか
    救ってみたい桃のかんづめ


ごめんねとパイナップルの輪切りして
    白 ....
青空に舞い散る飛沫きらきらとプールに飛び込む少年の夏

呼んでいる遠い記憶の夏の声駆けて行きたいいつかの森へ

朝顔の花が咲いたよきれいだな笑顔も満開夏の絵日記

水平線の彼方に浮かぶ蜃気 ....
「リトマス紙がなにでどうなるか」のように忘れてしまいたい夏がある


まだ明日を信じていたからサヨナラを 告げた渚にゆらぐ太陽


ケンケンで駆けた砂浜しゃらと鳴る 乾いた粒子、ただ熱 ....
ビニ傘の心棒だけが側溝の蓋の隙間に刺してあります 眠れない 夜には君の その胸に
  耳を押し当て ただしがみつく


君が居ない メトロノームを 出してきて
  「65」にして ベッドにもぐる
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街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする
乱暴に呼び鈴鳴らすその指のリズムに乗ってやってくる夏



目薬のほうも緊張していると今知りました、テーブル越しに



交通事故ゼロの記録が途切れたから明日あたらしい香水を買う
 ....
重なって 1つの曲に なっていく
   僕の口笛 君の足音
自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの

最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない

何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ  ....
かくれたり
ゆっくりゆっくり
すすんだり
あなたになりたい
かたつむりさん



「きのうより
きょうはきれい?」
葉の上の
かたつむりに聴く
紫陽花のはな



泣き ....
じめじめと

こころ繕う駐車場


「会いたかった」は妙に乾いて
身動きを許してください水底は26時のネオンさえ青


息継ぎを忘れた彼女が電池式だったと知った火曜のメトロ


遺失物届けの欄に書くべきはリセットキーか押す指なのか


「き ....
ケータイで 読んだフレーズ 気にかかる
いくど探すも 何処に消えたの

その言葉 ピカリと光る 青銅の
雨粒の音 悲しみに暮れ

夢だったの 空ろな思い 宙に舞う
思い出せない 余韻が残 ....
 
利き腕を殺しあわずに手をつなぐ二人に喧嘩が絶えない理由



胸元に爪立て割れるピスタチオ 落ちてゆくのはとてもかんたん



でたらめな角度にさまよう手鏡で火があがる なぜ出逢 ....
木もれ陽のランチョンマット広げては
    鳥がついばむ野のピクニック


朝どりのトマトはさくり陽を浴びて
    ただ召し上がれめしあがれ今


ふかふかの森は日向の匂いする
  ....
まだ何も終わっていない強がれば僕らは夢に飢えてはいない



青白い五月朝方ふりつづくこころの雨と冷たい茶髪



ころがればもうどこまでもころがればじぶんが地球になるよた ....
ヘイ!般若、おまえのしかめっ面に落書きをしていたガキだった頃



浴室に溢れる涙どんだけの悲しい嘘を喰らったのだぃ?



今さっきあんたと会った夢の中?いやいや夢の中ぢ ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
 ....
うつせみの なくこの世あり ひびきすみ青やかになる み空の高さ












{引用=※ 現人(うつせみ)=?この世に現存する人間。生存している人間。
?この世。 ....
また恋は
錦市場を走り抜け

七味ソフトの あと味ピリリ
リセットと書かれたインターフォンを押す顔も知らない恋人の笑み



はじまってしまう毎朝第一話今日も繰り返しましょう昨日



着実に春は予感を追い越して気づけば葉桜ばかりの恋 ....
 さようなら  将来に死に装束を着せたすべての心臓たちよ



 他人から見れば大したこともなく第一話ばかり毎週流す



 分岐点で失敗→リセット…そういえばセーブした場所なんて ....
着ぐるみの中にはいます縮まったぼくの明日と遠ざかる日々


さくらさく通学路から第一話歩みはじめていたはずですが


水たまりにピンクの傘でラクガキを。あそびゴコロが大事なんです


 ....
 出発を告げる笛の音 闇を裂く 背中押されるままに乗り込む

 さようなら 吐息の窓に書いた文字 消えるころにはすべてが終わる

 逆向きの電車に乗れば初夏(はつなつ)の第一話まで帰れるはずだ ....
「第一話・名もない色」と書いてみた。二年と五日前の扉絵


漁火というたましいに導かれ浴衣のうさぎ逃がすわだつみ


王冠を貝に譲ったソーダ水だまりこんでた午後がいとしい


消 ....
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声




失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット




くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ....
重なった指、ブラインドから漏れた光、第一話、春、終わりの始まり、


さようならカシオのG−SHOCKカシオ以外のG−SHOCK君以外の僕


着席のベルは空襲警報みたい、みんな笑って ....
誰もいない公園のシーソーでかたんことん魄とあそんでる。


ジャングルジムの上飛び降りて着地して弾ける魄まぶしくて。


砂場に書いた第一話さらさらと風に撫 ....
春の風笛が鳴ったら合図です羽根を使ってダッシュしなさい

さようならちょーく・いす・つくえ・らくがき・あのひとのせき・あのひとのかげ

リセットボタンをガチャガチャ押しても散りゆく花片はもう戻 ....
ルナクさんの短歌おすすめリスト(715)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の橙(ダイダイ)- beebee短歌708-7-31
フルーツミックス- 石瀬琳々短歌11*08-7-24
少年の夏- 未有花短歌16*08-7-23
君のかげふみ- Rin.短歌25*08-7-19
梅雨明け- A-29短歌4*08-7-19
鼓動- ユメサキ ...短歌5*08-7-18
かくれんぼ- beebee短歌1108-7-13
シャイン- 石畑由紀 ...短歌608-7-11
帰り道- ユメサキ ...短歌1*08-7-10
血迷う人の- 西日 茜短歌8*08-7-3
曇り空- ユメサキ ...短歌1*08-6-16
後ろ手に隠した- 桜瀬ろろ短歌1*08-6-12
「トーキョーアクアリウム」- Rin.短歌22*08-6-10
キミの詩の- 西日 茜短歌5*08-5-31
蒼、いくつかの- 石畑由紀 ...短歌3*08-5-29
ピクニック- 石瀬琳々短歌7*08-5-29
青白い五月- 本木はじ ...短歌608-5-6
石を継ぐ者- 本木はじ ...短歌6+*08-4-10
思春季- 本木はじ ...短歌2208-4-5
秋空- こしごえ短歌7*08-4-2
平安ブルー_24- 北大路京 ...短歌4*08-3-30
【短歌祭参加作品】第一話たましいリセット水たまり新しい笛さよ ...- 本木はじ ...短歌1208-3-21
【短歌祭参加作品】メジャリカ・マジョルカ- ピッピ短歌1908-3-19
「短歌祭参加作品」__卒業あるばむ- アイバ  ...短歌408-3-19
【短歌祭参加作品】最終電車- 伊那 果短歌308-3-19
【短歌祭参加作品】__ラスト・フェリー- Rin.短歌1508-3-18
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう- 望月 ゆ ...短歌22*08-3-18
【短歌祭参加作品】肺病み- しろいろ短歌14*08-3-17
【短歌祭参加作品】「_黒水公園にて。_」- PULL.短歌5*08-3-17
【短歌祭参加作品】弥生、なごりは一瞬宝石の光るような- 唐草フウ短歌11*08-3-16

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