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木は風に揺られて危機と告げている台風前夜の窓辺のふたり


完璧な雨に降られて澱みゆく河を見ている仔猫とあなた


水田の水面に雲は流れゆき徐々に満ちゆく夏の青空


帰り道 ....
クリスマスを想う真夏の公園のジャングルジムに降るしゃぼん球


赤道の下が静かになってゆく 同じ時間の違う景色で


青くなっていくのだ カレンダーをめくる指が冷たいと感じる7月の朝
 ....
話してごらん積み上げたその悩み、5連鎖するよ、ほら、ば〜よえ〜ん


手をつなぐふたりの影よ 鍵をかけ忘れた夏に帽子は空へ


「雨の中キスをするより恥ずかしい。株式投資はじめるなんて」
 ....
100と0
それでも足せば100だけど
アタシ一人の 100はシンドイ



ヤメちゃおう
もうヤメちゃったと言ってみる
こんなときだけ 意志が強い
なぜ



肩掛けのカバ ....
美しく
溶けるあなたは
かき氷
夏のさなかの
熱き接吻(くちづけ)

雨が降る
その日に限って
嫌なこと
降って湧くのは
何故なのでしょう

サッカーも
恋も初めが
肝心 ....
真夜中にせんたくものを干すきみの着ている服も濡れている手も


立ち直りかけてるきみに悪いけど闇を失くしたきみは抜け殻


伸びる影のびないひかりの集う朝みえない牧師が祈りをサボる
 ....
花ならば君を待つのも安きこと
    ラベンダー蒼きこのうすにおい


この想い忘れてしまえマーガレット
    花びら散らし涙にくれる


ローズマリーやさしい罪は思わせぶり
   ....
 荒き野に
 異香放てるひとところ
 {ルビ頽=くづ}るるばかりの山百合なりき



 五月雨のホームに
 長く停車する
 灯は明々と空きの電車よ



 北海に
 まなこ鋭 ....
俺は決してヒーローじゃないから君を胃腸炎から救えやしない


「幻聴もあなたの音楽そうだよね。だから信じていいんじゃないかな」


「もうこれは切り離すしかないですね」競馬が趣味の医者 ....
「そっちへは行っちゃだめよ」ときみの声だけが録音されてるテープ





てのひらおもいきりひろげこれはゆび、これはつめだと思い出すまで


足音は、いつもみづから踏 ....
フライングベッドが再度あらわれて深い眠りを焦がしてしまう


4ゆびをテーブル上で交差するあなたの朝が美し過ぎて


アーサーが来てたわよ アーサーってだれ?たぶんお母さんのそうぞうじょう ....
水彩の絵の具ま白き画用紙にぜんぶぶちまけようよ六月


自転車の後ろで団扇を仰ぐきみ見ていた海に落っこちるまで


ゆかた着てきみが来るからあの駅を思い出すたび朝顔が咲く


い ....
燃え上がる巨大な寝台列車から逃げ出すひとのいないやすらぎ


草上にレモンはひとつ落ちていてあなたのいない夜のはじまり


街中にひらく紫陽花5Fから観ている雨の降りしきる朝


 ....
初夢がふすまを隔てて乱されて一月宴は始まったばかり

夕方と夜の結び目を削ぐ月が野犬の声にゆらめく二月

三月にあまた破線を描きだす雨よぼくらを引き離さないで

新天地 桜が咲いて綺麗 ....
 湖に浮かぶ
  帆色のとりどりを
 ひとつに統ぶる四方のみどりよ



 身に余る人の荷を負ひ
  ゆく{ルビ驢馬=ろば}の
 後ろ姿のほそほそとして



 夏山のさ緑の中 ....
満たされぬくらいでちょうどいい恋を笑えるほどの余裕もなくて


降りそそぐ陽射しの下で抱かれたい滴り落ちる果汁のように


日没を待ち侘びながら夕化粧君の前ではオンナでいよう


短 ....
そう、それはイバラの森と言われても人間として扱われるなら

待ったのは誰も知らない駅でした君も先ほど通過している

泥沼でもがけよもがけと君は言う吾はペンギンの羽も持たない

その夜に予 ....
         ヘマタイト  夢で見たレ  紅柱石黄色  淡緑四月の
         メタルに光  モンクォー  や緑や赤に  音楽聴いて
         る密やかに  ツ色の花二  見えま ....
雲間から陽の動く音ふりそそぎ立ちどまる水ふりかえる水



風が開け風が閉ざせし穂の声の微笑むように消えゆくを見る



むずがゆくめざめしものへ吹く風が窓のしずくに描く銀の葉 ....
どうすれば
愛で空が
落ちるのか
お前の心も
落とせぬ俺に

微笑まぬ
お前の顔は
見たくない
力を込めろ
この指先に

取り戻す
愛を求めて
ただ一人
明日の見えない
 ....
二人ならそう思えるのなんとなく深いところで泣きたくなって




永遠は、




 繋ぐ


   途切れる?

       

はじめから

        ....
サムソンと
言う名の勇者を
殺すのは
つるぎではなく
美女の裏切り

美しく
長い髪の毛
切りました
つながれました
君の鎖に

恋という
弱い女の
武器がある
強い男を ....
夏のよい さめぬうちから 下駄を引き
君を迎へに からりんころり

京くだり
丸竹夷に押し御池
こころもとなきは ただ君のため

数へゆく
姉さん六角蛸錦
絞りの帯は 花一文字

 ....
雨音が響くココロに溢れてる想いはいつも透明キャンディー そう、かでも、かなでもかなりでもかなりやでもいいんだよあの鳥の名前は


電話ってさびしがりやのぶきようが作ってしまった手作りのうで


知ってるよ、リサイクルショップに陳列された ....
お兄ちゃんは一生しあわせになれません だって死ぬまできょうだいだもの




ぶさいくかかわいいかじゃなくお兄ちゃんと同じ苗字のこどもがほしい


法律よりあたしの羽をなめるとかそ ....
もう嫌だガーターベルト殴り捨てひじょうかいだん3段目飛ぶ



ザラザラの苺飴玉もらったら舐めたらいまから忘れてやるから



イバラ姫口をつぐんだきれえな娘バスはアラシの真ん中を行く ....
こんぺいとう 目を閉じ頬に手 しゃりしゃりしゃり
たったひとつで 幸せの姫

ケチャップで うさぎが先っ! ぞぉーが先っ!
コラコラ押すなよ ほーらこんなになっちゃった

{ルビ祖父祖母= ....
何度でも愛しているとくり返す
    雨打つ窓にムスカリ蒼く
 暑いよね、暑いですよねと会話する二人は何故かつきあっている


 予報なく気づかずに降る五月雨も君を迎えに行けるのならば


 傘をさす理由をなくし歩いてる濡れてもそれで満足なの ....
ルナクさんの短歌おすすめリスト(715)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新茶- 本木はじ ...短歌1106-6-24
faraway/just_from_this_spot_on ...- ピッピ短歌806-6-19
薄めて出すしかないのだろうか- たたたろ ...短歌8*06-6-17
ひとり芝居- さち短歌10*06-6-17
そのかき氷に接吻を〜ふつうのせいかつ五七五- AKINONA短歌406-6-17
踏み絵- 本木はじ ...短歌806-6-17
花言葉- 石瀬琳々短歌14*06-6-16
まなこ鋭き鳥- 杉菜 晃短歌506-6-16
組曲- たたたろ ...短歌6*06-6-16
きみのいない物語- 本木はじ ...短歌806-6-15
ラヴュー- 本木はじ ...短歌406-6-13
ぬるい夏- 本木はじ ...短歌806-6-12
とうめいな部屋- 本木はじ ...短歌1106-6-11
一年を13分割する(勝手に)- たたたろ ...短歌6+*06-6-11
夏山- 杉菜 晃短歌5*06-6-10
夏至線- 落合朱美短歌20*06-6-8
壊れていく夜- たにがわ ...短歌606-6-8
______________________鉱物標本- ふるる短歌15+*06-6-7
雨と兆し- 木立 悟短歌406-6-3
ユワッシャーで五七五- AKINONA短歌3*06-6-2
水たまり- ユメミ  ...短歌4+*06-6-2
サムソン・デリラで五七五- AKINONA短歌206-6-1
祇園京くだり- Rin.短歌12*06-6-1
君にあげる- ユメミ  ...短歌3*06-5-28
バイバイ、古語文法- ピッピ短歌706-5-25
お兄ちゃんあたしにデフラグしてください- ピッピ短歌806-5-25
モザイクラブ- ふるる短歌10*06-5-23
いやーん、ばかーん、愛娘たちよ- 佐野権太短歌13*06-5-23
失意- 石瀬琳々短歌9*06-5-23
アンダーグランド・サマー- たにがわ ...短歌9*06-5-22

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