27P 「短歌2」より
むさこ


バス降りて 草むら行けば足もとに
稲穂ゆるがし イナゴ飛び立つ

秋雨のやうやく上りし宵の月
ジャンケンをして大人賑やか

耳もとに娘がつぶやきぬ生え際の
薄くなりしと夫のことをば

わりきれぬ思い抱けばくりやべに
とぎゆく米の水は澄みゆく


短歌 27P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-06-29 20:33:49
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