ほんとうのこころは
ここにはないので
ありきたりに抱き合って
みました
ありきたりのやわらかさ
ありきたりのこえ
恋に
順序はないはずなのに
ここは
ゴールなのですか
....
誰もいない
雪のホームで
ふたつの足跡が列車を待っています
小さな足跡が二歩すすむのを
一歩で追い越す大きな足跡が
追いつけない
小さな足跡を残して
振り返るように立ち止まると
....
何か、ひとつ書いたらテンション上がってしまった。
腹も減った。米を水にひたしてる間に、もうひとつ書こうと思う。
日本人シリーズ、行くぜ!
知っている人は知っているが、現在俺は英語圏に住んでい ....
もっといい人に
なりたい
もっと優しく
なりたい
もっと
愛されたい
君と逢ったら
そんなぼくの心を
いやしいと思ってしまった
先日、女の子と喋っていたところ、意外な事を言われたのだ。
「男の子って、みんな外人好きなんだと思ってた」
この発言を受けて、本日も逝ってみませう。
リョウちゃんのー!独り言コーナー!!パフパ ....
その道は
街灯の小さな明るみの中に
白く浮かび上がっていた
様々な思いが通り過ぎていった
その白い舞台の上を
今日は
消え残る足跡がひとつ
闇の中に後ずさる
風が
粉雪と共に ....
僕の名前はベンジャミン。
朝起きると、親指が姫になっていた。
夢か幻覚だと思って、とりあえずしゃぶってみたのだが、親指姫はぴくぴく舌の上で抵抗していた。どうやら現実だ、僕の親指が姫になってしまった ....
窓を滑る川底に動けぬ魚がいる
空をうかがう眼を光らせても
端々に歪みを見ては現実は遠い
瞳のうろこを剥ぎ
平坦な眼差しで形をとらえよ
朝日は白くひるがえり
刻々と景色をめくりながら ....
こんな世の中で
平常心保っている自分に
時々ゾッとする
この間
知り合いがまた一人逝った
ぼくは
TVをつけて
心に麻酔をかけた
本当は
ビビッているんだ
大切なもの
....
ぼくの魂に突き刺さる
たくさんの管をえぐりだそうか?
君のためにしてきたことすべて
それは自分のためだってこと
自分のためにしてきたことすべて
それは自分じゃない
虚栄のためだって ....
まだ幼くて小さくて
舌がもつれる女の子
一所懸命読んでいる
あきはゆうぐれやまのはいとちこうなりてからすのとびいそぐさへあはれなり
小春日和の昼下がり
声高々と
空に届けと祈ってる
....
ルイ・アラゴンか
『狂気の愛』
ぼくは4年間断続的に
精神病院に入っていた
狂気の愛
閉鎖病棟で
苦しんでいたぼくの来歴
狂お ....
友よ
私の背を見るな
たちまち笑い
たちまち逃げる
ほころぶ糸を引っ張って
私を優しく宥めるな
氷雨は土にも嫌われる
地に溢れ濁りきった海
寄り添う島の木の枝に
一羽の鳥が鳴くな ....
かたち は こころ
こころ は かたち
四角が 三角になって やがて 丸になる
ことば は がいねん
がいねん は ことば
無くして 探して 探して 無くす
そんざい は ....
仔犬のトイ・ヌードル
ももちゃんは
六ヶ月になった
体重も2.7キロに
いまはとっくんちゅうである
お手
お座り
ふせ
ハウス ....
だれか ひとりのひとを
すきになって すきになりたいんよ
だけど 遠距離でも つづくコじゃないと あかんなぁ
純粋に 恋 がしたいんよ
あい やのうて 恋 がしたいんよ
それ ....
あきらめな 万馬券なぞ 出やしない。
君が何を考えてるのかワカラナイ
本当に愛してくれているのかワカラナイ
あたしは君のこと愛してるよ
でも 君はどおなの?
今まで「愛してる」って一言も言ってくれないよね
あ ....
君がくれた
手紙の束をどうしよう
黙って二人
レンタルビデオをみた日は
もう帰らない
仕事の帰り
チーズケーキを二つだけ買った日は
もう戻らない
....
駅の夜景を一人じっとみていた
君のことを想うと滲む
なぜ僕に嘘を言った
なぜ僕に好きだなんて言った
僕の心が君でいっぱいになったころ
なぜ行ってしまった
....
子供の頃
フリージアってきくたびに
甘酸っぱい氷菓子みたいな
そんなものを思い浮かべてたの
そんな話をしてくれる女が好きだ
天に輝く月をみあげて
あれが欲しいとおまえは泣いた
水を両手にすくいためれば
掌に小さな光の幻
それは本当の月じゃないと
おまえは唇をとがらせる
おまえの見ているその月と
今手の中にある ....
青森の雪はデタラメだ。
寒さは別にいい。もう慣れてるから。
寒さはそれほどでもないのだ。というか、
家の中では暖房機をガンガンに使っているし、
外でもセンスのない(あってもいいけど)
....
空の上空の
そのまた上空で
北風が
リサイクルされている
誰かの着古した冬が
誰かのおニューの春になる
南風ファッションショーも
そう遠くはないだろう
何もかも傾いている
時間にもたれかかっている
不安なのだ
矢印を明日に向け
地に足をつけば斜めになる
上り坂の頂上に
日が昇るのを待ち
やがて
ビルとビルの間から
....
掌に乗る
生命の記憶の
なんと軽いこと
カラコロと口内で鳴る、飴と歯がかち合う音が頭蓋に響く。
クチヅケしたらアンタは顔を顰めるだろか?
だってアンタは甘味が嫌いだろ
ダイジョブさ私もアンタの事は嫌いだよ
....
毎夜
ぼくは
ぼく自身の中にある
貧しい
優しさや
素直な心を
誰もいない
真夜中の
公園の湖に
捨てるんだ
君にかけそこなった
優しい言葉も
抱きしめたい
気持 ....
綺麗な花が並ぶ花束
だけど
一本ぐらいは
僕を祝いたくない
ヤツはいる。
肉食が
人類の
脳の巨大化を
うながした
肉という
脂が付いた高エネルギー食物を
盗み出しては食べ出して
美味しい美味しいと言い出して
人類を人類たらしめたのだ
そんなこと言われ ....
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