夜、歩道橋の上。
缶コーヒーで、煙草を4本吸う。
そんな処では詩が生まれない。知っている。
実際に、詩は生まれなかった。いい場所だ。
夜は、昼間よりも、詩が溢れている気がする。
例えば、近所 ....
誰が為に
僕は生きる?

自分さえ
救えないのに


誰が為に
僕は叫ぶ?

君の声さえ
聞こえないのに


まるで
世界中で

ぼく
一人だけが

すべて ....
  
  君の歌が聴こえる朝には
  泣きたくなってしまうんだ
  少しだけ風の冷たい、
  土曜日の始まり
  齧りかけのトーストと
  マーマレードのかすかな苦味
  それから君がア ....
ロックンロール・パンプキン&スウィート・ハニー・バニー
今日も彼らは真っ赤なミニクーパーに乗って
その小さな窓からシイタケを投げつけるんだ

自分の為に生きなくてもいいじゃんか
何て強がる奴 ....
{引用=
向かいの棟の
ベランダに
煙草をふかしている
女がいる

赤ん坊が
蝉のように鳴いている

今日の
空はとても青い



手摺に掛けられた
赤 青 
幾色かの ....
からっぽだから
蒼いの

とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの

埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの

満たされない ....
ワイパーが傷んでいるから
拭いきれない水滴で視界がぼやける
思わず停めたパーキングで
いらだちが募り空をにらみつけた

そう これが私なんだ
些細なことに感情を左右されて
 ....
きぃぃぃぃぃん…
「こんにちは、白鳥麗子でございます」
着信音が、乾いた教室の空気を破る
ぬるり、ぬるりと視線が集まる
立ち上がってしまった僕は
出来るだけ視線を引きつけて
円周率を三十桁 ....
ぶんぶんぶん!
僕等は歩いているのだ、手に手に何かを持ちながら。
それは煙草であったり、燐寸であったり、鉛筆であったり。
僕等は歩いているのだ、手に手に何かを握りながら。

ぶんぶんぶん!
 ....
ムーニールーがありんこを相手取って
裁判をしているころ
お日様は林檎を
真っ赤に染めて
林檎はムーニールーに食べられるのを待っている

カタツムリが雨の中
小さくくしゃみしたけれど
ム ....
探さないでください

そんな手紙を残して
君がいなくなってしまったから

僕はちまなこになって探したんだ

押入れ、風呂場、トイレ
良く行くレストラン、レンタルビデオ屋

何処にも ....
青き百合を水に葬る手のひらのかたちのように流れゆく指


横隔膜の失いたる平衡感覚で剣のうへももはや荒野


牛乳を一気飲みする冷たさにすべての蝶の真白く映えり


目を閉じて遠き木 ....
自転車のペダル踏み、学校を出てすぐに
いつもの、知らないおじさんに携帯で写真を撮られる
足下には、夕焼けが落ちてきて
ああ
影がもしもこのままなくなれば
世界は終わるのではないかと
思いな ....
あの日
僕はふらっと出かけたそうだ

何処にも行けない身体で
何処に行けるはずもないのに
何処かへ出かけてしまったそうだ

(言葉を忘れるということは
 そんな遠い旅に出ることに似てい ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている

夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
すぐに姿が見えなくなる粉砂糖よりも

恨みを残すように溶けていく角砂糖のような恋

そういう関係になりましょう??

どぅ??
ちょうど何処まで行っても追いつけない陽炎のように
安寧の地はますます遠ざかるだけだ。
コノママデハイケナイ
でもあたしはまだ貴方を憶えて居る。


買い物籠の中にはチョコレート
とコ ....
名曲で 語れるほどの 愛なんて。 そう言えば、書こう書こうと思って、ずっと書いてなかった話がある。
思い出した。そして時間があるので書いてみる事にした。
一昨年の夏に、岐阜に行った時の事だ。
…が、その前に、面倒な人間関係を説明 ....
誰かを救う使命を帯びて
闘う男(ファイティングマン)!
萌えるロマン!

「そんな事より腹減らない?」






あぁそうか
君の事忘れなくちゃあね
無理矢理出した答えだか ....
寂しいとか
助けてとか
そんな弱音を
声に出しても
今夜はきっと大丈夫

騒がしい雨たちが
すべてを
掻き消してくれるから

だから
言ってはいけない言葉さえ
そっと
つぶや ....
もう札幌は初夏を迎えました

裏庭では ライラックが花を咲かせました

夜になって外に出てみますと

夏のにおいがするようになりました

でもたまに 肌寒くなったりもします

少し ....
1.


先を急げば
見失うものが沢山あるけど
先回りして
待つのもいいかな
なんて思うこともある


2.


夏の日の雲は
柔らかくて大きくて
わたしの悩み事 ....
あなたの白いスカートが
ひととき夏色に見えたのは
うすぐもりの雲の切れ間から
気まぐれに顔を出した
あの眩しい日差しのせいではなく
あれはそう
道をさえぎるようにもたれかかる紫陽花に
語 ....
ピアノの音色が聞こえて目が覚めた


枕元には、つぶやく炭酸の声


コップ一杯のコーラがヘビのように僕を糾弾している


”地地地、知知知、オロ血、ミズ血”


障子を開けて ....
要するに
たどりつけないということだ
だけどそこにあるでしょう?
そんなふうに

要するに
好きなんだということです
無限に
割り切れないのです

だけど
そこにあるのです
  ....
青空を
引き裂いたら

タールのような
宇宙が

どろりと
垂れてきた

光を吸い込んだ
その深い艶は

悪魔の
瞳のようだった


そして
今日も同じ
青空の下
 ....
今日も駅前のビデオ屋に入り
18歳未満立ち入り禁止コーナーへまっすぐ向かう
小学生や、中学生の頃にあった恥じらいやスリルなどは
とうの昔に消えているのである

一通り新作を眺めた後
Dan ....
沿線・駅でズバッと解決!
メリットもデメリットもパッとわかる!
沿線別スピードINDEX
(これが巻頭スペシャルだ。別に俺は地域にはこだわらない。)

A 写真で楽しく探しちゃおう!職場(学 ....
しだれた、ほそい葉の隙間に
隠れていたい。

眩しい光に
何度呼ばれても。
蜜さんのおすすめリスト(732)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ムーニールー- ふるる自由詩35*05-6-17
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