アスファルト道路のかたすみ
しゃがむと子犬の目線
暗いところ
暗いところ
選んで
何も見ないの
三日月のよる
失恋の 3分後には 何もなく カップラーメン 出来あがる。 からめた指の隙間から
抜け出してしまいそうな熱を
くるもうとする沈黙

慣れない会話のように
確かめあいながら寄り添う
同じ名前の違う指

細い線を並べてゆけば
固い絆に生まれ変われ ....
計算機を裏返し
ドライバーでひとつひとつ
ネジをはずす
基盤が剥き出しになる
入りくんだところで
ラーメン屋は既に営業している
のれんをくぐる
いらっしゃい、とだけ言って
寡黙 ....
こちら

恐竜ラヂオ



弱肉強食は殺戮

ではありません



平和という名の

{ルビ殺戮=ジェノサイド}

を警告します



平和という名の

ホ ....
はずむように近づいてくる
あなたの息は白くない

コートは着てこなかったよ
と言って肩をすくめる姿は
想像よりも少し小さく見える

はじめましてとはじめましてがぶつかって
どういたしま ....
もしも
子供のころ、
話していたように
あなたが王女ならば
僕が王子ならば

地平線の向こうに
街が燃えているのを見るでしょう

そう

こんな物語の終末は
こんなありきたりな ....
またね
春風から一番遠いところで
皆でそうつぶやいたら
誰かの下唇に
名前の知らない花が咲いた
なあ、せっかくだからさ
もうしばらく
楽しいおしゃべりをしよう
俺には

社会から

知恵遅れと

呼ばれる兄弟が居て




世の中には

そんなふうに

呼び笑う者や


むしろ


 ....
書きかけて、消した。

半年間、一緒だったよな。
寒い日も、暇じゃない日も、
暇な時なんか、二人して座ってた。

何度経験しようとも、
これだけは慣れないよねぇ。

握手とハグは、
 ....
かのん、は
「入院」がだいきらい

だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
いつものビルの
屋上の
錆びた欄干の上で

ボクは君を待っている

たとえ1/10000分でも
ぼくを疑っているのなら

ぼくは空を飛んで見せるよ

たとえ1/10000でも
 ....
青いリボンが似合ってる
テディベアを抱いて
恋の炎を静かに燃やして
君の顔を見て
静かに告白

月がちりん、と
揺れました。
雨が落ちると はやくも雪になるかもしれないとおもう
雪がみえてきたら どこかに行ってしまおうともおもう

今 足下は 鳩の糞とかガムとか $100の犬の糞とか そんなもんだよ 

誰も そん ....
「とりあう手」 原口昇平


こぼれた兵隊のおもちゃがあって

はらはらとねじがまかれているこの世の誰にも知られないように手にとる手をとる

写真にとられるのをきらった友人の顔に似て ....
我が家に

1匹の白い子犬が加わりました



盲導犬という

訳ありの宿命を持って



我が家で

ひと時の愛を教えられる為にで ....
気が引ける僕の手をひっぱって

闇の中に浮かぶ大きな四角い白は

両腕を箱と椅子に変え

僕の心をドルビーサウンドで

鳥肌のひとつひとつをひっぱってみたり

背筋の真ん中 ....
ああ、またここから、始まる

無意識にながれる所作に
ときどき
生まれる、感覚
蛇口をいきおいよくひねり
じょうろへと水を注ぐ
そんな、とき

朝が、
おとといよりも
昨日よりも ....
ベンジー、

幾層にも重なった透明なガラスを

透り抜けた陽の光が映し出す水色のようなその声で。

ベンジー、

切り取られた瞬間と瞬間を鮮やかに縫い合わせる

細く脆く美しい銀色 ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君

僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
それはちょうどしんじゅのくびかざりのようで
よくみるとみんなちがってみえるひとつひとつが
それぞれのかがやきをはなっているふしぎと
うちけしあうことなくよりそっていられるあなたの

 ....
あの子が私の為に林檎の皮を剥く
くるくると細く長く
細く長い指で

それはやっぱり途切れずに
あたしに笑いかける

林檎の皮を最後まで切らずに
くるくると剥けるあの子
を ....
そして、詩人が現れた。
詩人は、ただその場に佇んでいた。
何かを語るわけでも、何かを演ずるわけでもなく、
少しだけ俯いて、その場に佇んでいた。
視線に晒され、嘲笑に嬲られ、罵声を浴びながら、
 ....
行き場のない若者たち
死に場のないオトナたち

行き場 それは 生き場
生き場 それは 死に場

命をかけて死を守る
死をかけて命を守る

個のためではなく
誰かのために

喪 ....
電車が自殺志願者をひきました
おかげで電車は遅れました

電車を待っている人は文句を言って
係員さんはアナウンス
と死体集めの為の袋を持って走り回ります
家族は悲しみます
{引用=そんな ....
  「純粋とはこの世でひとつの病気です」

            (吉原幸子詩集オンディーヌより)



吉原幸子の詩を語ろうとするとき、僕はよく「病的な」という言葉を使う。
その美し ....
メリーゴーランドの輪の中に
入りたくて
足をばたばた
地団駄踏んで
泣き喚いてた
でも
メリーゴーランドは
側で見ていたほうが
ずっとずっと良かった
伝えたいことを一息で打ち込んだら
何て書いてあるのか解らなくなった

変換キーを押すたびに
簡単なセリフが難しくなってゆく

それでも
送信する

不思議と何かを伝えた気になり
不 ....
己の中の血がどうだとか言って悲観する奴は嫌いだ。
それを見て(知って)一緒に涙するような奴も嫌いだ。
カムもできねぇような腰抜けも嫌いだ。






だったら認めさせろ。それが全て ....
たらちねの殻梯子からおりてくる
あの白いもののなまえを

ぼんやりと霞む視界だけれど
ああここにはことばがある

たくさんの羽虫が
いのちを喰いつぶして
ああでもつらくはない

 ....
蜜さんのおすすめリスト(732)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
三日月のよる- チアーヌ自由詩505-3-16
失恋- くしゃみ短歌3*05-3-16
つながれた手- ベンジャ ...自由詩7*05-3-16
後悔- たもつ自由詩1005-3-16
恐_竜_ラ_ヂ_オ- 043BLUE自由詩2*05-3-15
そうやって春は来た- ベンジャ ...自由詩1305-3-14
If_you_are_a_royal_princess,_I ...- くしゃみ自由詩2*05-3-14
春だから全員集合- たもつ自由詩12*05-3-13
【_知恵遅れ者_】- 豊嶋祐匠未詩・独白2*05-3-13
何もない、お前の_部屋- 虹村 凌自由詩2*05-3-13
『かのん、の、「入院」』- 川村 透未詩・独白30*05-3-13
1/10000- 043BLUE自由詩205-3-13
テディベア- くしゃみ自由詩5*05-3-12
雨が落ちると_はやくも雪になるかもしれないとおもう- 捨持未詩・独白2*05-3-12
【批評ギルド】原口昇平「とりあう手」について- 田代深子散文(批評 ...405-3-12
【_盲導犬_】- 豊嶋祐匠未詩・独白2*05-3-12
movie- ayu-m自由詩305-3-12
はじまりに耳をすます- 望月 ゆ ...自由詩12*05-3-12
ベンジー- 大覚アキ ...自由詩1+*05-3-11
かわいい雨の中で- 石川和広未詩・独白10*05-3-11
すべてのあなた- ベンジャ ...自由詩4*05-3-11
林檎- 大西 チ ...自由詩4*05-3-11
詩人の死- 大覚アキ ...自由詩105-3-11
70億の墓場- 043BLUE自由詩305-3-10
自分勝手- くしゃみ自由詩3*05-3-10
吉原幸子(その「病」について)- ベンジャ ...散文(批評 ...505-3-10
メリーゴーランド- チアーヌ自由詩405-3-10
メールする- ベンジャ ...自由詩505-3-10
ガンジャコーク- 虹村 凌自由詩2*05-3-9
白濁炎上- オオカミ未詩・独白1605-3-9

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