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息を
わたしたちは潜めて
東の空の彼方から
春がやって来るのを
待ち侘びていた
夜明けに
うすい紫の風が
わたしたちの
頭の上を撫でながら
通り抜けてゆくとき ....
からっぽだから
蒼いの
とうめいな翅を
ふるわせて
飛んでいったから
からっぽなの
埋めようとして
あなたが
抱いてくれたとしても
満たされないの
満たされない ....
ワイパーが傷んでいるから
拭いきれない水滴で視界がぼやける
思わず停めたパーキングで
いらだちが募り空をにらみつけた
そう これが私なんだ
些細なことに感情を左右されて
....
1.
先を急げば
見失うものが沢山あるけど
先回りして
待つのもいいかな
なんて思うこともある
2.
夏の日の雲は
柔らかくて大きくて
わたしの悩み事 ....