舐めて治す
生で食べる
裸だ
生殖のために交尾する
こどもを育てる
親の顔は知らない
生きるために殺す
悩まない
日陰で眠る
明け方の薄い空の下で
やわらかく湿った地面の上で
何か、いいものを見つけましたか

たとえばきれいな色の小石
たとえばいい匂いのする野草
星屑のなめらかさ、夢で出会っただれか

その眼 ....
 すべての扉を閉ざしても

 あなたの底から
 見つめている

 あの日確かに
 善と悪の種を抱き

 母なる海から
 夢も絶望も
 朝も夜も
 混沌と在る空の下へ

 ....
あしびきの
やまどりこっこ
こけこっこ
たまごうんだよ
ぬばたまの
よるにうまれた
くろたまご
つるっとひとくち
おいしいね
おはだつるつる
たらちねの
ままのおっぱい
みるき ....
かなしみもしあわせも似たようなもんだ
こころって難しいもんだ

バイトの連絡がはいった
面倒だけどはいといわなきゃならない
ミニスカートも好きじゃない
それでも渡されたら足を通すしかない
 ....
その花は
涙をあつめた
毬のようで

降りつづく
雨の重さに
身を委ねて

香りもせず
散りもせず
ただうつむき

けれど私は
その毬から零れた
微かなうたごえを
た ....
第3ニューロン 「勝手にしやがれ」

 惚れてしまったものはどうしようもない。しかし、問題がある。
友達の女だ、って事である。これもどうしようもない。
どうにかなるもんじゃない。どうにかするも ....
世界のどこかで
一秒あたり二人死ぬそーだ
あの人もその一秒の二人のうちの一人にすぎないわけだ

「自分が死ぬ瞬間に、どこかでもうひとり死ぬ」

それは少しだけ優しいトリビアな気がする
そ ....
うたうことは

わたしの たましいの かたちを

そっと ゆびで なぞるのと にている
誰もいなくなったプラネタリウムの
暗いドームの下
まるで其処が聖堂ででもあるかのように
ひざまづいて祈る影がある

何を何故祈るのか
誰にも知られることなく
ひとりきり目を閉じて
長い ....
多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、

何かのたとえとして私に示すのですか。

甘い嘘と星のかずだけ ....
鳴っているキオスクの前で仕方のない新聞のにおい
目に映るは、蛍光ピンクのパーカー
私は今日も歩いている
電車には乗り遅れるが
生き遅れてはいない。
ヒトは私を追い抜いて蜜をすう。
黒い真実 ....
私を大人にしたのは劇だった。
舞台だった。
10才の私を優しく撫でてくれたのは
人の視線という魔物。
言葉(台詞)に心をこめて発せられない子供だったのだろうか。
よく覚えていない。
ただ、 ....
無地のワンピースを着て
濃いめのカルピスを作った午後
汗の珠を額につくり
夏のにおいを、すこし思い出す

ベランダのコンクリートにできた
幼い模様に
ため息を吐いて
また高くなり始めた ....
愛されるということは

やはり気持ちのいいことで

だからあなたが私のことを

愛しているということは

私があなたを愛するということの

理由の一つにはなるのでした


 ....
チリン

チリンリン

チチリン

チリンリン ラン

ラランラン

チリンランウタウタウ
昼下がりのドラッグストアに客はまばらだ。彼女はレジに立っていた。胸が締めつけられる。今日こそ言うぞ。見た目は華奢だが、はきはきした受け答えに芯の強さを感じる。おつりを渡す時の笑顔がたまらない。彼女なら .... シーズン真ん中のトマトは甘い

冷たくしたそれを齧りながらわたしは日めくりカレンダーをめくる
すべての準備ができた後時間が経つのはとても遅い
やっと夕方の風が吹き始めお寺で貰ってきた風鈴が良い ....
明日の朝も僕は
バスの後部座席に重い腰を下ろしては
昨日のメールで君が励ましてくれた言葉を思い出し
リュックの中から取り出した本を開いて
挟んでいた君の写真をみつめるだろう

遠い町に住む ....
かけおりた坂道のおわりには
ボーダー柄の、夏が
波のような顔をして
手をふっていた


それから、 と言ったあとの
あのひとの声が
ノイズにのまれて、ちらちらと
散ってしまったので
 ....
いま泣いたら
なぜかもう二度と
笑えなくなるような

そんな気がしたから
空に向かって入道雲を
ググっと睨んでやった

まひるに嘘をついたりしてはいけません

善良なあたしは
 ....
自分で自分が保てないとき
ベッドの中で
ヘッドフォンつけた魚になる


音は内壁を舐める
あたしの形をなぞって
まだ崩壊してないことを教えてくれる



でもあたし
気分は ....
むかし

一年に一度しか逢えない
ひこぼしとおりひめは
可哀想だとおもった


いま

一年に一度必ず逢える
ひこぼしとおりひめを
うらやましいとおもう
この手には限りがあることを
渋々から卒業をして
潔く
承知出来るようになったんだ

五本の指は五本でひとつ
二本の腕は二本でひとつ

一生懸命になるのではなくて
一生懸命にならざ ....
昼寝から目覚めるとぐるり真っ青になっていて
真っ青になっていてでんぐりがえった僕の眼球
眼球から涙は流れず一滴の血もこぼれない

かなしみ
僕は何しているんだろう?何もしていない僕のほころび ....
なーんも、やる気せんわー。



俺もー。

俺もー。

俺もー。

俺もー。
誰が すきだなんていったのかな

ただ夢を見ていただけじゃないの?
ちいさな象が湖をはしり
サバンナを抜けて 浜辺まで訪れて
その細い鼻で塩水を吸ってむせたような
かわいそうなことじゃない ....
めらんこりーなんて
可愛いよ。

ほら、べっどの傍らにある
それでしょう。
ほら、ねこがにおいを嗅いで、でも離れた
それでしょう。

つまみあげ、捨てようとしたその時に
ひろわれるの ....
雨の中
けたたましくロックンロールをかき鳴らしてよ。
どこかなつかしく、憂うつな景色を
打ちのめすみたいに。

泣きたくないのよ、今は。
ずっと夢中でいたいのよ。
そうして忘れていきたい ....
チョコレート色の夜が
しずくに溶けて 流れ出す
とろりとろりと
自分ばかり見て
しずかに ひそかに
排水溝へ落ちてゆく

私の足元を
暗い色のしずくが
うずを巻いて とりかこむ
逃 ....
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