くたくたに
何度でも落胆して
繰り返し繰り返す意志、
それすら忘れていき
只々瞑目し続ける
意識の視界に
いきなり
くわっと
眼を見開き
聳え立つ巨城 、
崩れ落ちる時進の
....
ずっとむかしの
波しぶきの化石を並べて
もう聞こえない声の数々は
糸を曳くように飛び交う
白く露出した骨は
もう痛みを感じないから
少しずつ折り取っていく
日記みたいな作業
遠 ....
土の香を清々うたふ水仙の花
鶏肉を食べた
美味しくいただいた
鳥、なのに空を飛べずに
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から
飛んでいったのは
....
下は可愛い
上は消す
下は愛する
上は消す
下は子分
上は消す
何かあれば
全部上のせい
ベランダに出て
すっぽんぽん
思いっ切り伸びをして
そら仰ぎ見れば
青く青く色づくただ青
気高くも艶やかに
天真爛漫にして
包み込まれ包み込み
見えぬままに力強く
脈打つ思考生命
....
一度とりとめもなく書き込んでみようと思った。散文詩と言えるものなのか独白詩と言えるものなのか、掴み所のない読み物として、もちろんあとで推敲することもなく、かといって顕かな誤字が有れば手直しもする ....
灰白のコンクリート剥き出し
絶えざる空爆に崩れ落ち
ひたひたと歩み入る
自らの内部の裸形の現に
善きもの美しきもの
霊性の花束を
自らの意志を以て投げ入れんと
破水し獣声荒れ狂う乱打 ....
ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)
入学も組割りも
自分で決めて良い
ネット詩サイト
強制力は(全く)何もなく
先輩も後輩も同じように
うなじ(急所)を見せていて
....
まあ8の世界は
終わりました
次は24くらいの
世界になった
まあ俺はまだ
この世界では
なんも分からん
少年なんで
当分は普通に
楽しくやってこう
思いますね
....
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい
特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ....
口に出すほどのことでもない
君たちに大事なものが
わたしにも大切に思われる
そんな時もあるだけ
よこを歩くひとりのあなたを
きいろい満月みたいに見ている
足もとには銀河が広がって
わ ....
「自分と自分自身との関係、並びに自分と外の世界との関係、この二つの関係が共に分かったとき、私はその関係を真実と呼ぶ。
だから誰でもが銘々の真実をもつことができ、
しかもその真実は同じ真実なのである ....
豊かさにすがる人々が挙って生贄を捧げる
まぶしい海の街に聳え立つ女神の像が淫らに、
そして聖母のように微笑んでいる
見よ、彼女が踏み荒らした諸国の苦しみを
アフリカの中央部、西部、そして ....
ぼく、うしどし。
おれは、いのししで
おれの方が〝し〟が多いよ。
あらら、ほんとね。
ほかの〝えと〟では、どうかしら?
たしか、国語辞典の後ろにのってたよね。
調べてみましょ。
うう ....
きみキューピット、
おんなのこの、
キューピット、
しろいましゅまろみたいな、
ほっぺたを、
ふたつのてのひらで、
おさえながら、
すこぉーしだけ、
くびを、
ななめに、
かしげて ....
すべて商品消費物として呑み込まれいく
私の私たちの声は哀しみは何処へいくのか
三人死ねば大変だが、三百人死ねば計算の内だ
この時流を打ち破っていく強さ強度持たねば
私は私たちは只々死 ....
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ....
金星 とっくに沈み
天使の風 吹き抜ける
この夜闇にして、
私より先に
思考力動の躍り
在ること 、
私の脳髄を使い
脳髄の向こう
思考スル声々、
自らの内に絶えず響き残 ....
自分が母親にフライパンで炒められ続ける
悪夢を繰り返し繰り返し観させられ続けて
遂に自分を自分で傷め罰し始め続ける
少女の右腕はパンパンに膨れ上がり
自ら罪を犯したのでは無く
母親から罰 ....
くやしいなあ
線を切らなかったあの日
僕の点は離れて見つめていたんだ。 おかげで自分の ....
診断の後の朝
くもり空の下に
駅へと足早に歩む
ひとひとひと
吹き付ける寒風、
在る者の輪郭を
もはや形造らず
一群れの隊列を
容赦なく凍らせ
吹き抜けていく
改札を潜れば
....
夜になれば 月を殺して
くらやみから
星を一つ引き出し
ガムのように噛んでみるか
うん
しからば
さらば
悪魔になりたかったわたしだ
箒に乗って
指呼のあいだにきらめく
星 ....
千里の浜の渚に寄り添い
ひとりの人が海原をひらいた
開くべくもなく海の紺碧を開き
巨大な炎の渦を渚に打ち上げ果てた
浜辺の人々は息を呑み足をとどめて
巨大な炎の渦が減速し窪みゆく一処 ....
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◆ケイコ47歳
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ZZZ(・・・ちょっとした記念日のように髪を束ねた君の、まるで陽だまりのような白いほほえみ、そんなぬくもりの中で老いていけたら良いな・・・)ZZZZZZ・・・・・・、
自分というこの私なるもの、
生きた思考力動が自らの活動の
脳髄といういわば鏡に映され
その鏡像に力動の眼が注がれる瞬間、
この私という自己意識が初めて生まれる、
思考力動の主体と ....
《私》と云う、
わたしが
立ち合う
思考スル現を
意識奥深く
じっと眼差し
つつ在るもの、
少しずつ少しずつ
覚悟決め掘削作業進め
光当て照らし出さんとして居る
今の私に 夜な夜な ....
「アンチモンタージュ」なんて言葉を使うのは世界でもわた
しが初めてだと思うですがテレビというのは、
たとえばTBS『報道特集』の編集手法などは、詩を書くひ
とにとって、いいお手本になると思うので ....
光の風に乗り
青みのみちゆく
この街角にて
すこしずつ時の過ぎゆき
みちみちた青みの吐息し
蒼白の波のうねり
重ねに重ねられ
この街角から
逃れゆく光の風の貝殻の
波打ち ....
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