ぼくは何処まで行くのだろう

できればアンドロメダまで行きたいな

幼い頃のプラネタリウムの想いで

今でもゆっくりと誘うから

やがて逝くのを待っている
半月、宙に輝き在り
肉体、疼痛の際に苦っ

あゝこんばんは今晩も

別れた妻も子ども等も
こんばん同じ半月見入る喝
自分という存在の剥奪、
自分という存在への恐怖、
自分という存在の絶望、

自分という存在が最初から 
見捨てられ遺棄されて居る
この呪われいるという強烈な実感 、

この場に根源的問 ....
もう、何がなんだかワケワカメ

物静かな人妻のパンティを脱がせたら愛の嵐でワケワカメ
中折れし、拳で殴られ鼻から垂れたワケワカメ

冷蔵庫の中で賞味期限の切れた深い悲しみのワケワカメ
入居 ....
郊外から久々に都心に出れば、
拡がり迫り来る無機空間の
白壁に聳え立つビルディング群、
それら狭間に伸びるアスファルトに
浄められる如く洗練された装い身に纏い
行き来する一律精巧細工な女の子 ....
空間を生きるものは、
光の中で存在を体験する。
時の流れを歩むものは、
創造行為の中におのれの力を感じる。
心情の深みの中にいるものは、
宇宙をみずからの中に見出そうとする。

空間の広 ....
しっくり白い雲間の満月
静か充ちるこの夜陰に 、

 貴女の手から既に解き放たれ
 自らの意志で貴女へと向かう

私というこの在り方を業にしつつ
(たとえ悪魔に呪われて居ようとも)
こ ....
津軽海峡をわたって、
北国のみなみに訪れた、
とても素敵な黒いトンボ、


それは本当に良いことなのか?
それとも良くないことなのか・・・、
以前よりもずっと暖かくなった地球、


 ....
太陽は私の心臓、
千切れ雲は私の髪の毛、
恒星は私の思考器官、

けれどこの夜、満月くっきり浮かび輝き

この私を地球大地にしっかり住み着かせ。
肉体の滅して
意識の保たれ在る

のならば 、

初めてその意識を
〈魂〉と云う

とするのならば、

肉体の生きて在る内に
生死の境域を超え得る意識

にして 、

初 ....
今日は釣行の予定だった
午前2時に起きるため
昨夜は8時にクスリを食べた
頑固な不眠症で5~6時間が精いっぱいだ
それがなんと今朝は5時半に起床
こんなに寝たのはここ10数年来なかった
身 ....
にわか雨は上がった。その暑さは雨のせいか比較的やわらいでいる。空はもうすっかりとあかるい夏の水色になって、住宅街はとてもおだやか。そんななんとなく緩慢になる午後に、いくつもの陰りがついた。とおくの方で .... モントルーのボンゾ、
小刻みに大胆に
内なるキリスト
打ち刻み呼び起す
断ち切り横殴り
人の覚めた意識を
更に明るませ
白銀の視界へ
林立する黄金に
発光スル群れ数億、
混沌鉄火の ....
山を登り

渓に入る

木漏れ陽に照らされた緑は鮮やかに

日々の些事を追い払い

火照った胸を癒してくれる
石が焼ける臭いがした
八月
原爆ドームや資料館
鼓動が早くなる
平和の鐘を鳴らすと
ずっと胸に響く
夕暮れドームの見える河原で
言葉にならない気持ちを
何度も何度も巡らせていた
薄暗 ....
恋は甘いかい
恋は苦いかい
恋は切ないかい
恋は酸っぱいかい

時々わからなくなって
わかろうとするけれど
胸の鼓動が邪魔をする
熱波が一時のものならば
裏切りの言葉も簡単だ

 ....
愛って、皮を剥いた馬鈴薯だぜ
だから俺の故郷に愛なんかなかった
紳士録にも載ってねえ名前は
この街では沢山の愛の中のひとつだ

優しさは仕舞っておけ、
乱暴な拳もポケットに隠しておけ
奴 ....
自分だけは他とは違うと思うことも。
もしかしたら自分って
あかんたれかもと思うことも。

その両方を大事にせなあかんのとちゃうかな。

自分にユニークを強いることも。
自分に駄目人間のレ ....
時間がとてもながい、冷や麦を食べすぎた。虫捕りはさして珍しい虫が見つかるわけでもなく、数本しかないファミコンのゲームカセットももうとっくにやり飽きた。昼間の茶の間でコップに入った冷えた麦茶を飲みながら .... 居酒屋あたりで
一杯やらないかあー!
猛暑の夏
きりりと冷えた生ビールでよー
一杯やらないかあー!
孤独の心に酔いを回してさー

居酒屋あたりで
一杯やらないかあー!
猛暑の夏
き ....
陰影の先端
あなたの問いかけ
あなたへの問いかけ
か細い海はある朝
空白に塗りつぶされて
涼しい駐車場になった
壊れた何かが転がっている
見入ってしまった
初夏が立ち止まる
 ....
心臓
あなたとの距離
咲かない花のような
綺麗な音を立てて
空を滑る雨
眠たい朝の構内で
電車は溶けた
消えた
その呼吸が好きだった、と
一行だけ描かれた
今日のレポート
 ....
梅雨の明けない早朝、雨は少し降っていて
私は散歩するのをやめていた
できれば行きたくないな
という気持ちを後押しするように、小雨ではあるが
雨はひび割れたアスファルトに落ちていた
ふと昨日の ....
酔い酔いて

独り旅ゆく

我が身かな
雨降りお月さまは、どこへ行く?
それは雲の上、星の彼方。
わたしたちには見えないものも、
宇宙飛行士なら眺められるね。

雨降りお月さまは、どこにいる?
きっと今は、隠れんぼの途中。
彼 ....
 
ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がり
鏡文志さんのおすすめリスト(176)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌__光年の彼方- レタス自由詩7*24-9-11
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詩想、「汝自身を認識せよ」?__(改訂)- ひだかた ...自由詩324-8-28
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都心徴候散策- ひだかた ...自由詩4*24-8-23
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地3.- ひだかた ...自由詩4*24-8-20
詩想、与えられし自由なるものに- ひだかた ...自由詩324-8-19
黒トンボ- 本田憲嵩自由詩724-8-18
五行歌、この私・けれどこの夜- ひだかた ...自由詩524-8-18
詩想、〈魂〉と云う(一つ、今後の指標として)- ひだかた ...自由詩424-8-18
食べる- レタス自由詩6+*24-8-18
祭囃子- 本田憲嵩自由詩7*24-8-14
時の打刻、*モントルーのボンゾ- ひだかた ...自由詩324-8-14
五行歌_【渓流】緑- レタス自由詩7*24-8-13
広島- 自由詩8*24-8-6
想い- レタス自由詩5*24-8-5
暗黒街の馬鈴薯- atsuchan69自由詩12*24-8-4
退屈な食べ物なんかない- 奥畑 梨 ...自由詩324-7-31
出不精の夏- 本田憲嵩自由詩7*24-7-30
居酒屋あたりで- zenyama太 ...自由詩3*24-7-29
しゃぼん- たもつ自由詩724-7-25
レポート- たもつ自由詩624-7-19
ハナアブ- 山人自由詩10*24-7-17
別離- レタス俳句5*24-7-16
雨降りお月さま- 大町綾音自由詩5+*24-6-8
《都々逸》未来を映しだす鏡有り- 足立らど ...伝統定型各 ...423-12-18

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