線を引いていたら
昔の友だちがきて
一緒に手伝ってくれた
昔の友だちは
昔と同じように
慣れた手つきで
丁寧に線を引いていった
相変わらず上手いね
と言うと
はにかんで笑う
 ....
チョコレートにリキュールで
モーツァルトらしい

モーツァルトを聴かせて作られた
蔵粋らしい

酒にモーツァルトを聴かせたものらしい
くらしっくと読ませるらしい

生きてる間に聴くも ....
 詩の言葉というものは時代を映し出す、そのことは谷川俊太郎の詩を見るとよくわかる。よく知られているように、谷川俊太郎の第一詩集『二十億光年の孤独』は三好達治の序文を付して刊行された。現在長期入院中で資 .... 朝、着陸があった
生き物のような
小さな音
おだやかな
さざなみと
草の下敷き
わたしは子供だった

片言の陽射しにも
なれなかった
一粒の海
古いゴム管の
隣に腰掛け ....
無限遠に目を細めれば
縮尺の都合上
ちいさな羽虫の亡骸も
ぼくのこの身体も
だいたい同じくらいの大きさです

土に還るための段階は
どうにも煩わしいから
いくつか端折ってみる
飛ばな ....
チンポコをぶるんぶるん
振り回して相手を攻撃する競技で
ルールは剣道と同じだが
面を決めるには
途轍もない巨根かジャンプ力が必要となるので
なかなかお目にかかれない

振り回し過ぎて
 ....
もう二度と会えないなんて
思いもよらず
雑な態度や言葉
思いだすだけで
苦い水が込み上げてくる

たらればに縛り上げられ
堪えることができずに
弱音を吐くよ

さようならを喉に詰ま ....
寒晴れに鰤ほろ酔ふ藻陸蓮根 あたまの中
波打ちながら
増幅していく
思考のうねり

最中でわたし
奈落への悲鳴
只聴きながら
ひゅうひゅう
風吹き渡り
増幅していく
うねる思考
手懐けながら

奈落へ ....
あべこべにくっついてる
本のカバー、そのままにして読んでた、ズボラなぼく。
ぼくの手には{ルビ蹼=みずかき}があった。
でも、読んだら、ちゃんと、なおしとくよ。
だから、テレフォン・セックスは ....
君はまだ歌を歌っている
 

昔から若かりし頃の君のことを知っているし
場末で歌う今の君の姿も愛おしく感じるけど
舐めるしかできなくなったバーボンのオンザ
ロックがこんなに辛いとは知らなか ....
帰り道のスーパーの駐輪場

彼だったかもしれないそれを

彼女であったかもしれないそれを

無遠慮に踏みつける

サクッサクッザクッ

白く盛り上がったふわふわが

黒く固くぺ ....
くたくたに
何度でも落胆して
繰り返し繰り返す意志、
それすら忘れていき
只々瞑目し続ける
意識の視界に
いきなり
くわっと
眼を見開き
聳え立つ巨城 、

崩れ落ちる時進の
 ....
ずっとむかしの
波しぶきの化石を並べて
もう聞こえない声の数々は
糸を曳くように飛び交う

白く露出した骨は
もう痛みを感じないから
少しずつ折り取っていく
日記みたいな作業

遠 ....
土の香を清々うたふ水仙の花 鶏肉を食べた
美味しくいただいた 
鳥、なのに空を飛べずに 
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を 
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から 
飛んでいったのは
 ....
下は可愛い
上は消す

下は愛する
上は消す

下は子分
上は消す

何かあれば
全部上のせい
ベランダに出て
すっぽんぽん
思いっ切り伸びをして
そら仰ぎ見れば
青く青く色づくただ青
気高くも艶やかに
天真爛漫にして
包み込まれ包み込み
見えぬままに力強く
脈打つ思考生命
 ....
 一度とりとめもなく書き込んでみようと思った。散文詩と言えるものなのか独白詩と言えるものなのか、掴み所のない読み物として、もちろんあとで推敲することもなく、かといって顕かな誤字が有れば手直しもする .... 灰白のコンクリート剥き出し
絶えざる空爆に崩れ落ち
ひたひたと歩み入る
自らの内部の裸形の現に
善きもの美しきもの
霊性の花束を
自らの意志を以て投げ入れんと

破水し獣声荒れ狂う乱打 ....
ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)

入学も組割りも
自分で決めて良い
ネット詩サイト

強制力は(全く)何もなく
先輩も後輩も同じように
うなじ(急所)を見せていて

 ....
まあ8の世界は
終わりました

次は24くらいの
世界になった

まあ俺はまだ
この世界では
なんも分からん
少年なんで

当分は普通に
楽しくやってこう
思いますね

 ....
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい

特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ....
口に出すほどのことでもない
君たちに大事なものが
わたしにも大切に思われる
そんな時もあるだけ

よこを歩くひとりのあなたを
きいろい満月みたいに見ている
足もとには銀河が広がって
わ ....
「自分と自分自身との関係、並びに自分と外の世界との関係、この二つの関係が共に分かったとき、私はその関係を真実と呼ぶ。
だから誰でもが銘々の真実をもつことができ、
しかもその真実は同じ真実なのである ....
ブロッコリー、ブロッコリー、ブロッコリー、です父上。
それはブロッコリー、あれはカリフラワー、これはキャベツ、あれは菜の花。
ブロッコリーはね、花のところを食べるの。
白いのがカリフラワー、緑い ....
豊かさにすがる人々が挙って生贄を捧げる
まぶしい海の街に聳え立つ女神の像が淫らに、
そして聖母のように微笑んでいる
見よ、彼女が踏み荒らした諸国の苦しみを

アフリカの中央部、西部、そして ....
ぼく、うしどし。
おれは、いのししで
おれの方が〝し〟が多いよ。
あらら、ほんとね。
ほかの〝えと〟では、どうかしら?
たしか、国語辞典の後ろにのってたよね。
調べてみましょ。
うう ....
きみキューピット、
おんなのこの、
キューピット、
しろいましゅまろみたいな、
ほっぺたを、
ふたつのてのひらで、
おさえながら、
すこぉーしだけ、
くびを、
ななめに、
かしげて ....
すべて商品消費物として呑み込まれいく
私の私たちの声は哀しみは何処へいくのか

 三人死ねば大変だが、三百人死ねば計算の内だ

この時流を打ち破っていく強さ強度持たねば
私は私たちは只々死 ....
鏡文志さんのおすすめリスト(195)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昔の友だち- たもつ自由詩9*25-2-24
チョコレートゴースト- wc自由詩13*25-2-22
谷川俊太郎の「孤独」の現代性について- 岡部淳太 ...散文(批評 ...4*25-2-21
クリームパン- たもつ自由詩325-2-20
葬列/下位次元展開- あまね自由詩11*25-2-19
チンポコ道- 花形新次自由詩325-2-18
おわかれ- 自由詩9*25-2-18
寒晴れに鰤ほろ酔ふ藻陸蓮根- 洗貝新俳句6*25-2-18
えーてるうちゅう- ひだかた ...自由詩8*25-2-16
泣いたっていいだろ。_- 田中宏輔自由詩13*25-2-16
君はまだ歌を歌っている- 足立らど ...自由詩525-2-8
消雪- 詩乃自由詩625-2-6
詩想、〈私である〉- ひだかた ...自由詩7*25-2-6
骨音- あまね自由詩1525-2-6
水仙花- 紅茶猫俳句3*25-2-6
空を飛びたかった- たもつ自由詩5*25-2-6
上を排除する国- 陽向(2 ...自由詩225-2-3
エーテルのこの朝に- ひだかた ...自由詩8*25-1-31
わたしに語りかける夢の話し- 洗貝新自由詩12*25-1-30
詩想、浜辺にて_- ひだかた ...自由詩10*25-1-29
ひと知れず去る為(ネット詩サイトの活用)- 足立らど ...自由詩425-1-27
新たな始まり- 陽向(2 ...短歌4*25-1-27
人間の尊厳- 栗栖真理 ...自由詩5*25-1-15
きいろい満月- よるもと自由詩925-1-14
人格と世界観4- ひだかた ...散文(批評 ...425-1-12
ブロッコリー- 大町綾音自由詩10*25-1-10
アフリカの涙- atsuchan69自由詩21*24-12-31
木にのぼるわたし/街路樹の。- 田中宏輔自由詩14*24-12-30
花キューピット- 本田憲嵩自由詩624-12-30
五行歌、メリークリスマス!突き破る無常(改訂)- ひだかた ...自由詩5*24-12-24

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