恐ろしいんだ

君に触れるのが

恐ろしいんだ

君に嫌われるのが


恐ろしいんだ

君の居ない世界は

恐ろしいんだ

それでも
君に愛してると言われたって
温も ....
工場の
金属板を打つ音が空に響き
僕はシートに深く座って
窓の外を見ている
電車は出発時刻を静かに待ち
構内のスピーカーの
沈黙が雨の音に聞こえる

涙は
いつも遠くから
そして人 ....
知らずの内に増えた
年齢も
身長も
経験も
挫折も
思想も
感情も
表情も

あちらの顔は笑顔で
あちらの顔は緊張で
こちらの顔は辟易している

赤い花弁は別れ
葉を落とし ....
今朝も
生きている
生きている
いろいろあっても
生きている
どうして
今日も生きているんだろう
なんのために
今日も生きているんだろう
よくわからないけど
生きている
生きてい ....
また、書けない日々が続いている。書けないのではなく、書かないのだと、つぶやいてみる。つうか、詩なんて書いたことがないのかも、詩のようなものを書いては、詩かもしれないと、思い込んでいたかっただけかも。誰 .... 赤い砂漠の中心で
巨大なカタパルトが
果てのない空を見てる

これで月も落とせると
彼女は笑う

焼け落ちた高圧線とバラック
帰るための水も食料もない
「ミートゥー!」

突然叫んだ僕に
先生も皆も驚いている

卒業間近の川の水は
まだ冷たいけれど何だか
優しい温度に感じた

今日は伝統行事
使用した机椅子を
河で洗い清める日
 ....
あなたの云う、地獄と名のつく場所に連れていってくれと、私がいうのもおかしいので、その方へむかっていく背中を、みていた。煙草の煙にまざって、ゆらゆら幻影、だんだん、見えなくなっていく。私は噛む。爪を、噛 .... 聖書から蝶が飛び立つ何らかの啓示か赤き海の睡りは


ゲシュタルト崩壊ゆびでそっと背に描いて薔薇か麒麟か髑髏


首と肩、腕に背中を病んだ十一月風は止まぬ夕暮れ


切り落とす次 ....
今日は午後から
晴れが降り出すでしょうと
テレビの予報官が言った

すぐに雨が降り出すでしょうと
訂正が入った

晴れが降り出すのも
いいかもしれない
想像してみた

晴れが降り ....
路地裏の、闇雲に積み上げられたコカ・コーラのマークのケースの一番上の段からは内臓に疾患を抱えてそうな誰かの小便のにおいがした、睡魔で朦朧とした頭を手のひらの根元でがつがつと二度小突いて、ノーブラン .... 見上げた空は
ただくすんでいて
希望の光とやらの
筋さえも見えず
暖かな陽射しの兆しも
白い月の欠片も
一点の曇りも明るみも
なにもなく
ただそこに広がっていた

そんな空をただた ....
狂奔 薪に困ったら呼べ
ヤニ臭い革張りとゴム臭い鉛 俗悪な日溜まり 燃料事欠かんゴミ屋敷
廃屋 不審火燃え滾り 有刺鉄線凍る隘路に
防犯灯耄碌 段ボール覗き込めば猫のモツ
発破そして威風 巫山 ....
齢(よわい)48にして、
うんこを漏らした。


通勤途中、他の社員と顔を合わせるのが嫌で、
いつも、遠回りして会社に行くのだけど、
途中、時間合わせで、コンビニで週刊誌でもめくっていたら ....
春、また
海のない街で
想いで腫れた胸のうちはまだ
ことばにならない

ばらが枯れ あじさいが枯れ
百合が枯れ 菊の花が枯れ
それでもまた 蕾がふくらむ
風が行き 雨が落ち
 ....
パラリンピックをテレビでみながら
すごいなあすごいなあと感心する

ないものをみようと凝視している
あし 腕 視力

だれだっていつかは衰えてゆくんだけどなあ
そっとつぶやく

満杯 ....
あなたの正義はいつでも研ぎたてだ
あなたは祖国の問題に敏捷に反応しながら
その刃は飽くまで内側へ
あなた自身に向けられた
あなたはいつでもあなた自身に試されていた
もっとも厳しく鋭く重い ....
掌から零れ落ちた幸せを
慌てて拾い集めようとするけれど
砂上の楼閣の如く
脆くも崩れ去り
風に浚われ跡形もない

立ち竦む 過去と未来の狭間
砕け散った心だけがその場に囚われ
視界を阻 ....
おかえりなさい

こんばんは

おやすみなさい

こんばんは

かなしいけれど

たえてます


みんなしあわせに

ひとらしく

あったかく

ひとらしく

 ....
働かない
家事もしない
子育てもしない
しかし金はある
旦那には権力もある

そんな女房が
まともだったためしがあるか?

江青と同じじゃねえか!

まあ、
ろくなことはしねえ ....
フロム・メキシカン・トゥー・ユー
香りが近づいてきたのが分かるかね
ひれ伏す時間がやってきたのである
ジャンバラヤ様のお通りなのである

感情のひだに浸透する些細な揉め事
先を決めてしまっ ....
ゆっくりと流した涙を
重ねて作る 水たまり

溜まり過ぎて 川になって
何れ海へと 向かうから

塩辛い理由を
そんな風に 
考えることにした

海の中に浮かぶ 二つの島を
 ....
自由に描いていいよ と
渡された広大なキャンバス
だけど所詮は有限な面積に
決められた色と形しか描けない
不自由な絵に意味は無いのだ と
汚れた手で引きちぎってみせた

四角に囚われ見え ....
年増の看護師に
血を抜かれるように
抜かれたい私は
否応なしに
身体に触れて来る
看護師の尻を撫で上げると
予想していたよりも
深刻なリアクションだったので
笑い飛ばすことも出来ず
 ....
新しい法律を作っても作っても
ちっとも世の中よくならない
わけがやっとわかった!
官僚が間違ったデータを出しているからだ!
無理に布団から這い出ると
危険ですよと 独り言
猫のポーズがお決まりの
病を避ける 良き仕草

昔隣のおばちゃんが
倒れていなくなりました
その時知った病名が
大っ嫌いな蜘蛛に似て ....
お母さんと一緒に

買い物に行く

あさりを買って

酒蒸しに

飲んでもいいかと

聞くことは

一刻考え

どっちも言わず

詩人の指示など

生涯ない

 ....
悲しいとはなにか

寂しくて辛くて切なくて
涙に濡れて
この気持を誰にも受け止めてもらえないどころか
理解さえ示してもらえず
軽蔑の眼差しを向けられ
罵りの言葉までぶつけられたら
悲し ....
人類が死ぬ気で生み出した
時間と修練の賜物が

国境や海を越えて
名前も顔も知らない人たちを
統計上の数字として
スイッチ1つで大量殺人を成す為だけの
装置でしかないとしたら
人間の進 ....
雨でかき消して
嘲笑ってくる 人間関係
見失いそうな 微かな光(きぼう)
つぎはぎだらけの鬱陶しい毎日なんか


雨でかき消して
殴られて殴り返して 不器用な感情表現
吐き出たいでも  ....
暁い夕日さんのおすすめリスト(507)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の温もりを感じられない- えこ自由詩218-3-20
霖雨の終わりで- flygande自由詩5*18-3-20
三椏- えこ自由詩318-3-20
- ホカチャ ...自由詩218-3-20
誰一人としてその名で私を呼ぶことが永久にないとしても- Lucy自由詩11*18-3-20
sagittarius- mizunomadoka自由詩318-3-19
ミートゥー!- しょだま ...自由詩318-3-19
出涸らしの慕情- 笹子ゆら自由詩11*18-3-19
Ghost- 本木はじ ...短歌118-3-18
晴れ降り模様- イオン自由詩4*18-3-18
朝陽のあとで- ホロウ・ ...自由詩2*18-3-18
空を見上げて- 坂本瞳子自由詩3*18-3-18
炸裂- なけま、 ...自由詩218-3-17
腰まで糞まみれ- はだいろ自由詩3+18-3-17
- はるな自由詩1218-3-17
きょうそう- 朧月自由詩218-3-17
ガンディー- 葉leaf自由詩218-3-17
イツカ_ドコカデ- 忍野水香自由詩418-3-17
ひとらしく- ペペロ自由詩518-3-16
女房が足を引っ張る- 花形新次自由詩118-3-16
ジャンバラヤ様がやって来る- ブルース ...自由詩3*18-3-16
冬ほたる- 藤鈴呼自由詩3*18-3-16
キリエ- たいら自由詩318-3-15
水虫ジュク夫「病院にて」- 花形新次自由詩218-3-15
やっとわかった!- ホカチャ ...自由詩218-3-15
眠れぬ夜には_- 藤鈴呼自由詩3*18-3-15
買い物- りゅうさ ...自由詩218-3-15
悲しいかな- 坂本瞳子自由詩2*18-3-15
熱中- 一 二自由詩218-3-15
雨でかき消して- ムウ自由詩218-3-15

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