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白い光があなたの耳を透かしている
あなたの血管が浮かび上がる
透けた肉は赤く
あなたの心臓はいま動いている

あ、また、つい、なんて凝視しては
なんでもないよと手を握る、握り返す
あたた ....
人身事故
線路に人が飛び込んだ
電車が遅れる
文句を垂れる人々
わざわざこんな所で死ななくともと


でも違うんだ、それは違うんだ
ここで死のうなんて、きっと思っちゃいなかったんだ
 ....
夜明け、窓を開けると
空に、明星が瞬いている

テーブルにこぼした煙草の灰を
手で、掬いとっているうちに
夜が終わっていく

春先の暖かい雨は、降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ....
「周ちゃーん!」

パパとママと手をつなぐ息子の
後ろから、女の子が呼びかける

周が、まだ言葉を知らなくても
すぐに反応がなくても
女の子は小さな春風と共に
保育園の門へと、駈けてゆ ....
分からないというそれ自体に
ふたをしたら死んでしまうよ

分からないというそれ自体を
叩いたら底が抜けるよ

分からないというそれ自体の
美しい 美しい 上澄みを
猫が小さくなめている ....
俺の袋には何もない
愛を知らないまま死ぬのだ
助けは要らない
足を引き摺って吟うのだ
俺の袋には何もない
あの世で何か見つかるか
ただ濃緑の盃を見る
いやなことばかり言ってしまい
そんな自分の顔をみたくなくて
夜ににげましたひとり

まっくらはこわいとおもってたけど
明るいほうがこわいね
星は遠くにあるからよくて
すぐそばだったらみん ....
新宿の伊勢丹の
いいお店で働いていたときに

うんとお買い物してくれたおばさまの
ぜんぶの指にひかる指輪みて
がっかりしたの

わたしの中には
スニフの落ちたガーネットの谷から拾い
 ....
夜空が訳もなく光っている
雨雲の無い稲妻が
わたしの罪を暗示している

人は許されることを愛だと思うだろう
優しさを寛容と取り違えるだろう
幸せを作用点にすれば
全ての不運は過程であると ....
色んな物を スライスしたら
小さな畑が 出来上がる

稲穂の実る この季節
小降りの霰 振り切って

たわわな笑顔 
生み出しました

温かな湯気 転がり始め
シルバー達も 仲 ....
みおろすこの街の
眺めは最高のイルミネーション、
頽廃のタワーマンションに
どんな正義も眠るころ、
さまよう夜のいっぴきの黒い猫
あなたを求めて黒い影に化ける。
逃げているわけでは ....
ほんのすこし長く
少年で居過ぎたのさ
膨大な時計の回転のなかで
上手くやるコツを見過ごしてしまった
高速鉄道の窓から見える景色に限りがあるように
自分の思うがままに走り過ぎたのさ
ごら ....
テレビが言っていたけれど

PINKの花の咲き誇る情景は珍しいらしい

雨期と乾期と二つじゃなくて

僕らの黄金の国には四季がある

それはとても素晴らしいらしい
 ....
車に轢かれて数メートル飛ばされる

身体が宙に浮いて、アスファルトに叩きつけられるまでに

時がモーションをかける

記憶の走馬灯、セダンの前を、目の前を、走り抜ける

大事なあの人に ....
陽も落ちてしまえば

悲しくもなるでしょう

家路へと向かうリズム感は

若干ズレて歯痒さ残してる

それでもいいじゃない

進む一歩 一歩 は前へ 前へと

帰り待つ人たちが ....
そして、あのキャンプ場で出会った
囲われた星空の、
子どもたちをぞろぞろと引き連れて
詩の匂い漂うコンクリートで囲われた
夜の無人の街を歩いていく。

「あすなき暗闇の」
キラ ....
 そこにいるのは誰?
 森の入り口で僕は小さな叫びをあげた。
 昨夜からの雨の上がった朝だった。
 風そよぐ緑の中で気配は続いていた。

 君は僕の味方?それとも・・・。
  味方かど ....
はぐれはぐれて
この街までやって来た
この街は焼けただれた街
俺もまた焼けただれて
街とともに啼く

はぐれはぐれて
この仕事についた
この仕事は汚染された仕事
俺はもともと汚染 ....
灰色に枯れかけた景色を
あるいてったさきを

(記憶のおくのほうで化石になってくれていた はやあしのおと)

どうしたって ぜったい壊れちゃうんだけど
あったかい秘密基地がほしくってさ
 ....
そのみえすぎる目で満開の桜の花の下をみて
ひとがみてはいけないものさえみたくせに

あなたったら全然気づかないんだから鈍感でもう
待ちくたびれてあたしとっくに腐っちゃったのよでも
きらきらと ....
今回の奇跡はここまでです。お疲れ様でした。
あなたとあの人との出会いが奇跡でなかったという訳ではありません。
あなたが生まれたことが奇跡でないという訳ではありません。
残念ながら、奇跡にも終わり ....
さがしものはいつでも
くだものの皮の中にある
とでもいうように慎重にむいている

生きているかのように
こわごわあつかっている
こわれもののように

うつむくのに
これほどつごうのよ ....
半覚醒状態で掛布団の下でうずくまる
地球外生命体の逃亡者のような私は
テレビの声だけ聴きながら丸く横たわっている
いっとき、毒水は体を掛けめぐり
麻薬のように高揚したかと思ったが
今は、毒々 ....
意味はきらきらふる星だし
正しさはもえる草原で
寝息は世界のかぜ薬
あなたの頬がやわらかいうちに
知ってほしいことがたくさんあるけれども
なにひとつ教えられることがない

だからいつ ....
僕の部屋の片隅に
久しく再会した
幼稚園の頃の先生が呉れた
ご主人の形見の下駄が
置いてある

夜の部屋で、ひとり
黒い鼻緒の下駄を見ていると
あの大きな背中と共に
からん、ころん、 ....
植物になりたい、と、思っていたのですけれど

植物も案外、グロテスクなことを知ってしまいまして

もはや、ぜつぼう、しか、ありませんの。

ぜつぼう、をぜつぼうって、たった4文字であらわし ....
それは無条件にすり込まれた
教室の歪みに着席しても
開いた教科書の羅列が
惑うことなく正確だったように

正しいか錯誤か
二択だったセカイ
篩いにすらかけられず
それは無条件にすり ....
あなたの歌声が雪音になって
鼓膜に降り積もるのだ

それは海に降る
空の欠片 星の花弁

わたしはその花が
梅か桃かも知らないけれど
ほころびかけたそれに
波は広がってゆく

あ ....
才能や

理想や

思想や

理念なんかを

本棚にしまう今日

虚しさが部屋を包み込む

ネットワークという名の職場へ

放たれよ!

さすれば、世界の何億分の一さえ ....
目を覚ました
しとしとと音がしている
しずかな朝の、
雨音の音階を調律するひとがいる
誰だ。
調律師は物憂げな顔で指先を動かす
ふと音がなめらかに
なったかと思うと
その指先は ....
もとこさんの自由詩おすすめリスト(1053)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桜の季節- 青の群れ自由詩718-3-27
生きる希望は死- 愛燦自由詩218-3-27
桜の樹の下へ- 長崎螢太自由詩5*18-3-26
春の門- 服部 剛自由詩318-3-26
無題- ◇レキ自由詩2*18-3-25
- 腰国改修自由詩2*18-3-25
薄氷の道- 朧月自由詩318-3-25
童話の指輪- 田中修子自由詩4*18-3-25
罪と夜- ヤスヒロ ...自由詩1018-3-25
なんでもパスタ- 藤鈴呼自由詩2*18-3-25
夜が明け、朝は来るから。(黒猫の黒い影)- 秋葉竹自由詩318-3-25
あの頃と同じように赤い- ホロウ・ ...自由詩3*18-3-25
それだよそれ- TAT自由詩218-3-24
夢でよかったが、現実は痛かった- 暁い夕日自由詩5*18-3-24
よるのせいとは言わないけれど- ムウ自由詩218-3-24
夜が明け、朝は来るから。(僕の、桶狭間)- 秋葉竹自由詩318-3-24
そこにいるのは。- ヒヤシン ...自由詩8*18-3-24
はぐれはぐれて- 葉leaf自由詩318-3-24
さようなら秘密基地- 田中修子自由詩11+*18-3-24
桜の樹の下では- 佐々宝砂自由詩6*18-3-23
奇跡- 水宮うみ自由詩2*18-3-23
くだものの村- 朧月自由詩318-3-23
ガラケー- 山人自由詩4*18-3-23
寝がえり- はるな自由詩19+18-3-22
下駄の音- 服部 剛自由詩8+18-3-22
植物になりたい- 水菜自由詩7*18-3-22
慥かなこと- アザラシ自由詩4*18-3-22
トニック・海・季節- ヤスヒロ ...自由詩218-3-21
ソーシャルネットワーク- 暁い夕日自由詩4*18-3-21
雨の日と月曜日は- かんな自由詩10*18-3-21

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