すべてのおすすめ
ただしい農場では
ただしい青果が生産され
世界をよりただしくしてゆくのだろう

おびただしいひとの群れは
おびただしい愛の定義をつむぎだし
世界をより美しいものにしてゆくのだろうか

 ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の笑みは必ず口角を30度上げ唇を潤わせて行われるの ....
遠すぎて不安になった心が
ポケットの外で鈴を鳴らした

助けてという言葉の代わりに
瞬きの音を残してゆくよ
りんりんりんと見つめる夜空に
リンリンリンと電話を掛けたい

あの人の番号を ....
雨のにおいがする
一年ぶりの青紫を滲ませて
水たまりは歌う



いいな
そうだ きいてよ




わたし

ほんとうはクラゲに生まれて
不老不死の体で漂っていたかった ....
自己紹介で特技をきかれた
特になし
そう答えたならもう
終わりだと思った。

ようやく気がついた
あの子より私の方が絵がうまかったかもしれない
あいつより私の方が難しい曲が弾けたかもしれ ....
あらゆるものの無価値が
ふくらみながら、ビルをなぎたおして
湖や、きれいなもの、意味や無意味は、まざり
まざったあとで、ちいさな
穴になって 穴は、
頑丈な瓶につめられて
コンビニでう ....
2番目の
ドアをあけると空だった
367番目のドアには
夜明けがはいってた
だんだんちからが抜けていく
この世界にいてもいいとわかったのは
だんだんわたしがいなくなってきたからだ

 ....
みんな炭酸
ぷちぷち空気にまざる
月曜にあけたサイダーが
木曜には甘い水になって
やすらかに
わたしたちは消えていく
みんな炭酸
最初から
何も始まってなんかないんだ
何も始まったりしないんだ
別にそれでいいんだよ

最初から
何も求めてないんだよ
ただ生まれるから捨てるだけ
本当にただそれだけなんだ

どん ....
ゆらゆら夕凪に映える

1.2.3で膨張して

4.5. 6で収縮する

手近にあった虫かごに放り込んだ宇宙

いくら見ていても目を合わせてくれない ひたすら毛づくらいをしている
 ....
いつくしみを
ぼくに いつくしむこころを

ひとの知の火がなげこまれた
焼け野が原にも
ひとの予期よりうんとはやく
みどりが咲いたことを

 アインシュタインはおどけながら呻いている
 ....
嵐の到来を伝えるラジオの音
突然の雨がアスファルトを冷やす
雲が覆い尽くした赤黒いアーケードを足早に歩いた

湯気のように霧散していくこともなく
ただじっとりと身体に纏わりついている
ぐず ....
君の瞳が湛えた海に
いくつも光が反射して、渦をなす。

そのさまに、残酷にも見とれながら
宇宙はこうやって生まれるのかな、と思った。
re:re:うまれたてのはなし

さんかい命を吐き出して思ったことは
男の子は血生臭く
女の子はとにかく無臭だということ


わたしの血液から絞られるおちちを飲んで
やがて、わたしの内 ....
僕たちは食べ物もお金もなく
日が暮れてから兄ちゃんと
母さんを迎えに
町はずれの工場まで
来たけれど

いくつも並んだ古い四角い建物はすでに人の気配すらなく
黒々とあいた窓はどれも底なし ....
Q.
何故私があなたを大事にするって言うか知ってる?
それは、私があなたを大事にしない事はあなたが私を大事にしない事への過大な可能性を持つからなの
だから私はあなたで遊ぶの可能な限り
でもそれ ....
もっとゆっくり話しを
聴いてほしい

もっと心に耳をかたむけてほしい

押さえ付けて、黙らさないで
抹殺しないで、縛り付けないで

同じような目線で
かすかでもいいから

心の琴 ....
雨の音のくぐもり
かえるの声は少し哀しい
遺伝子を残すために
自分とは違う誰か
或いは
自分と同じ誰かが必要なんて
生きていくことは
素敵で
残酷だね
結ばれない糸は
螺旋を繋げず ....
予告なくもぎ取られた背中の羽根は
踏みにじられて血塗れの雑巾と化し
意識は朦朧としてひざまずき
涙も声も出せずにただ愕然とする

それでも月は昇り星は輝く
明日という日がまた来るのだと
 ....
暗い道を歩いていた

道端に三色すみれの咲く細い道

月は三日月 傾いて

笑って私を追いかけていたっけ?

その あしたへむかう真っ白な道を

未来へと至る  ....
パズルの誤算は予想できない
「車の入れ替えパズル」があって
極めて世俗的な
ラッキーな蚋(ブヨ)が
やって来て私は吉央と名付ける
父が風呂で吐くのは
相変わらずだが
私が玄関の戸締りを
 ....
     ※

死の匂う、音を聞く。だいぶ疲れているのだろうか。考える人のようにソファーに座り込んで、夕方に近い、昼下がりのつよい陽射しに少しうつむく。それは沈んでいる、僕の罪悪そのもの。不意に、 ....
決まった道もいいけれど
違った道も楽しい

植えられた花々
毎日少しずつ育ち
それを見るのが日課

散歩するようになり
更に自然が好きになった

道行く人と立ち話
話しかけたり
 ....
まったく。この世は変わってしまった
人としては住みづらい

社会人
企業人
日本人

人として生きようとすると
重たい何かを背負わされる

詩人
文人
文化人

昨今、とん ....
たったひとつ
ねがいを
きいてくれるというのなら
わたしが生まれる日に
むかえにきてください




病院から
おおきな荷物と
見慣れぬ我が子を
抱えていく
母の
かえりみ ....
うつくしい家にかえる
秋の赤みをおびた夕暮れ色のレンガをふむ
玄関にはアール・ヌーヴォ風の
金色のふちの大きな丸鏡にむかえられる

この丸鏡の前に花瓶をおき
庭に咲いた花を飾る
と鏡の向 ....
方向や統率を取るために、生まれた隠喩は
つまりは説明の為の隠喩だ
しかしこと細かく説明すると隠喩は
ぐちゃ味噌に溶けて「それ自体」に近づいてゆく

それ自体とは説明ではない
なぜなら風景を ....
悲しみは訪れる
予告なく
足音も立てず

時刻を止めて
くれたらいいのに

逃げ出したいけれど
行き先が見当たらなくて

呆然としたいのに
誤魔化しようがなくて

わたしはわ ....
全て抹消せねばならぬ
踵の靴擦れが決定打になるやもしれぬ

アクセサリーを外し
服を脱ぎ捨て
下着だけになる

全て抹消せねばならぬ
レシートは全て処分した
鍵のかかったスマートフォ ....
「清く真っ直ぐな花になりなさい」
 そう言ったのは 凛と佇む聖の花
 私たちの正解だった
 揺るぎない 絶対の正しさ

 いつか、彼女は造花だと知る
 信仰してきた正しさは虚構で
 ど ....
もとこさんの自由詩おすすめリスト(1053)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気流- 梅昆布茶自由詩1118-6-26
ラブ・ラプソディ- 渡辺八畳 ...自由詩4*18-6-25
alone- ミナト ...自由詩2*18-6-24
6月のぬりえ- tidepool自由詩518-6-24
自己紹介- もろい自由詩3*18-6-24
炭酸3- はるな自由詩518-6-21
炭酸2- はるな自由詩518-6-21
炭酸- はるな自由詩618-6-21
幸せ- ◇レキ自由詩3*18-6-21
ずれてる- 赤猫永宜自由詩218-6-21
永遠の雨- 田中修子自由詩15*18-6-21
錆びる- 青の群れ自由詩1218-6-20
galaxy- 巳 砂自由詩418-6-20
re:re:うまれたてのはなし- ゆるこ自由詩318-6-20
ジョルジュ・ルオー_「郊外のキリスト」- Lucy自由詩9*18-6-20
- ◇レキ自由詩3*18-6-19
障がい者と呼ばれて- 八木ヒロ ...自由詩318-6-19
まっさらな海へつながる- そらの珊 ...自由詩1218-6-19
白い鳥は- 坂本瞳子自由詩3*18-6-18
花の夜- 秋葉竹自由詩518-6-18
ラッキーなのは- 間村長自由詩8*18-6-17
終末- 本田憲嵩自由詩618-6-17
散歩道- 夏川ゆう自由詩118-6-16
人、人、人。- たこ自由詩118-6-14
ねがいごと- 小夜自由詩418-6-14
丸鏡の向こうのわが家- 田中修子自由詩2*18-6-14
風景- ◇レキ自由詩1*18-6-13
いまのひかり- 坂本瞳子自由詩3*18-6-12
遣らずの雨- 木村きむ自由詩218-6-12
花園- 中原馨自由詩118-6-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36