すべてのおすすめ
だいすきだった詩人が
詩のことなど忘れて
湯を沸かしている

うすいまぶたに光が乗る

忘れて、
忘れて、
忘れて、
生きなさいね。


わたしの耳は聴く
目が覚めて
冷凍庫をあける
「指定のレベルをクリアして下さい」
つめたい印字 マシンガン 僕のトラクター・アート
寝そべって 知らない人たち それから
視力の悪い指導者 濡れた掲示板 パ ....
そうこうするうちに
なんだかつめたい夕暮れがきて、

影たちがふれ合う
街は灯る
日々は揺れ
そこかしこで蓋がひらかれる

完全な夜がどこにもない
まぶたの裏にも
スカートの中 ....
ふるい嘘を すてた日
体が軽くて
歩きにくかった

曲がっても曲がっても
曲がり角
街はらせんに伸びつづけ

かわいたパン くらいの
気持になって
飛び降りるとき
空は
わ ....
雨がふりだして
猫の恋も濡れる
傘はどんどん縮んでしまう

ウイルスが街を呑み
国境はふかくなる
社会と生活をかける天秤の
0の目盛りはなくなって

僕たちは星をたべ
想い ....
咲くだけしおれる花の芽をつんで
これが愛だったらいいのにねえ
わらう

バスの座席が暗く淀むから
歩いて帰る
ぬかるみを

(これが愛だったらいいのにねえ)
ぬかるみを歩いていく ....
どこかが開いている
この部屋には
窓がないのに

寝息が 夜をみたし
空の端をそめていく
昏さは
甘えようとすると裏返る

すきだとおもった指あとも
いまいましく沈んで

 ....
脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
あらゆるものの無価値が
ふくらみながら、ビルをなぎたおして
湖や、きれいなもの、意味や無意味は、まざり
まざったあとで、ちいさな
穴になって 穴は、
頑丈な瓶につめられて
コンビニでう ....
2番目の
ドアをあけると空だった
367番目のドアには
夜明けがはいってた
だんだんちからが抜けていく
この世界にいてもいいとわかったのは
だんだんわたしがいなくなってきたからだ

 ....
みんな炭酸
ぷちぷち空気にまざる
月曜にあけたサイダーが
木曜には甘い水になって
やすらかに
わたしたちは消えていく
みんな炭酸
トースト色の
にじんだ夕日も
まえがみがじゃまでみえないな

わたしは大好きな
ベランダやコンクリートやビルを
捨てようとおもいました
海岸(および波打ちぎわ)も
コーヒースタ ....
くちづけは乾いていて
忘れたころに香る
五月の庭は騒がしく潤み

ひらくたび
こまかく傷ついていく手のひらで
世界を泳いでいる
まだ知らない
なにも知らない
溺れるように街を掻き ....
今世めちゃがんばるから来世はきれいな亀の甲羅になりたいな
かみさまよ
いない世界の数合わせさせられて
伸ばした髪がせんぶ枝毛
責任とってよと言いたいとこですけど
指が5本ずつあるのとか
 ....
あかるいバスにのって
あかるいまちをゆく
肌にひっかかるような四月をぬけて

風がつよいので
往来の恋はみんな片付いてしまった

ゆるい靴紐
空があんまり白いとおもったら
端 ....
意味はきらきらふる星だし
正しさはもえる草原で
寝息は世界のかぜ薬
あなたの頬がやわらかいうちに
知ってほしいことがたくさんあるけれども
なにひとつ教えられることがない

だからいつ ....
春、また
海のない街で
想いで腫れた胸のうちはまだ
ことばにならない

ばらが枯れ あじさいが枯れ
百合が枯れ 菊の花が枯れ
それでもまた 蕾がふくらむ
風が行き 雨が落ち
 ....
せまい巣箱で
愛を買い
そして死なせた

原液に
浸っていく翼をみて
いやだと言ったのは
誰だったか
それとも
愛だったのか
タクシーは次々くるから大丈夫だよ
凍った蘭
時間
でもまだ寒くないし
小さく受け付けて林檎赤いシャッターの閉まるさま まぶた
つめたいね

泣いて、ひかりは増えた
増えてもたりないけ ....
きおくの部屋できみが笑う
季節は裏返る
陽が
さざ波のように影を揺らす

金色の檻が
反射して 部屋じゅう
光と 光でないもの すこしひかるもの ひからないもの 暗いもの すこし暗い ....
いくつもの街
いくつものビル
いくつもの恋、それから恋
行く先に来し方に
咲く花に結ぶ実に
閉じた蕾
吹く風に色がついたら
まちに名前がついたら
きゅうにひとが見えてきた

ガ ....
もとこさんのはるなさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩のことなど- はるな自由詩620-7-20
6分- はるな自由詩320-6-25
なんだかつめたい夕暮れがきて- はるな自由詩720-5-18
2001- はるな自由詩420-4-20
かんたんにきえていく- はるな自由詩420-2-25
ぬかるみ- はるな自由詩219-11-23
- はるな自由詩519-4-8
けはい- はるな自由詩918-9-8
炭酸3- はるな自由詩518-6-21
炭酸2- はるな自由詩518-6-21
炭酸- はるな自由詩618-6-21
19歳- はるな自由詩218-5-15
くちづけ- はるな自由詩718-5-1
かめのこうら- はるな自由詩418-4-11
カステラ- はるな自由詩1118-4-7
寝がえり- はるな自由詩19+18-3-22
- はるな自由詩1218-3-17
巣箱- はるな自由詩618-3-10
タクシーは次々くる- はるな自由詩318-2-24
あふれかえる- はるな自由詩218-2-18
いくつもの街- はるな自由詩318-2-16

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する