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突き刺さる
矢は
オレンジに燃える肉に、

何度も何人も何億人にも何度も

ひょいところげ
ふぅと眼差す

多角形の旗が揺れる時に、

突き刺さる

真紅の矢 オマエに。
白いマスク付け
白い空見上げ
しずしずと
雨、降り続け
白いマスク外し

地に目をやれば、

黄の輝き扇形群れなし迫り
無言佇む木の色付き
越冬の時にこの瞬間抉り
盛大な黄の色彩 ....
子音と母音の
造形と響きに
宿る神々、
意味は未だ無い
ただ聴き入るのみ


「初めに、ことばがあった」*
意味伝達手段以前遥か
ことばに宿る神々の現、
造形と響きに
「ことばは ....
夢の底たゆたい
揺蕩いに目醒め
流れ来る寄せ来る
キオクの予感に
ふるふる震え
夢の向こうとこちら側
遠く近く合い重なり
渦巻く意識の漂流に
わたし独りのたましいが
拍を踏み踏み踊り ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
私の心はふわふわり

さっき夢に見たの、

あけっぴろげのあなたを
初めて立ち上がるあなたを
珍しそうに言葉に触れるあなたを

 (子音の造形に
 ....
時、抉り
徐々に徐々に
昇り詰めて

 静かさ永久に明るむ雨降りに

トーキョー今日も青に空、
雲一点無くトーキョーの冬
奥へ億へ向かう意識に一色、

 青に空

意識の更に上 ....
統合失調症の友は、
対面しながら
話し合うのでは無く、

立ち食いそば
味わい食べる時間
共有することを
単に求めているんだ

はたと僕はそう気付き、

「いいよ、なら食いに行こ ....
人は一度も魚で在ったこと無く
人は一度も蜥蜴で在ったこと無く
人は一度も猿で在ったこと無く
あれらすべて人存在から吐き出され
突き落として来た人存在の罪深さよ


魅惑的な注意を促す ....
コンビニの
向い潰れた店の
からっぽの空間
闇の奥漆黒

光る空の、
ビルの隙間に
すっとひろがり

人々の
それぞれの途、
行き交いすたすた
行き過ぎさよなら
それぞれがそ ....
しずく音声ノぽつぽつと落ちる
あなたの声、
魂の奥底から絞り出され
いいな、素敵だな
私を己を魂の浅瀬から深みへ誘い


己自身を知れ
とは、
己の深みへ行け生けと
その深みにて
 ....
神々の足踏み、

人をして垂直に立ち上がらせ
貫通する、脳髄から足元まで
血流に神々の躍り沸き立ち凄く

(取り残され突き落とされた
動物たち、哀れ 水平を生き)

不可視、内面の界 ....
雨が
少しばかり
降った夕、

濡れそぼった
喧騒の街が

包み込む円球に悶え

内側から
破裂しそうに
なりながら

一日の針を
間断なく進めていく
無常の時流に

 ....
平安時代の
日本の人、
魂や霊
当たり前のことと
捉えていた、と云う。

憧る、そんな時流の最中に在り

憧れる、という主観的意味を離れ超え

あくまで客観性を持ち魂の肉から離れる ....
すっきりと夜空、
ぶるぅぶるぅ
コバルトブルー

ガラス戸開けば、

家々 ぽつぽつ明かり灯り
新たなステージ オゥと拓く

 明日にも両足切断されるかも

それは一つの恐怖だ、 ....
闇夜の坂道に落ち行き
突然に遠く消える君、
僕の想い描いた
理想、吐き出せないママ

逃れいく逃れゆく、

三鷹台というホームに
たこ焼き買い夜な夜な
神田川沿いのベンチに座り
熱 ....
その川の水底、
ゆらゆらゆらゆら
揺れ動いて
澄んだ水面の影落とし
そうして一層透明になり

底抜け底抜け

師走の大地を震わせて、

笑って居るよ 大口開け

岸に境に座る神 ....
ごちゃ混ぜゴォン
千の鈴鳴り紅赤緑
街路樹色づき貴やか
ひと吹き風に揺れ動き
色々重ね鈴鳴り千の


奥深く億の
森掻き分け
拍を踏み
ふと内懐
入り込む


入り込み
 ....
哀しみに憧れ眠り
憧れに哀しみ眠り

表層を滑走すること、
突然に深みに嵌まり
聳え立つ巨大な相貌、
内面に湧く泉呼応し

郷愁に憧憬伴い
憧憬に郷愁伴い

眼差す 純白の瞬間、 ....
毎晩に硬直し冷え凍る脳髄を
焼酎飲み がぶ呑み
薬は効かず 温め柔らか暖かめ
動脈硬化進み肉の滅び近く
近付きかなぁ と予感し。


これぐらい耐えろよと
相互の調和カンディンスキー、 ....
青が開ける
まっさらな朝の空
光は弾け

鎮まるわたしの心
魂の均衡と調和のうちに
世界のすべてを受容する

颯爽と歩き過ぎる若者、
駆け回る子供たち、
凍り付く紅葉、杖つく老人
 ....
理想に貫かれた理念に
日毎努め静かさ観じながら
私の気力はたと萎えさせる、
時間という無機質 
墓石の無表情。


現実という
刻一刻と
移り変わる最中に、
微細な相貌の顕れ新た
 ....
射す光に紫の輝き
花の群れ、流れ揺れ

意識 ゆったりあけひらき

紫の色光、無数無限
広がる透空を自在に泳ぎ

意識いよいよ光景に溶け入り
光景これこそ意識そのものと
冬の凍空
水晶の塊となり
浮かんでいる
難破した砕氷船が沈んで
空のクレヴァスに紡がれる
大きな心の屈曲を抱え
帰港すべき場所を探す

空のクレヴァス突き抜け
漆黒の宇宙を見出すとき ....
うっすら片手から放った蝶の
宙に舞う
軽やかな息を継ぎ銀箔の輝き

陽光浴び

ささやか咲き誇る路傍の草花
から草花へ
蝶の軌跡 柔ら鋭く速やかに

 〈ありがとう〉

言ノ葉 ....
のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に拡散し
冷気に凝集し

接吻する
あなた

なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある ....
かつて帰る家路があった
今、帰る家・故郷、喪失し
新たな家路を辿り紡ぎ行く
憧れの地平 確と眼差し
内鳴るフルサト湧く沸くと


土佐の海鳴りカツオの叩き
はりまや橋の赤々と浮き立つ
 ....
ぽっかり
穴、あいて
なんの
深みもなく
なんの
形もなく

無限のたゆたい
無限のひろがり

 すっと黒い円のなかに黒い円が在る

白い点は円のなか
段々広がり破裂し

 ....
私が得る愛、
私が造る愛と等しい
と、ビートルズ最期に
努め営み続ける意識の過程、
それは真の愛に至る途だからと、私。


この肉の魂の精神(霊性)の
苦楽ジェットコースター、
なん ....
セブンイレブン、イートイン
初冬に飲むアイスコーヒー、
砕氷は溶けず身体冷えて冷えて

向かいに営業していた喫茶店、
半年で潰れ
ガラス戸越しの漆黒の闇

日々青い青い空ひろがる
東 ....
 まったき明るい赤みがかった砂利道をゆく
 砂利道はやがて深い深い森へ至る


感覚され艶めきの外界、確かに在り
直観され浮き立つ内界、確かに在り

この世界、これら二局面から成り在り  ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
征服者- ひだかた ...自由詩4*23-12-15
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さやまそば- ひだかた ...自由詩423-12-13
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五行歌、乱れ躍り(改訂)- ひだかた ...自由詩5*23-12-7
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接吻する- ひだかた ...自由詩323-12-4
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詩想43〇愛について、五行歌借り(改訂)- ひだかた ...自由詩7*23-12-2
朝の天使たち- ひだかた ...自由詩6*23-12-2
詩想42- ひだかた ...自由詩5*23-12-1

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