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哀しみ降って来る
一斉に響きとなり
冷え震え降って来る
どうしようもないね、
この欠損だけはもう

ひたすら雨の降り続く
ひたすら鈍色の大海に
しとしとしとしと静か
大海に雨の降り続　.... 太陽よ、
絶え間無く爆発し続ける太陽よ
この地球の善も悪も曖昧も
均等に照らし出す太陽よ
その偉大な開け透けの愛
その圧倒的で広大なる愛
どうしたら
この私的感情の波を
あなたに合流さ　.... 偶然に偶然が重なり必然となり、
わたしの中にあなたが
入って来た
束の間のこと、
わたしはあなたという人を
その懊悩、その優しさ、その臆病さを
生々しく生き体験した
一つの運命として掴み　.... 夕暮れとも夜明け前ともつかない薄暗さのなか
元実家近くの空き地の脇を通り過ぎようとした時
焦げ茶色の雲が空き地のすぐ上に浮かび揺れていた

静まり返った薄暗闇に浮かぶその雲は
眼を凝らしてよ　.... 三角が貫入する、
　静けさの皮膜に包まれ
わたしの意識は落ち着き払い、
　自らの不均衡を捉える

薄黄色の光芒、横断する斜線
　揺れる葉の緑に私は内側から語りかけた
　　[もう充分生きた　.... 生きて息して生き続けろ
祈る暇なし気はそこに在る樹
気チガイになるまえにシッカリと
魂に現、刻印されれば気は正気付く

静まり返り　ミンミン蝉の疎らな声
音根弱ってだらしなく
造形崩し濁　....

ナンモナイデスさんのひだかたけしさんおすすめリスト（1896）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
夜になると	- ひだかた ...	自由詩	6	16-9-9
太陽よ人々よ	- ひだかた ...	自由詩	11*	16-8-30
母音響き愛ー2	- ひだかた ...	自由詩	4	16-8-29
vision.10	- ひだかた ...	自由詩	2	16-8-27
嵐の後に	- ひだかた ...	自由詩	6*	16-8-25
夏キョウ気	- ひだかた ...	自由詩	3	16-7-31

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