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ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。


私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、


太古から ....
二つの悪魔、絡み合い
意識の低層辿りながら

漆黒の渦中に白銀の月、
昇り浮かび破裂する
太陽の無限に照らされ、

在るもの うねり流動し、
輪郭保ちながら微笑み
雑踏に消える悪魔達 ....
日がな一日、
謎は謎として在り続け
私は五感という限定携え
逃れる的に魅惑され続ける

光溢れ裂ける瞬間に、

現象する本質を
本質する現象を

掴みかけては取り逃し、

流れ ....
無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、

海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し

到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、

澄 ....
小さく紫に白に燃える花弁、
あちらこちらにそこここに
見た!観入る、無数無数の開花!

白雲の絹に自在伸び糸引くひろいひろい青空の下、

収縮しては拡張するイノチの躍動、
名も無き名も知 ....
浮かび開ける庭園に深紅の薔薇輝き
打ち刻まれる時の鐘鮮やか転覆する、

 次元 無色彩色に異人に接する様に
 新た次々熱帯び思考という力動発し

浮かび咲く真紅の薔薇深々過去抉り
倒壊し ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越え
海に向かって歩いていた

  *

漂う磯の香、白波打ち寄せ
空き缶一つ、浜辺に落ちて
独り私という魂が
水平線を覗き込む

 遥か ....
遠さの感覚は濃密な此処
遠い地平は波打つ黄金

日々刻々と甦らせて、

内深く込められた
今一つの己なる、
永遠の穹窿を。
成就したこの純白、
因果思考の平面航路
切り裂く垂直の力動

響きの思考の感触、

色彩のグラデーション
非論理的にして立体、
平面の静止状態打ち破り

ゆっくりうねり泡立ち
無 ....
清らかさ汚され、
神聖と為り甦る

魔と魔の真ん真ん中、
均衡取りながら覚醒し

光滴 毒づきながら微笑み、
貴女 奔放な調べ流麗な美

わたし知らなかった、

成就したこの純白 ....
荒涼としたパノラマ、
荒々しき力動に浸透し

真空の場 浮き上がる、

 秘められた透明な律動
 カオスから生まれ出た新芽
 孤独な道の果てに待つフルサト
 官能オルギア経て虐殺の大地 ....
さざめいている
ざわめいている

わたしの内で

 何かが、

輝いている
熱している 

巨大な明滅凝視、、

近付いている
波打っている

揺れ廻り 廻り揺れ
気の ....
未定形な生成、

粘りつき唸り奥まり
沸き立ち涌き起こり
そっとそと足跡辿り

ふと耀き開ける視界、

異郷の寂寥から帰郷し
荒れ狂うカオス制御し
悪の必然の天秤均衡し

破裂 ....
微睡みの
覚醒に
底割れ
沸き出すモノ
輝く尖塔を壊し
疾駆する力線
煌めく城壁を巡り
垂直に堕ちる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、受動から能動へ
掴み取り現れる無数の形 ....
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る

光点の絶え間なく揺動し、

静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に

 蝉時雨 岩に染み入り侵食し
 閑さを 襲う世界と ....
犬が吠えている
熱する陽射し
隊列を組む蟻たち
汗がしたたる
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界に
時の凝縮する

瞬間に、

明るみ開ける意識
鮮やか青空広がり ....
大波うねり寄せ来る肉への生動、
巨大に微細に蒼く蠢く命の宇宙、

ゆめみがちなかくせいのいしき

映り残響するそれ余りに過剰な

太陽を浴びる大洋に浮かぶ
したいてあし伸びやか広げ
 ....
観入り観入られ
乱打の渦を呑み
巨大にヒビキ響
映し呑み込まれ

この感情の高揚、根源!

 (赤い鞠を突き幼子と遊ぶ
 人、ふと葉脈の一筋一筋
 光に透過され その在る
 観入り ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから
駆けて来る、
子供 肉身を躍らせ

向かいのコンビニ前で手を振る
老婆のシワ萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた
雪を投げ ....
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり



躯 あやうく 
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
 
ムクロ改め見る観入り

息をする、大きく大きく
 ....
空の割れます、

わたし水の色

肉の魂の苦痛
絶え間なく、

 僅かな安息の瞬間

捕らえ入り込む、

 「究極の円 巨大
 粉雪と為って溢れ舞う」

わたしの内に私とい ....
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青

執着を突き抜け虚脱を突き抜け

到来する、

見晴るかす限りの光の野辺に

硬直した意識、遊ばせて ....
夏の獣、
身震いし
ぶち撒け
力動する核
咥え引き裂き、
無限の感触
熱し燃え
残響し
夏の獣、
戦慄いて
動かず。
銀白の月の輪郭、

余白の隙間に
鮮やかな青み
浮かび上がり

コレハナンダロウ?

遠い声の木霊、
遥かな潮の満ち引き

浮遊する青み流れ出し
欠落し満たされていく
銀 ....
ポリフォニックな音群が
時を切り刻んで持続する
僕らは没頭しながら従う
開ける光景は予感を帯び
明るんだり暗んだりして
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
あなたはすっと泳ぎ ....
奇妙な生き物
近付いて来る、 
一歩一歩 羽ばたいて
青い眼をして白い力線
描き湾曲しくねり唸り

 空漠のひろがり
 生きている意志、
 その残響刻まれ
 光の闇に闇の光
 にか ....
作品以前の原初の詩、
創造的な力動のこの核

ヒビキのヒカリ 踊る躍る、 
ヒカリのヒビキ 踊る躍る、

荒々しく細やかなその力動
紡がれ折り重なる幾何学模様

 わたしはあなたがわ ....
心の舞台に 躍動する純白

 見る観る観入る

外界閉ざされ遮断され
沸々と湧き上がる
また始まる初めての現

 闇の光に
裂開する瞬間に 

薫り開いた一輪の色

無垢を汚 ....
柔らかく白く歪な形に輝き響かせ
ふっくらふんわりふらりふゆうし
あるもの在るものと頷かせ白雲よ、

わたしのたましい大きな巨きな歌

火球燃える天空に開放されながら
こんなに色づき薫り漂 ....
密集する緑の群れ
鮮やか葉の揺らぎ
その木立隙間に
覗く向かい家の台所の窓、

橙の暖かな明かり早々灯り

空は水の色 なんて透明に澄みわたり
遠く灰の雲 地平からすっと首伸ばす

 ....
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