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あゝあおぞら

ひろがったね
またあえたね

途 行けば

ひらり花びら、
赤々と地に舞い落ちる

わたし ハッと

立ち止まり、

掴まえる この一瞬

あゝあおぞら ....
名無し人
名を取り戻す

時に

巨像 海に沈める

流れるように
刻み込むように

今の住み処
破壊し
新た 創り出し

巨像 海に沈める

流れるように、
刻み込 ....
足付かない水底の異様
ひろがり
平常心、喪失し
たちすくむ


胚種の成長そのもの、
宇宙の諸事象の流れ

その力動、巨大に透きとおり
細やか層状の響きの交錯
形成され練り上げら ....
なんにもない
もうなんにもない
これ以上なんにもない

あらわれた あらわれる、

沈黙の豊穣
響きの含蓄

たもたれる間、
たもたれる魔、

つらぬかれ

開く瞬間
無 ....
朝に、

流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱

ひっくり返す

アパートの部屋、外に出れば

無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ

そらはあいかわ ....
更新される混沌の時に
今、新たに生きて

ジャイアントコーン、
噛み砕き
味わい

歪む脳髄に耐えながら

溢れる言葉、
掬い拾い集め

無 波打つ響き

耳 澄ます この ....
揺れる三角
貫入する線

ねりあげくずれ
のびゆくむげん
色のひびきに
うらがえり

懐かし
すきとおる
揺れる三角
陥入する線

私は知らない
未知の意味

増殖する ....
漆黒に青銅の響き、在り
ぽっかり開いた穴、広がり

忘却される在ることの去来
ワダチ確かに途上に刻まれ
不断に崩れ落ちる祈念の海

私たち、常に途上の人
叩き漂いエンジン吹かし
憑依 ....
冬の太陽は 孤独だ
冷え澄み渡る蒼天に
ただ一点、燃え盛る

雪 降り積もる北の国から
届いた手紙
毛筆で書かれた文字は黒々、
その実在感に
しばし目を見張り 私は
ゆっくり立ち上が ....
流れる 大白雲
ゆっくりのっそり
奇異なこと
動きそのもの
意志を観る

消えてしまう
流れ白雲、忽然と
ひっそりひろがる
青空に 地球廻る
音すら 聴こえ

空、あかね
日 ....
この夜、この時

鮮明、際立ち
あるもの
ひびくもの
それぞれ
そこここに
在る

名指される以前、

それぞれの位置に
落ち着き静まり
それぞれの
在るという
意味なき ....
たましいの
まえをよこぎる
くろいかげ
こしょうした
にくたい
はやくも
とこにつき
こおり
ぎりぎり
かみくだく

ひとのたましい
いろんないろいろ
それぞれのときを
い ....
溢れる
溢れ出る

溢れ続ける、

はばたく花に
脱落する意味
言葉戸惑い

揺れる幽霊、
河童の踊り、 
走る死人、

波打つ無
懐かしいよ
なんだか
とっても
透 ....
あぁ勝手に
うごめく思考の内
痛む眼 硬直する脳髄

ひたすら氷噛み砕き

溢れ出す
言葉、表し

耐える
今宵この時、

熱 呼び戻せ
熱という実体

固体液体気体の
 ....
叫びながら舞う女
光の庭に
ひとり居て
ことば
渦巻き喘ぎながら

喉を震わせ吐き出される声に
意味はたじろぎ光に呑まれ
舞い狂う女の
光の庭
時 失う

感覚の光
思い出の ....
過ぎ去りゆくもの
囚われず

力動するもの
捉え

悪魔の手のひらで踊る、
神の懷に入り澄み渡る、

貴女の醸し出す
吹き荒れる熱、

巻き込まれ力みなぎる心魂に

わたし ....
暗闇のなか
戸棚上の天井傍、
わずかに開いた扉から
のぞく闇の奥、
蠢いて蠢いて蠢いて

なんだろう?

暴力的な亀裂、入っていく
白壁は躍り呻き毒を吐き出し
どよめくような粘着質 ....
ひーこら、ひーこら
引いていく
この痛む肉、硬直する肉
千の耳鳴り
あえぎながら嘆息の声漏らしながら

  *

「この病気、眼瞼けいれんですか?神経障害性疼痛ですか?それとも薬の副作 ....
こころの奥底、
眠るふるさとは
誰もがやって来た処
記憶という不思議なもの、
どんどん遡ってふっと浮かぶ
ぼぅとひろがる子宮の向こう
言葉の以前、言葉の以降

緑の草原に赤い花、ぽっと ....
思考せよ、と
言えば
空は思考する

空は私の鏡だ
私は空の鏡だ

心は平穏、
肉は硬直、

今宵、空は濃く青く
木星、揺れかがやき

わたしの思考を紡ぐ なにものか

 ....
かっぱかっぱらった
ふたりかっぱらった
ふたりであいあった
ふたりろまんちっく

夜空、
見上げ
河童
ふたり、
止まった時に
言葉散らし
響き合い
通じ合い
交わり合い
 ....
響き、

光球となり
流れ込む、

わたしに
わたしの内部
なにかナニカ
に、

なつかしく
するどく
あこがれ
覚醒させ、

ソレは最初から鳴り響いていた
気付かなか ....
新年、

天空、一段と青く
街、まばらな人影

しずまりおちついた心に
じんじん苦痛の肉、滲む

わたしはやっぱり相変わらず、

絶望もなく希望もなく
ただ心の志し、貫き
この ....
とてもしずかな夜です
そう感じ取る、
波立たない平静な意識があります

疼痛もしすがに続き
布団のなか、氷を噛み砕き
疼く肉に少しばかり耐えながら
真っ直ぐ進む時間という存在、
今はそ ....
大晦日の夜に
優しく柔らかく
時、過ぎゆく

時の響きに耳澄まし
包み込む心の平安に
遠い街の灯を想う

雪降る、雨降る、晴れ渡る
北の国、南の国、西の国、東の国
この夜、等しく深 ....
内から溢れ出る力動、統御され

貫く、

信じるチカラ

鳴り響く音声の降誕、

私たち、深海に沈み進化の途、
純白の認識の未知 行く生く

流出する熱、悟性を焼き尽くし
思考 ....
包み込まれた熱、
柔らかに放射され
愛、
どすんと降って来る

わたしのなかには
悪魔と神様、住み込み
哀しく焦がれた眼をした
少年がその均衡を保ってる

ずっと深みへずっと高みへ ....
色褪せた
夏の恋
後退する
波風

響き生きて
響き息づき

傷づき
生きて
荒れ狂い
生きて
混沌
混濁
紅い旗に
揺れ歪み

世界は響き
世界は破壊
貫かれる ....
向かいの家の
瓦屋根は光の帯、

女の真白い背中の
剥き出しの肌は芽生えの筋、 

死んだ宇宙が新しい宇宙へと開かれ

地球の営み、
星々の営み、

太陽は死者たちの力にみなぎり ....
哀しみの野獣、叫んでいる
巨大に赤く染まった富士山に

ひらひら はらはら 舞う想い
貴女はあの日、遠い坂道を落ちていった

深まる夜に 肉は冷え切り苦痛、波打ち

哀しみの野獣、鋭利 ....
ナンモナイデスさんのひだかたけしさんおすすめリスト(1896)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あおぞら- ひだかた ...自由詩623-1-18
巨像- ひだかた ...自由詩423-1-17
未知- ひだかた ...自由詩4*23-1-16
夜想10- ひだかた ...自由詩423-1-14
おもちゃ箱- ひだかた ...自由詩923-1-13
夜想9- ひだかた ...自由詩423-1-12
むのことば- ひだかた ...自由詩423-1-12
途上の人- ひだかた ...自由詩323-1-11
燃える、燃える- ひだかた ...自由詩4*23-1-10
五行歌、推移- ひだかた ...自由詩423-1-10
夜想8- ひだかた ...自由詩423-1-8
たましいのうた- ひだかた ...自由詩4*23-1-7
うちゅうむちゅう- ひだかた ...自由詩223-1-6
夜想7- ひだかた ...自由詩423-1-5
狂女- ひだかた ...自由詩823-1-5
夜想6- ひだかた ...自由詩4*23-1-4
潜むもの- ひだかた ...自由詩5*23-1-4
リアル、今の僕の- ひだかた ...自由詩423-1-3
ツラヌカレ- ひだかた ...自由詩423-1-3
訪ねる夜- ひだかた ...自由詩423-1-2
かっぱらったかっぱ- ひだかた ...自由詩323-1-2
ロック、流入し流出するもの- ひだかた ...自由詩3*23-1-1
新年に- ひだかた ...自由詩5*23-1-1
このしずかにふかまる夜に- ひだかた ...自由詩522-12-31
この大晦日の夜に- ひだかた ...自由詩322-12-31
チカラ- ひだかた ...自由詩4*22-12-30
貫いて、ひたすら青を- ひだかた ...自由詩522-12-30
夜想5- ひだかた ...自由詩522-12-29
種蒔く人- ひだかた ...自由詩622-12-29
夜想4・吉井和哉/『VOLT_』より- ひだかた ...自由詩422-12-28

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