みずのね
さらさらとね
ながされる
ひとのシやセイが
たいがになって
いつかのよるの
うみみたいなばしょへ


みずのね
ちゃぷんとね
りゅっくのなかの
つつのなか
ゆれるた ....
自由に書いていいよ
本当に?
こんなのじゃダメだよね
練習しなきゃ
何を書いていいのかな
こうしなきゃ
ああしなきゃ
自分でしめる

取れちゃった
ギロチンだ
溢れ ....
同級生が口を揃えて
「秋の匂いがするね」と言う
そういう香水、出ないかな
わたしは秋の人になりたい

タオルケットを洗濯して
毛布を一枚出してきた
敷布はパイル地
アンバランスで心地良 ....
とりあえず ビール

とりあえず ごめんなさい

とりあえず これで

とりあえずの あなたは

とりあえずの 人生

・・・・・・ とりあえず
いま45才だから

15の頃はまだ30年まえのこと

いまとおんなじ強さと切実さで

84才のとき

15の頃を思おう

それとおんなじように

きょう69年まえのことを思おう ....
青空に洗濯物のはためいてハミングすればさわやかな風

さまざまに形を変えて雲は行く見ていて飽きない空の劇場

ヒグラシの遠い呼び声懐かしい記憶の森へ心は帰る

炎天下汗をぬぐえば向日葵も{ ....
自分のこころが
自分でみえない

なのに
ひとはわたしを決めつけたがる

そうみえるから
そうだという

結果ばかりみないで
そう言って君は泣いた

わたしはなにも言えず
ま ....
抑えて抑えて
気持ちを抑えて

高ぶったって何も良いこと無いんだから
得るのは終わった後の空虚感

今目の前にいる人も
いつ私にナイフを突き刺すかな

所詮他人だもの
気持ちな ....
うつみたい 暗い気持ちが 燃えている ひらいてしまったてのひらに
はじまりは舞い込んで、やがてにじんでいく
窓枠を引いて外と内を分けて
でていかないよと言ってみても

手に入れることは失くすことだから
いつでもきちんと立てるよ ....
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言葉に傾き
ほら歩く姿に
傾きがありませんか?


真っ直ぐ歩いて来た
自分はそう思って来た
でもある時
人に言われたんだ
 ....
切り取って 食べたい景色が そこにある コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?

くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
私をとり囲む人間のなかで


誰よりも
ひどいひとで

誰よりも
自分のことが嫌い

誰よりも
素直になれなくて

誰よりも疲れている

誰よりも孤独で

誰よりも
 ....
彼女はボールさ
丸いボール
たまたま僕のところに飛んできたボール
飛んできたボールはまたどこかへ飛んでゆく

朝日が射して
葉っぱに付いた露が光る

息を吐き、
会社に向かう僕の横を ....
嘘に嘘を塗り重ねて
このまま自分を守り続けたら
どこかから結び目がほつれて
するすると狡い中身が出てしまいそう

たとえほつれなくても
少しゆるんだ結び目の隙間から
顔を覗かせた何かしら ....
一番悲しかった嘘 
涙が出るほど優しかった嘘 
胸が痛かった嘘 
叫び出したいほど切なかった嘘 
思わずへたり込んだ残酷な嘘 



『君を愛していた』 
散歩がてら
投票所まで向かう
混雑することは
目に見えているから
歩いて向かう
自転車にすら乗らない
あんまり
早く着きすぎると
誰に投票するか
決めきれなくて
それは
どんなに ....
煮た竹輪と梅干
飯には煮汁が染み込んで
みっともない模様を描いていた

蓋で隠しながら
弁当を食った
級友に見られるのが
たまらなく恥ずかしかった

日曜日も休むことなく
ミシンを ....
その橋を渡る気もないひとびとが

渡ろうとするひとを笑っている、もしくは批難している

渡ろうとするひとが

その橋の安全を確かめるのを

だったら渡らなきゃいいじゃないかと

小 ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
「見えない人」

耳の不自由な人との 暮らしは
目も不自由な人との 暮らしは
あんがい 子供の頃に抱いていた夢が
叶ったのかもしれないな
子供の頃は 透明人間になりたかったのだっ ....
とうとう左手小指の爪半月が
消えた

何の不具合もない
誰も知らない私の体の変化

どうでもいいことだ
でも
こんなことでも
ずっと憶えている
自分にとって
どうでもいいこと ....
憎まれっ子は
憎まれているという不幸を
既に背負っているから
これ以上不幸にならないという
確信がある
だから一人で
思いっきり飛べる
憎まれっ子世に羽ばたく

慕われっ子は
慕わ ....
ぎっしりとデスクの並んだ職場で、社員たちは互いに協力しながらてんでに仕事をしていた。データを入力したり、書類を作成したり、文書を印刷したり、メールを確認したり、同僚と打ち合わせたり。私は職 .... 上塗りで 下地がどんどん 消えていく

油絵みたいに 塗られてく過去
洗いすぎて
ごわりとした
ネルの小さなパジャマ
ふたつめのボタンだけ
なぜか赤い糸で
不器用にくくられている
夜泣きのたびに
私にしがみついた
熱を帯びた袖
黄色いライオンの模様
 ....
やわらかい命たち

やわらかいその時代

ほのかな湿りと肉体に

都会の青空

ごちゃごちゃ煤けてとけていた


自由だった

悲しみつきぬけていた

ていねいだった
 ....
昼下がり 
古いテニスコートを占領して
自転車の練習をする女の子
もうずい分上達したようで
ぎこちなくだが転びもせずに
不規則軌道を描いている
ヘルメットを被った人工衛星
昔は誰も被って ....
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ....
森川美咲さんのおすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の音- 村上 和自由詩915-2-11
頑張って書きました- Parin自由詩115-2-5
秋の人- モリー自由詩6*14-9-21
とりあえず- 佐白光自由詩3*14-9-18
8月6日- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-6
夕立を待つ- 未有花短歌14*14-8-4
みえるこころ- 朧月自由詩3+14-8-1
虚言- 瑞海自由詩4*14-8-1
うつ- 陽向川柳3*14-8-1
「かえす」- 小夜自由詩414-7-21
言葉に傾いている- beebee自由詩29*14-7-20
暴食- Neutral川柳314-7-19
私の要- 夏美かを ...自由詩32*14-5-25
多才な君へ- 無花果自由詩214-5-24
- M&M自由詩114-5-24
ほつれる- ららばい自由詩4*14-5-19
- 文字綴り ...自由詩114-5-16
投票所までの長く長く長い道- 北村 守 ...自由詩214-5-13
弁当- 山部 佳自由詩1114-5-12
その橋を渡ろうとするひとへ- 吉岡ペペ ...自由詩814-5-12
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9
なにかが_ある____三部作- るるりら自由詩15*14-5-6
どうでもいいことについて- ichirou自由詩11*14-5-6
ありきたりっ子世を動かす- イオン自由詩2*14-5-4
- 葉leaf自由詩614-5-4
過去- a-little-bir ...短歌1*14-5-2
衣替え- そらの珊 ...自由詩2214-5-2
やわらかい命たち- 吉岡ペペ ...自由詩714-5-2
めまぐるしくも- ただのみ ...自由詩21*14-4-24
透明な声- まーつん自由詩14*14-4-23

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