息苦しいのが蜘蛛の巣になって
むやみな(笑)にくっつく
私自身の経験値のもんだいはQ108くらいでいきなり
ああ、エアコンの音が(意味!意味!意味!)
めっきり冷たくなった冬のにおいみたい
 ....
「線路の上を歩いて海を渡る
 それ自体はけして珍しい行為じゃない
 だが
 心してきいてほしい
 次の駅にたどり着くことのできる者は
 きわめて稀である

「大洋をどこまでも縦断する ....
美味しい美味しいブブンヤキソバを君は作っている
キッチンは甲状腺のような白い匂いに包まれ
外の方はきっともっと広い世界が連綿と続き
幾多の人々が美味しい美味しいゼンブヤキソバを
美 ....
 

   Brilliantな彼女
   動物園の豹のような 茶髪のおちゃめ
   50?のバイクでこけた擦り傷
   それでも彼女が笑えばみんなも笑う
   彼女は職場のアイドルなのだ ....
 


  ママチャリを漕いで
  16号線を走った 少年の日
  太陽はじりじり肌を焼いた
  片道40? カモメのジョナサン
  のように自らを鍛えるために
  でかけたのだった
 ....
くすり指がちびた人の
ひんやりとしたリールから
 がっしょがっしょと妻が走った
シッポー トト ト (朝は隣家も装い ふれるの
深呼吸のドレープの波に乗って


   腕で掻き分 ....
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
煙草を吸い過ぎた世界にいる
飽食された宝石のような季節が
無残に横たわっている黒い冬がやってくる
食べ尽くした靴
置き忘れた布石
褐色の静寂が湖の波紋を鎮めるように
衰えたくちびるが乾 ....
 山のお坊さんはおじいさんでした。
いつごろからおじいさんになったのかは覚えていませんが、いつのまにか山のお坊さんはおじいさんになっていたのでした。

 山のお坊さんは、誰もいなくなった山の里で ....
死んだのび太が
すぐ夢に出てくる



恥ずかしいで

こんなこといーな
できるといーな
て、何だかなあ

早く寝ろよ
ドラえもん!
おい

のび太は侍であり
ひかえる ....
少女たち暗黒舞踏を踊る夜旧市街へと駆ける少年


少年が少女の着替えを待っている土の器をふたつ並べて


蜜だらけベッドの上で酔い潰れ蛇足過剰の花をむさぼる


張り詰める音楽室の黒 ....
 


 結局僕らは、手を繋ぐことも恐れていたから、きっと、人間なんて外枠は、どうでもよかったんだね。感覚で繋がる、思いは繋がっている。「繋がる」なんて言葉の嘘を、僕らはとうに見破っていた。不器 ....
オリエンタルリリーに
オリエンタルユリって札をつけるのはやめて

ポインセチアをポインって略すのも論外

プリムラ・オブコニカは
オブコじゃないし
プリムラ・メラコイデスも
メラコじゃ ....
バス 食いてえ
ツートン・カラーとか たっぷりの水分を含んだ 薄皮に包まれて
タイヤは曲がったゴムの匂い うは やっぱり
バス 食いてえ 
運転手が禁忌する交差点の手旗信号
それ ....
閉じ込めて鍵を閉め忘れたがゆえに青空今日もひろがってをり


低地へと雨がながれてゆくはるか彼方の名も知らぬやま


生活のにおいを捨てて枯れすすき遠くに見ゆる鬼と目が合う


彼方 ....
 

 風邪を引いて寝込んでしまった

 風邪はとつ然にやってきた
     
 咳と鼻水にやられた

 ティシュ一箱たちまちつかいはたした 

 風邪で寝込んでるのもの楽しいが
 ....
 悪い事をしてはいけません 悪い事をしてはいけませんよ

       と 風が運ぶ 風が運ぶ


あなたは 朝8時に 長い坂道を転がって行ってしまう   
隣の人も その隣の人も 意を決 ....
はがれていく皮膜に
縫い込まれいく記憶。
遠ざかる人影は、名前のない体温を
そこここに植え込んでいく。
宛先不明の伝言を抱きしめた少女が
それらを踏みしだきながら全速力で走る。
今赤き風船ひとつきみの手をはなれ空へと浮気なぼくら


胎動を促すごとく数々の伏線蜘蛛の巣顔にかぶれば


ソヴィエトで焚き火にあたっている少女大陸横断鉄道の窓


金魚鉢のふちで指 ....
なぜ飛ぶのなぜ生きてるのなぜ泳ぐのなぜ考えるのなぜ愛するの




寂しいと言って泣きたい寂しいと言って泣くから助けてほしい




コロッケの匂いわたしのふるさとの匂い都 ....
桝目をひとつひとつ埋めていく
あなたはまだ
自分が花びらであることに気づいていない
窓の外は想像を絶する想像に包まれ
僕はそれを夕焼けと呼ぶこともできる
かつて靴下をはかない男の子がいた ....
他者を語る私は どこか残酷だ
私は他者にはなれないし
私は私でいるしかない 

人はどこまで
他者に近付けるのだろう
私には明確に皮膚がある
寄せつけないため

私のやわらかい部分
 ....
あたしがベッドで寝ている

写真



あなたは一枚持っていた


白いショーツ



隙間から

こぼれてほしい

という

欲望



よだれ
 ....
裂かれた魚影は探知機にかからなかった。藻が以上に発生していた。魚影は藻の中にもぐりこんだのだろうか。藻は密生して揺れていた。海底深くはなかった。太陽の光がレンブラント光線のように差し込んでいた .... なまこだって恋をするんだろう
からだをくねらせて寄り添ったりするんだろう

どちらがおしりでどちらが頭か
わからないけどきっとキスだってするんだろう

海草のすき間に溶けゆくような
ひど ....
この都市の、上空100m 
本当の本当に 都市のど真ん中にて 
風に乗って舞い上がり
そこに留まっている羽毛
 が、もしあるとするならば

僕はこの都市が好きになる
本当の本当に ど真ん ....
もうずっと長い間
止まったままの時計に向かって
話しかけてきたような気がする
まぶしい午後の光のなかで
ずっとずっと独りで



引き出しが外れて飛び出して
つぎつぎと重な ....
廃墟に紅葉が溜まっている、捨てられてもう何年がたつのだろう。窓も壁も風雨にさらされて、朽ち果てている。草も枯れかかって、陽を浴びている。兎も、狐も、狸も、熊も、ここを宿にしたに違いない。獣の匂いがする .... ねこです
名前はない
あのなあ
今回は人間さまに一言言いたくて
いっしょうけんめーコトバを勉強してきたからよ
聞け

漫画とかで よく
喋ってるねこいるだろ
あれいいよな ナイスアイ ....
露に濡れた草のうえに裸足で立てば
きっと美しい言葉が見えると思ったけれど
あいにく眼鏡が曇ってしまったし
所詮ここも名付けられた大地の一部にすぎないのだった

曇った眼鏡を捧げ物のよ ....
こもんさんのおすすめリスト(556)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャイニング- 船田 仰自由詩104-11-20
海を渡る(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩1004-11-20
ブブンヤキソバ- たもつ自由詩1104-11-20
Brilliant- 天野茂典未詩・独白304-11-20
ママチャリで横浜まで- 天野茂典自由詩604-11-19
舟で- 嘉村奈緒自由詩9*04-11-17
童話(初恋)- たもつ自由詩42*04-11-17
The_Ghosts_You_Draw_on_My_Back- 本木はじ ...自由詩704-11-16
山のお坊さんのはなし- チアーヌ散文(批評 ...704-11-16
因果日乗ドラえもん- 石川和広未詩・独白6*04-11-15
少年少女探歌- 本木はじ ...短歌1304-11-14
コバルトブルー99%- ピッピ自由詩1804-11-14
花屋さんの暴挙- 小池房枝自由詩9*04-11-13
バス食いてえ- たもつ自由詩1404-11-7
大和未遂- 本木はじ ...短歌604-11-6
風邪- 天野茂典自由詩104-11-6
「戻ってくれて_ありがと。」ね- 千月 話 ...自由詩9*04-11-5
宛先不明の少女- ななひと自由詩704-11-5
帯色未遂- 本木はじ ...短歌1304-11-3
ホリデイ- ピッピ短歌604-11-3
花が降ってきた- たもつ自由詩1304-11-3
ピース- umineko自由詩704-10-31
現代詩- ピッピ自由詩904-10-31
推定無罪- 天野茂典自由詩204-10-30
なまこの恋- umineko自由詩604-10-29
都市の中心- 英水自由詩8*04-10-29
狼煙- 木立 悟未詩・独白304-10-29
悲しい遺跡- 天野茂典自由詩204-10-29
ねこ1- ピッピ自由詩5*04-10-29
夜の河原にて- 佐々宝砂自由詩304-10-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19