ファシストになる
くらいならブタでいい
と言ったブタのバラ肉が
スーパーで売られる
ような国にはしたくない
{引用=さっき見た夕暮れさえもほんものか千年あっても知るすべは無く
                                ETOILE}


木漏れ日の揺れる街路でまばたきの ....
「ふくらはぎはね タイムカプセルなんだよ」

そう言った時
掠れた声で
おもしろそうに
わたしのゆるやかな足をなぞるゆびは
日ざしに透けて
どうしようもない昨日とまざり
まるで た ....
{引用=光に向かい その光で自分たちの闇を照らす
   私たちの音楽だ すべては私たちの音楽だ
               by JEAN-LUC-GODARD『NOTREMUSIQUE』}
 ....
父に宛てて


父からの京都土産の{ルビ簪=かんざし}をさすこともなく歳を重ねて

破天荒。こんな娘に誰がした?苦笑しつつも宝だという

「もし人を殴るとしたら親指は内に握るな折れたら困 ....
夜の更ける頃
君の身体から
今までに聞いたことの無いような
音が聞こえてきた
安らかに君は君の中で
溺れているのかもしれなかった

+

縄跳びの回数を
数え間違えて
少女はずっ ....
切れない糸は、
私の足を通して、
からまってしまった、
赤が流れてゆき、
生気のない顔をして、
死んでゆくのだろう、
気味の悪い鳥たちが、
泣き声をあげて、
口ばしを私に向ける、

 ....
{引用=からだ
すこし熱くして
あなたは
立っていました}







だらしのない
ゆびさきがふれた
ちいさなしぐさで あふれてゆく浴場
朝が来て
また
あさのくる ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡



(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
 ....
 
  
 
 
  ike から見上げれば、それは緑に囲まれて丸く浮かんでいるように見える、それは
  sora だ tsumetai sora だ

  ike を数匹のmizudo ....
いつの日か宇宙の塵となることを夢見るロケット技師と甥っ子


少年は星の名前でしりとりをしている少女は欠伸をしている


フラフープ棄てる少女に土星の輪なくした土星のごときさみしさ

 ....
 屋根を たたく
 窓を たたく
 そして
 あたしを たたく
 雨の音・・・

 夜のとばりの中で
 雨は 降りつづけ
 あたしは
 土に 染み込んでいく

 もう
 朝が  ....
特に何もない。今日僕があなたに語るべきことは特に何もない。あ
なたに語るべきことが何もなくてとても残念だ。明日また語るべき
ことがあればそれは残念ではなくなるが、あなたがいったいいつど ....
言わずと知れた日本が誇る言葉の芸術家、あめんぼ赤いな北原白秋です。
からまつにからまつのかぜ。北原白秋です。

短歌の音とリズムの組み合わせが最高です。
というわけで、白秋の短歌を勝手にベタ褒 ....
目に見えない時を読めるようになったのは
あのひとと次の約束をするためだった


等間隔にきざまれた目もりを
瞬間の目印にして
大きな流れの中でも
わたしたちがまた、手をとりあえるよう ....
破裂する宇宙服からこぼれ出すはるかな草原駆けゆく少女


一片の光は遂に熟れ過ぎて落下してゆく宇宙の果実


むらさきの虚無が飛来す青空の上で吐血す宇宙飛行士


太陽のひかりときお ....
砂嵐の葬式。
punk化した鎮魂歌。
先の見えない俺。
充血した、cats-eye。

電信柱にて、チゴイネルワイゼン。
アスファルトにて、3、2、1、0。

「あした、あした、あした ....
黒頭巾ちゃんのところに、赤頭巾ちゃんがやってきました。
「あら、お久しぶり。どうしたの?」
「そ、それが・・・。緑頭巾さん。聞いてくださいよ。わたし・・・」
赤頭巾ちゃんは来たときから暗い顔をし ....
伽藍の中にいて
私の指先を動かすのは
やっぱり私です

詩を書いたり
批評をしたり
バスの回数券を千切ったり
手首に爪を立てるのも
私の仕業です

なにより私は詩が好きなのです
 ....
夜闇と思ったのは黒雲
赤帯の朝焼けが眼前にふたすじ
この街の空を美しいと思った
はじめてのこと


のろのろ歩き 方向音痴の女の子
同じ場所 ぐるぐる ぐるぐる 行ったり来たり
手をひ ....
かみさまはしんでしまった
わたしはいつものように学校に行く
あめは降らない

三年間生きたので許してください
かみさまはしんでしまったから

「あしゆび」から水が出てきて
わたしはみに ....
いつも 足りないと
つぶやくような目で
半透明 だった
校庭も
平たいホームの直線も
影をうばうばかりで

屋上にでるたび
そらに 手をひたして
紅くそまった冷たいゆびを
にぎ ....
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
わたのある夏の日の
火の粉とともに
野原の蒸気は渦をまく。

ぼくらは真赤です。



麦畑をすぎる
風になまえがあるように
瞬きもまた瞳。

ぼくらは真赤です。
発音のやわさ/かたさの調節をするボリュームがぼくのウエポン


またおもちゃの階に止まらず去っていく ジョージ・ブッシュのエレベーターは


サッカリンキャラメルの色 後味を忘れた君とぼく ....
ワンピースの少女が飛び降りて、世界は初めて死にます。
上の方から崩れ落ちていく世界を掻き分けて、ワンピースの少女は落ちていきます。

泣いても良かったのです。

人々は叫びながら逃げます。こ ....
さいきん
私をみつけます
なまいきで
じょうだんみたいな手足で
おもたいランドセルをゆらしてる
あなた


胸のまんなかのスイッチは
押したら たぶん
おたがいへんな音が出る
だ ....
承前

 ある15歳の経路/小林レント讃1     http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50747
 因数分解中毒者のために/小林レント讃2 http:/ ....
承前 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50747


1999年も9月に入った。それにしてもここまでの作品の投稿スピードは意外と速い(すべての詩をここ ....
はじめに

・引用が多いですが、まず詩全文を読んでから本文を読まれることをお勧めします。まず、先入主なしで、詩を読まれたほうがよいと思うためです。

・このシリーズでは主に小林レント氏の14, ....
こもんさんのおすすめリスト(556)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(紅豚の話)- みつべえ自由詩505-11-1
灯台に棲む夢を見たんだ_- 本木はじ ...短歌12*05-10-31
恋文- はな 自由詩8*05-10-28
NOTREMUSIQUE- 本木はじ ...短歌1405-10-25
家族歌- 一代 歩短歌8*05-10-24
小詩集「書置き」(八十一〜九十)- たもつ自由詩2105-10-23
無題- さいらと自由詩1+05-10-21
女生徒- はな 未詩・独白9*05-10-20
ここでは宇宙を- ふるる短歌50*05-10-19
- 渡邉建志自由詩2*05-10-18
【短歌祭参加作品】宇宙葬- 本木はじ ...短歌14*05-10-17
- るな自由詩2*05-10-16
Y/M- Monk散文(批評 ...12*05-10-16
北原白秋の短歌- ふるる散文(批評 ...10*05-10-16
サーモクライン- 望月 ゆ ...自由詩25*05-10-15
宇宙葬前奏曲- 本木はじ ...短歌1505-10-13
はしれ、- さいらと自由詩205-10-13
赤頭巾ちゃんの訪問。そして、黒頭巾ちゃんとおおかみの電話- チアーヌ散文(批評 ...705-10-10
理由- さいらと未詩・独白205-10-9
ろいやるすぺしゃるみるくてぃー- コトリ自由詩7*05-10-7
かみさまはしんでしまった- さいらと自由詩405-10-6
うしあめ- はな 自由詩13*05-10-6
殻ー(XXXI)- 本木はじ ...短歌1005-10-5
秋空のように延びなさい。- 青色銀河 ...未詩・独白605-10-5
R18- ピッピ短歌405-10-5
せかいのおわるとき- さいらと自由詩505-10-4
しましまを描く- はな 未詩・独白12*05-10-4
生前と死後のあいだで/小林レント讃3- 渡邉建志散文(批評 ...305-10-1
因数分解中毒者のために/小林レント讃2- 渡邉建志散文(批評 ...405-10-1
ある15歳の経路/小林レント讃1- 渡邉建志散文(批評 ...10*05-9-30

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