寂しさや悲しさや暗さのどん底にある人に届くのは歌だけではないのか。詩だけではないのか。悲しみの底に寄り添えるのはうただけではないのか。声だけではないのか。悲しみの人に寄り添えるのは悲しみの人だけではな .... 南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


 ....
すきなひとができて

くちをきくことがこわくなった





とても あたまのよいひとだから






そのひとの おおきなせなかにもたれると

わたしの「すき」や ....
きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう



とうめいなかいだんが ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
放心ののち
あけはなたれた
まどのそとの 
無意味な風景をみている


街に透明なやまいだれがふる
わたしのうえにもふってきて
今日もまたベッドからうごけない


イヌーチル パ ....
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う

オンラインゲームのなかで

アバターとか



詩集とはエロ本のことだ

構えんで

難しい顔をする必要はなく

ただそこに写真よりも ....
どこを向くの、
きみの
目、
さよならの季節
を抱いて、
回転灯のうた
が、
ひびくあの森。


(東を見ながら
(きみが死にたいと言った
(あれはいつだったろうか
(夕日を ....
住所録に
死者が潜む
この時期

もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る

消せないで
たたずんでいる

やさしい未来
 
 
 
僕は生きていてもいい?
この場所に居てもいい?
ねぇ、誰か答えて

微笑んでるだけじゃ何も判らないよ
僕の影を誰かが見破ろうとするんだ
時計の針を逆に回そうとしているんだ
見たくない見た ....
昨夜が溢れてしまって
まだ所々
ぬれている床
こけのむすまで と歌うきみは
君の代わりにと
あかい手で雑巾をしぼり
はなびらの舞う冬の景色に
ほおった

あしあとをくずして
きみの ....
ねえ見てと振り向く空にグラデーション 薄雲染める街の憂鬱

焼きたてのチーズスフレと君の肌 銀のスプーンを舐める気持ちで

ゆるしてるもうゆるしてる新井君ブルースリーになってもいいよ

動 ....
{引用=イェイ、イェイ、ぼくらはルーシーチャンスだ
イェイ、イェイ、今こそぼくらはルーシーチャンスさ
                
         ....
きみが目を閉じても風は草原を夜空を海を旅してまはる








涸れてゆく泉にきみの瑠璃色の絶唱とわに不滅の予感


雨の駅、雨のバス停、雨の庭。きみが ....
数学のプリントの裏に書き連ねるLoveとHateのアンサンブル


気付かないままに私はチャペルの写生の中に君の欠片を描き込む


図書館でニーチェを読む君15歳「かみさまなんていなくてい ....
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて




ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった


音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた


 ....
{引用=僕らって何億個もの細胞を失う為の焼却炉だね
                          ピッピ}

                                


天 ....
陽は 時折り射して 窓辺には秋の花を置いて

見ています

それは 低く通り過ぎてゆくので
花は おじぎをしては 見上げるのですけれども
丁寧に また おじぎをします

暮れてゆきます ....
{引用=澄んだ光の菜の花 そうしてかざした手のひら
数を数え飽きたらすぐに ここまで走っておいで
                                
                ....
何もなかった。
ただ煉瓦の欠片と蛾の死骸があった。

わたしはそっと足を踏み入れ、立ちつくす。
西の窓から上弦の月が見える。

上から降ってくるぱらぱらと、誰かの足音が聞こえた。
そして ....
ヘッドフォンから流れでる星を聴く白む空に祈る午前5時



昼過ぎの日ざし出窓の水槽でスプリングして七色プリズム




空の手前でカーヴしてはくりかえす「はなれたくない」ロケット旋 ....
ひとは死んで星になるなら死んだひとにわたし死んでも触れ合えないね


あたたかい窓に涙をはりつけて幾つもの千途絶えてく音


一度融け凍ったアイスの響きですガリレオ・ガリレイ歯にしみて ....
はためくスカートで幕をあげる
ベロアのような息、ぼくはいつでも肩を竦めて
ほどほどに甘いカフェオレ、プリーズ
折角だからコールミー
白っぽくつるつるした手触りの街で
コールド!


い ....
あのころ
とても好きだったのは
Mと云うおさない綺麗なひとで
ピアノを弾くひとでした
むきだしのあしををちいさいおとこのこども
のように
黒い椅子のうえで揺らして居たのを覚えて居る
重い ....
{引用=ことばを生気づける、死でもって。
                          こもん}


隻眼の雲雀ただよふおおぞらのもとより暗き世界を孕み


やさしさは午後のひかり ....
{引用=
短歌こそ宇宙なんだ}


ともすれば犯罪行為になりかねぬ お家で星のもとを煮る午後


さようなら感情ロケット 欠乏を噛みしめたなら戻っておいで


生きているひ ....
ああこれはコンビナートで見た猫の瞳のような悲しみだろう

この星のすべての路地に街灯が灯る速度で夜は満ちゆく

鉄塔を敵に見立てて逃げる子の背後に迫る夕映えの色

さそり座は塵ばっかりでつ ....
遠い日に君がこわした子供椅子座せばぐらつく脚も変わらず




リモコンを人魚に渡すもう何もほろぼさないで漂っている




かえりみちポケット忍ばすスプリングみちくさしてもま ....
 
{引用=冬}

一月
夢から覚めた
中世の僧たちが
山の僧院から
列をなして
出てくるところだった
杖を突きながら
歩いていた
暗く



葬列
そのもの ....
■うしなわれたきよらかなものたち

{引用=
君の土地。

その本はこの短い言葉で始まる。
「山の絵本」、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/A ....
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