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午前四時だろうと暑いし暗がりだけど空は晴れていてだけど脳味噌の中じゃ狂気の入物がいまにもあふれそうで振動を与えないようにと必死で対策を講じている、暗闇の中ディスプレイに目を凝ら ....
確かな思いがあるわけじゃなかった
行きたい場所などとくべつなかった
ぼくがそれをやりたいわけは
ぼくがそれをやりたいわけは
教会の階段に座って、ブルース・ハープを吹いて ....
優しい乖離を抱きしめている空白の午前、見開いた眼の充血はすでに失われたかけがえのないものに照準を合わせ、ショート気味の脳細胞が認識するものは片手で足りる理由だけだった、窓の外には希望を ....
午前零時の開幕のベルは
眠りについた歌声を呼び起こした
まっさらで直撃なエコー
それは肉体が要らなくなったせい
5ピースのバンドと
クラッカーのビートに乗りながら
....
狂騒が染み込んだ脳髄の記憶の配列は
鬱蒼とした森の中で覗く太陽に似て
俺は猛毒を含んだように忙しない
新しい何事かをこうして記そうとする度に
滑落した昨日が執拗に裁断されて ....
牙を剥いた真夜中が俺の脳髄に噛みついて、裂傷のような夢ばかりが繰り返される、血を吐き、枕にしがみつき、気がふれる一歩手前、予感と結果が刺し合い、あらゆる思考が血まみれ、血まみれ、血まみれの ....
ナイフをしのばせろ、もう、愛こそはすべて、うしなわれてしまった
だれもがおまえを殺そうと目論んでる、もし、少しでもあやしげな素振りを見せたら、先手必勝、迷いなく殺っちまえ、警戒する必要もな ....
生きる理由を探していたら歳を食った
疑問符にこだわっていたら嘘に取り巻かれた
嵐のような風が吹く12月をあてどなく彷徨い
街の外れにたどり着いたら張り詰めた空だけがあっ ....
叫ぶことには理由はつけられない、それが真理に近ければ近い分だけ構造は複雑化していく、考えちゃいけない、頭で何とかしようなんて思っちゃいけない、そんな思案をしている間に果てしない遠くまで離れ ....
何度か
反響して
その後
ピアニシモで
消えた
短い言葉
爪先が弾いた
小石のようだった
リコシェ
アルデンテを
やたらとウリにしてる
リストランテの ....
コールの途切れた公衆電話のぶらさがったままの受話器からは必ず報われぬ亡霊たちの呻き声が聞こえてくる、コミットなんか出来ない、出来るわけがない、その回線はもうどこにも繋がれてはいないんだ ....
残酷な怠惰の中、識別出来ない羅列が羽虫の様に群がっては這い回り、必要の無い軌跡ばかりが脳髄に刻まれていく、高速回転の無意味、転送されていく空虚…根の緩んだ奥歯の揺らめきは危うくなった自己の ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を
バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
何かを綴ろうとして感情が一目散
転がり落ちる一日の終わりが
階段のいちばん下で悪い頭の打ち方をして昇天
きちがいじみた断末魔だった
どうしてやることも出来やしない
通信を何 ....
真っ逆さまに上昇する夢で果てた転寝は
鼠色の夜更けを窓のそばに連れてきた
手のひらが釘を打ちつけられたように痛むので
ゴルゴダの丘に呪詛を吹きかけた
尖がった唇には幼い ....
動機の無い目覚めと、衝動の無い日常、心肺停止を示すグラフのようなループが、カレンダーを塗り潰して、ぼろきれのように疲労困憊だ、魂が不要な循環、埃のように自分自身は内奥のすみに追いやられる、神風を信 ....
おまえのためのものじゃない、その
激しいギターのうねりも
おまえのためのものじゃない、その
強烈な言葉の羅列も
おまえのためのものじゃない
世界を振動させるリズム
....
人影まばらな平日の寂れたアーケイド、二〇時過ぎ
四弦鳴りきらないカッティングで愛をうたう男
暇を持て余している何人かが立ち止まるが
すぐに興味を無くして立ち去っていく
....
全ての詩文を引き裂いたとしても生まれてくるのは新しい詩なんかじゃないさ、魂の触角に植えつけられた古い血が次のセンテンスへの欲望を昂らせるんだ、さあ、いまのおまえのあるがままをここに書き記せばい ....
人は死にます
みんな死にます
老いたり病んだり疲れたりして
どこかへ
行ってしまいます
君だって
僕だって
あそこに居る人だって
テレビの中に居る人だって
穴の ....
「昨日」という
ダストシュートに
投げ込まれた
ままの時間
グラスの底で
震えながら
死を
待っている羽虫
声も出さないシンガー ....
狂ったのは俺のせいじゃない、ただほんの少し、運が悪かっただけ…シンクの中に今日食ったものをあらいざらいぶちまけてから、頭の中に蜃気楼のように浮かんだのはそんな言葉だった、それが、真実なのかどう ....
この夜
この場所で
眠ろうと試みているのは
この俺によく似た
なにかであり
見たところ
そいつは
試みに
成功していない
外は小雨が降っていて ....
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
....
あれはそう、蒸し暑い初夏の深夜だった、ちょうど、今夜みたいな…俺は安ワインの小さなボトルをラッパ呑みしながら人気のない路地を歩いていた、ベロベロで…月は無く、といってひどく曇るでもない、なにも ....
では、ぼくの友人の話をします。名前を仮にNとしておきます。明るい、いいヤツでした。Nの実家は県境の山のすごく奥の方で、高校のときから市内に出てきてひとり暮らしをしていました。生物が好きで、生 ....
鼓膜が歪むくらい丸められ詰め込まれた愚劣な落書きにも似た囁きのあれこれは限られた空間で腐敗し膨張し支配し圧迫し痛烈な痛みを脳にまで届かせる、暴力的な静寂の中で網膜に虚ろを記録し続けている霧雨の午後、混 ....
こういうの書いてなかったら
おれはたぶんヒトゴロシになってたさ
気に入らねえやつらみんな
徹底的にヤッちまうヒトゴロシになってたさ
おまえがおれと目を合わせれば
....
指先を切り裂いて、騒がしい血を全部抜いて、滴るものを飲みほして、温い悪夢を循環させる、脳下垂体に張り付いた、混然一体の俺のグラフィック、歪み、千切れ、撒き散らされながら、どんな軌跡 ....
氷りついた床の上に投げ捨てられたセンテンス、凍えて縮まりながら自分の存在が亡きものになるのを待っていた、どうしてそんなことを思うのかって?決まっているじゃないか、そいつは投げ捨てられた ....
鵜飼千代子さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(201)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
出来過ぎた話だと思われるかもしれないが書き終えたのは四時四十 ...
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ホロウ・ ...
自由詩
4*
14-7-11
ぼくがそれをやりたいわけは
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-2-13
産まれた理由は還るべきところへ向かう
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-2-11
骨を抱く
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
14-2-9
そして最後に置かれた死のかたちは揺れるようにもがき続けるだろ ...
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-1-26
殺しに至る感情のライン_(Circle)
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-1-19
ナイフをしのばせろ
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
14-1-13
ストレンジャー・ザン・サイレンス
-
ホロウ・ ...
自由詩
8*
13-12-12
高速回転は余計なものを弾き飛ばしていく
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-11-25
効率が悪い
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-11-17
散弾銃の硝煙の妄想と瞬きの間だけの小さな虹
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-10-13
赤黒い血飛沫のバラッド
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-9-29
夜明けまでの闇は果てしなく
-
ホロウ・ ...
自由詩
8*
13-9-22
もし、そんなことをしたら…
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-9-17
観念はあっという間に古びては消えてゆくものだ
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-9-4
どこで、なにが、なにを、すべての疑問は泳がせておけばいい
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-8-28
おまえのためのものじゃない
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ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-8-15
君は英雄なんかじゃない_(歌うたいと詩人と絵描き)
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ホロウ・ ...
自由詩
6*
13-8-7
ほら、そこで見なれない何かがまた息を潜めている
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-8-2
能動的な夜に反射するものたち
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-6-25
遠い空、あしもとの街、懐かしい歌、半睡の日
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ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-6-15
あらゆるものが性急なスピードでこぼれ落ちていく
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-5-31
いらない夜に
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-5-28
夏の星座の下で
-
ホロウ・ ...
自由詩
7*
13-5-23
エアコン
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
13-5-19
人魚
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ホロウ・ ...
散文(批評 ...
4*
13-5-13
生まれを鎮めるためのなにか_(The_Collection)
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-3-24
おれはヒトゴロシにはなれなかった
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
13-3-11
まだ見ていないものがある限り俺は何も知らない
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
13-3-7
温い感触の鎮魂歌
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
13-2-18
1
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3
4
5
6
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