一年前を思い出す

街も顔もなにか思いつめていた

一生懸命ギリギリで

思考が停止したようになっていた

こころは節電でしか

やり過ごすことが出来なかった


明るい季節の日差しがあって

歩道に ....
Do Through

(^^ゞ
ぼくはこれからも誤解され

ひとから見れば

損をして生きて行くだろう

でもそんな人生が気に入っているのだ


もうぼくの精神はひとりなのだから

それが選んだ道なのだから

同じようなひとのそばに ....
きょうが出張日だと昼すぎて気づいた

夕方までに外回りを済ませ

その足で新神戸に向かった

この駅の佇まいはお寺や神社のようだ

緑のなかに挟まったような

清々しくて心がほぐれる駅

ぼくは午後7 ....
東の景色が灰いろだった

ピカピカと白が走って

ぬるい風が街を撫でて

大粒の雨はぼたぼたと

しばらくしてざんざんと

音立てて傘のない僕を

濡らしては濡らしては

服を着た生き物である

僕は ....
木々の緑とは虚無のことなのかも知れない

緑とは葉緑素の目に見える色のことだ

虚無とはどこか一点へと向かう苛々した無数の風のことだ


だから

色とは苛々した無数の風のことなのかも知れない

色は ....
日暈が出ている

ゴルフそっちのけで写真をとる

これを見た誰かたいせつな人が

きれいだと感じて

洗われてくれたら

逆光で真っ暗だったから何枚も

何枚もゴルフそっちのけでとる

あ、オレの番だ
青いひかりを見つめるために

ぼくは地球に生まれてきたんだ

それだけが意味だったんだよ


そう思うと楽になれた

死んで楽になるよりも

そっちのほうがずっと

楽チンに思えたんだよ


青いひか ....
緑は雲か大空か

緑に光る山を見つめていると

そんな言葉がぼくに浮かんだ

緑は雲か大空か


雲ひとつない

きみは天気を

探しているの


緑は雲か大空か

緑に光る山を見つめていると

そん ....
テラスに出て月を見つめる

街明かりは月とは関係なく輝いている

夜を跳ね返そうとしているのだろう

ずっと起きているほうが楽しいだろう


きのうの夕方ぼくは誰もいない家に戻った

みんな俺が蒔いた ....
ホテルに四日間泊まり込み、自社の財務のシミュレーションを行った。

財務のシミュレーションとは、複式簿記の作成のことではない。

かつてドイツの文豪ゲーテは複式簿記を、『人間精神の最も立派な発明のひと ....
空が太陽でいっぱいだ

手のひらが透けていた

こんな日がたまらなく好きだ




もういないロックンローラー

目の見えなくなる祖母

もういないロックンローラー
 ....
広場はがらんどう

青には飛行船

銅像のしたにしか

影なんかない

人は幸福から自由


あのひとを探しているんだ

たぶんどっからか

おまけみたいに顔出すんだ


広場はがらんどう

青には飛 ....
影のなかでは

ビールと笑い顔

光のなかでは

自転車と渋い顔

切り取られた

ルール通りの愛


目的地だけが人生だ

そんなふりをして

なにを逡巡している


影のなかでは

ビールと笑い顔 ....
街はひかる

露店の影

婦人の清潔

あのひとへの思慕

あふれる

解き放たれる

尾崎豊を聴いたあと

みたいに


苺をみつめる

苺を想う

独りきりなんて

当たりき

淋しかないよ


 ....
誰もまだいない場所で

あなたの幸福を祈っている

ホワイトアスパラ

今この国の旬の食べ物

大人の男の手ほどの大きさ

こいつの露店が街のいたる所にある

キロ単位で買う

調理法はただゆがく

 ....
中世ペストの流行によって

この街の人口の1/3から半分が亡くなったのだそうだ

日差しに照らされていると疲れてくる

だから建物の影をさがして散策する

さすがビールの国だ

通りすぎる女の子たちが ....
この王宮は大戦時ソ連軍によって破壊された

降伏後三ヶ月には

瓦礫のここでコンサートが開かれている

修復のあと疎開していた美術品が飾られ

いまは市民や観光客に開放されている

入ってすぐの大ホー ....
背の高い木々が新緑の煙を纏っている

その早緑には鉱物の冷たさと

生き物の水気が同居している

この街は空襲で焼け野原になった

そして木々と昔ながらの街並みと

広い道路によって再生された

この ....
年商3.7ミリオンユーロの鉄工所の親父は

彼自身がマイスターの資格をみっつ持っている

品質、納期、価格、そしてマイスターのブランドを武器に

大小100社の顧客のコアパーツを21人で製造している
 ....
ちいさな花のざらっとした甘い匂いが

鼻を神妙になぶっていた

青い空の向こうにはアルプス

飛行機雲がその透明を幾筋か走らせている

日差しが頬と腕を押している

今日ミュンヘンは28℃にはなるらし ....
8時をまわっても夜が明るかった。

昼、ザワークラウトとソーセージをたらふく腹に入れていたので、夕食は違うものにした。

旬のホワイトアスパラの料理を食べ、オレンジ色に濁ったビールを何杯か飲み店を出る ....
教会がある辺りは暗かった

バーやレストランや

雑貨店が軒を連ねているのに

教会が闇を吸って膨らんでいた


さきの大戦で破壊され

戦後おなじものを建てたのだそうだ

かたちに宿るもの

それが ....
ドイツにも桜の花が咲いていた

ほかにもたくさん木々があって

日本のような主役にはなれていなかった

だからいくぶんニュートラルに

春のよろこびを感じながら歩けてもいた

冬がつらいから春がうれし ....
通勤の自転車に注意しながらでないと

この街での朝の散歩はあぶなかった

歩道を猛スピードで自転車がゆく

気持ちの良い朝の空気に

車輪もまた気持ちの良い音を立てている

ちょうどいま地球の裏側には ....
ホテルのまえは教会だった

一時間ごとに鐘を鳴らしていた

たばこを吸いながら

本を読みながら

パソコンを開けながら

ひとに電話をしながら鐘の音を聞いていた

朝起きると教会が青かった

ちいさ ....
成田を出発してミュンヘンで乗り継ぎをした

ミュンヘンからハノーファーまではボンバルディ機だった

機内ではうつらうつらとしていた

だからつまらない夢をたくさん見た

ちいさな感情に一喜一憂していた ....
今夜は 里芋と蛍イカの含め煮にとか いいながら 
包丁をおろされて ちょいとキレテちまって
↑やじるし うしなったけど 気にしない

おいらは ついこのあいだまで
竜宮城にいたんだぜ ....
おかあさん
鉄平くんを産んでくれて
ありがとうございます

彼には毎日、
たくさんの喜びと
たくさんの幸せと
たくさんの愛をくれます

クソが付くほど
真面目で

思いたったら即、行動!!

たまに頑 ....
智恵子は雨の日には地震が来ないという

昔なじみの校舎のような病院だった

伝言板には院長の行く先が告げられていた

カーテンをあけて雨の日を見つめる

さくら若葉のあいだに在るのは

昔なじみのきれ ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
節電かあ吉岡ペペロ112/5/12 23:51
HEART阿ト理恵4*12/5/12 1:16
讃歌吉岡ペペロ312/5/10 18:55
新神戸駅012/5/10 18:37
通夜に向かう112/5/9 20:31
路上で考えていた112/5/9 18:40
日暈512/5/8 22:23
青いひかり412/5/6 23:47
緑は雲か大空か312/5/5 22:17
スーパームーン212/5/5 20:42
人間精神の最も立派な発明4*12/5/5 20:25
見えなくなる時412/5/3 23:13
広場吉岡ペペロ112/5/2 22:33
逡巡212/5/2 22:32
苺をみつめる012/5/2 22:31
誰もまだいない場所312/5/1 17:00
日差し212/5/1 16:59
石像の息子112/5/1 16:58
緑のなかの都市112/4/30 16:08
マイスターたちの系譜212/4/30 16:07
ちいさな花の季節012/4/30 16:06
人間という袋412/4/29 16:02
黒い教会112/4/29 16:01
異国の花512/4/29 16:00
朝の散歩112/4/28 15:51
青い教会112/4/28 15:50
うつらうつら212/4/28 15:49
今夜は 脱力がアップのリズムるるりら8*12/4/28 9:57
おかあさんちゃんこ312/4/26 20:51
きれいな空吉岡ペペロ9*12/4/22 17:10

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