散って、なお、
地に咲くさくら
盲目の天使が墜ちてきたら

ぼくはひとりの人間として

この両の目をあげたい

何も見えなければ
光すら知れなければ

この寂しい視界も

知らなくて済むのだ
御免なさい
今は貴男の声よりも
イヤホンから流れる旋律を
耳が欲しているものだから
取り残されたみたいになって

みじめになって

ずっとひとりだった

そんな気持ちを

久しぶりに忙しなく味わっていた

こころの恐慌は

津波のように水位をあげて

無責任にふくれあがっていった

 ....
さびしいよさびしいよ

ひゃっかいとなえたら

ちがうさびしさに

かえれるだろうか

ごせんかいとなえたら

あなたの腕の中に

もどれるだろうか

なんかいとなえたって

さびしいよさびしいよ
長崎に着くと雨に降られた

道に迷い倒れ込むようにして部屋に入った

さっき居酒屋で着信があった

もう五年会わない東京の女からだった

再会をやくそくして電話をきった

つぎの日仕事を済ませそれから ....
蜜を食べにおいでよ 吐いた血を見ながら、
昨日の女との行為を思い出していた。
鉛のごとく重い脳は、(もう生きるのなんて辞めようぜ。)と喋りだしてた。

この道の先が天国なら。
この道の先が天国なら。
この道の先が天国な ....
「付き合ってる」という言葉に
堕ちてしまいたくない
胸がざわめくあの頃をもう一度

春の新しい匂いに包まれて
私は再び恋をする
もう知ってしまった筈のあなたに

この気持ちは私だけのも ....
陽の傾きが一番いい頃合いを見計らって写真を一枚残して置こうと



額に収める程の物でもないけれど
人生の飾りにはなるだろう
きっといつの日にか微かに笑いながら眺める日が来ると



今の、 ....
この風に

のって走るなら

きみの元に辿りつきたい

はかない

きぼうと花びら

めぐるきせつを一緒に

いたいだけ

いたいよ

きみからの電話

何もいえなくて

恋になった

呼び方ひ ....
朝が来た
すべりこむように穏やかに、
それでいて凄いはやさで
朝が来た
それがどのくらい奇跡的なことかを
きみはもう知っている

つるつるの空は
今日を浮かべている
そのしたに何が起こるかはだれもわ ....
被災地を救援しにゆく

偉そうなことは言えない

ビジネスで行っているのだから

商店街やホテルでも

外国の援助隊の方々をたくさん見かける

夜が寒い

うたた寝なんかしたら風邪をひく

だからお酒 ....
こちら側もあちら側も私だった

知ってる

ただの確認

だけど叫び声みたいな歌が

全部を疑えと言うから

どちらかは私ではないかもしれない

どちらか は
コーヒ−カップの底で
四角い哲学者が
溺れながら
プラトン的愛について
考察している

僕が
スプーンでかき混ぜると
永遠を
ひと時が飲み込んで
一行の詩が
生まれた
今日が何だったのかすらわからなくなる
昨日に立ち止まっていた 私は
明日に見ていたものなど何も無かった


今日とは 何だったのだろう
わからない 私は
かつて思い描いたことのある私だ


私は 見 ....
あなたの

深い孤独に
触れられなかった

あなたを

深い眠りに
追いやった

あなたは

安らぎを見つけただろうか

地上には

春が訪れようとしているけれど
あたらしい葉っぱたち

幽霊みたいないろしてる

まだ濃くなくてやらかくて

みず気があってむきだしで

うまれたばかりの幽霊が

かそけき煙りに浮かんでる

そして

・・・・濃くかたくかわいてゆく ....
きょうきみのまわりにいる人々は

みんなぼくがたくみな変装をしてるんだよ

だから素直にさっと謝ったらいい

みんな呆気にとられたふりをして

きみに視線をあてつつ忘れてゆくから

街路樹のしたでそう ....
空からいきなりに
恋心は舞い降りたので
ぼくの長靴は
仕事なんか放り投げて
あの子をなぞりに行きたい
たどりに行きたいとさわぐ
あの頃

なんて根拠もなく

幸せになれるって
信じてたのだろう

また

友達が自死した夜明け
陽は射した

前触れは
あったのに
初めて見たドームは
夕日に染まり
厳粛にたたずんでいた

静かに
手を合わせ
一心に祈った

身を切る
冬の川風が
頬に痛かった


1945年の夏

人々は
経験のない
爆破の意味も知らず

ただそ ....
月がかたちのまま光っている

どこからか飛行機の轟音

散らばる星しか見えなかった

それぞれの足音のうえで

月がかたちのまま光っている


先月も19日は満月だった

それをなぜかよく覚えている
 ....
はじめてのラブ

さっきふっと最後の試合で

二塁打を打ったときのことを思い出した

疲れているのだろう

肌にしもやけのような跡ができている

かさかさしているような気もする

じぶんを蝕むものを見 ....
誰もいない日は
風が流れていた 
風は とても 眠っている
昨日の地震のことも
私は 忘れて


私の中の海の方から流れていた
誰のことも忘れさせられた 私は
私の中で
見てい ....
そして街路は 街の世界中だ
殺されていく 時は 情報だ
地震のナマズを
世界中から
だけど流れ出された
だけど流れ出されたどこかから


世界中は
そして 街路の街は 世界中である
見ていた 群衆の ....
誰か教えて
声にならないその向こう側で
両極端の明日がこちらを見ては
じっと佇んでいる


何が正しくて
何が間違っているのか
見つかるはずもない不毛な問い
なのに


いきたい
いけない
秘められた ....
どうして人は

水に青色を着けたがるのか

どうして人は

水に清らかさを欲しがるのか



新しい詩を書こう

タイトルは羽化

青く清らかな

少年たちの詩
いじわるなひとに

じぶんを変えて成長することで

立ち向かおうとするひとよ

それが見知らぬひとであっても

ぼくはあなたを肯定するだろう

いまのままでいいじゃないか


青い赤がありました

青 ....
死のモザイクを 死刑囚は考えた
死んだ 体は
どこにいるのか ああ 石膏像よ
そして わら半紙にしたかった


私はまた その 具体性を
絵にした その 分解を
人の中に見た
衝動的な感情のようにして ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さくらはなもとあお5*11/4/15 19:21
I cannot see very well.愛心211/4/15 13:18
you can't catch meれもん111/4/15 11:29
水位吉岡ペペロ511/4/15 0:11
腕の中に311/4/15 0:05
激しい桜311/4/14 12:42
おいでよアラガイs3*11/4/13 15:44
脳内白昼夢。菊池ナントカ011/4/13 14:40
片想いごっこれもん211/4/9 9:49
斜陽A.Yusa111/4/6 14:40
きみへかんな5*11/4/6 5:32
朝を迎えるはるな211/4/5 5:10
オレも負けない吉岡ペペロ211/4/5 0:09
待ち合わせは14時瑠音011/4/3 13:39
哲学乱太郎17*11/4/1 17:39
場所番田 0+11/4/1 15:35
天空風音111/3/31 20:36
新緑のうた吉岡ペペロ311/3/28 22:11
街路樹のしたで111/3/26 1:18
春雨は罪つくり橘あまね411/3/24 16:45
日々風音211/3/21 21:56
祈る森の猫6*11/3/20 5:50
それぞれの足音のうえで吉岡ペペロ111/3/20 0:02
はじめてのラブ211/3/19 21:38
潮騒番田 011/3/13 9:40
ウエノ011/3/12 16:19
狭間AquAri...511/3/10 20:19
はじまるその前に瑠音011/3/7 15:04
心のぐあいで吉岡ペペロ211/3/6 2:11
ピクチャー番田 011/3/5 6:59

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