夏の日の夕暮れ
いつまでも続け
つないだ手のぬくもりほどの
せつなさを抱えて

メビウスのまんなかに
つかのま立ち止まり
見つめ合った、ぼくら
いまよりもずっと
不器用で、素直だった ....
真昼の烈光は
漂白剤のように
景色も
僕の影も
脳も
真っ白にしていく

何もない


真昼なり
明治風の洒落た望楼のついた木造建物を過ぎ
古い倉庫の間の乾いたアスファルト道を抜けると
広いバス通りがうねりつつ丘を上がってゆくのに出会う
そこが「聖なる地」──はじめて訪れる者は車を止めて憩い ....
北に向かって高い 炎天下の坂道を 登り続けると
頂は、遠くからは見えていたはずなのに近くに来ると てんで見えない。
とほうもない時間を歩いたはずだよ ほら もう頂が見える‥‥きがした。
五 ....
大雨が泣いていた

理屈と感情が擦れあって

雷が音を鳴らしていた

雨に吹きつけられていた

蛍光灯の黄色いひかり

ホームで傘をささないでください

ひどく孤独だった

心臓が止まりそうだった

 ....
わたしと あなたが

繋がる方法なんていくらでもあるから

その一つを選んだだけよ
あ、こんにちは

あ、どうもどうも

もう夏ですか

もう夏ですよ
ここに来るときには
後ろをよく見て
誰も来ないことをたしかめてから
歩み出さねばならない
観光客がぞろぞろついて来たら
どんな碑を見ることになるか
おわかりか?
道しるべはあえて分かりにくく
してい ....
しろく




影を反射させながら


日射しを融かした水を馴染ませ



一足飛びの夏が




17歳の僕の

すぐ



そばにあった
海の民である しるしに 婆ちゃんは からくり金庫を私にくれた
立方体をしたその金庫は、随所に黒光りのする鉄の補強がしてあり
なかなか重厚感がある。扉を開けると、その扉の先に また扉。
つぎ ....
かみさまと仏さまの違いもわからずに伸ばした手は
それでもゆるやかに受け止められた

だから
ひとは
祈るのか

子どもが灯した線香の
煙とにおいが鼻をつく

嗚呼
死すれば
みな仏

それならば生き ....
最近
中二の娘が笑わない
あまりにも無愛想なので
お前最近目付きがゴジラに似てきたな

言ったら
本当にゴジラみたいな目で睨んできた

あまりにも怖かったので
さっさと自室に逃げた

翌日
静岡に帰 ....
 
 


幾日か降り続いた雨も
止んで
雲が多いながらも
気持ちよく晴れた、日曜日
 
空を低く移動する綿雲
高いところで模様を変化させる薄雲
心地よい風が吹いている
 
 ....
すべての悲しみは郷愁だ

あったかも知れない

世界への

すべての悲しみは郷愁だ


あんなことを

してあげたらよかった

したらよかった

埋めることのできない

あふれだす気持ち

あんなこと ....
こんな粘土みたいな景色のなかで

あの写真にぎりしめながら

ぼくは写っていないけれど

大切なひとたちの大切な夢

天使たちがすべり台で遊んでいる


とつぜん死ぬのなら

さよならされるのなら

 ....
きのうまであった
いのちです
夜を行く
トラックの隙間を縫って
大きなランチマットをひとつ縫い上げた頃
あなたがふいに言い
私が答える

私の夜は紫とグレーだ

聞いておいて気のない返事を返した人に
言われた通りに微睡みを繰り返す ....
強くなりたい?

大丈夫、あなたは十分強いから

自分の弱さを知っているから
I don't care.


「どうでもいい」

私はこの言葉をよく使う

大事な物を見失わないように


今日も私は言う

I don't care.

自分にとって大 ....
おみ足で、探る新鮮な立ち位置
なまあ詩人の

なは、縄張りしらず
まは、マイペース
あは、明るい挨拶あはあはあは
しずかに咲いてる朝の散歩の

すみれの花
ありがとう、出会ってくれて

ありがとう、本当の私を見つけてくれて

ありがとう、"私"自身の未来をくれて

君に出会えていなければ

きっと私は死んだ魚

乾 ....
どうして、人は互いを比べるの?

違う者を排除したり

劣等感を抱いたり…

けれど、その劣等感も危機感も

きっととても無意味な

視野の狭いもの


仲良く手を取り合えば ....
ソルジェニーツィンって知ってるか?
俺の弟子だった奴だよ
止めろよ!尾崎唄うの! ↑お好み焼きの島のような画像は、祐源 紘史という方の作品です。
街を歩いていて見つけました。
段ボールは こどもたちがつくりました。鳥居は私が書いた♪
 

【 むかで 】


空か ....
貧しくて

口減らしのために子が親を捨てにゆく話があった

大金持ちで

お金を使う時間が欲しくて親が子を・・・・

お金があれば

それを使うことで人生を豊かにしようとするひとがいても

なんの異論 ....
ハイジいます

ペーターいます

そうこの光景に連呼していた

でも

クララいません

車椅子アルプスじゃ無理です


人口800万、九州くらいの大きさのスイスが

したたかな思いやりで

他の国か ....
雨の朝

曇り空

青い朝

それがみるまに


青から黒がぬけてゆく

するとそこはグレーになる

むこうの空には

桃いろと黄いろと透明が沈澱する

そのうえに

ぼくたちの大好きな水色


雨の ....
ブルースウィリスなら
脱出できんだろうなあ・・・
5月の緑のざわざわに

首かたむけた外灯が

ひょうきんポーズを決めている

スイスの緑も日本の緑も

5月のひかりに頑張っている

かっこいい


すずやかな風

あまくてひんやりとして

はな湿ら ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
それでね。佐野権太11*14/7/31 19:23
真昼なりichiro...17*14/7/30 20:25
小岩井小学校Giton1*14/7/30 1:33
時の坂道るるりら13*14/7/23 10:12
大雨が泣いていた吉岡ペペロ414/7/21 22:15
意味もない瑠音214/7/21 5:15
あ、ひまわりさん014/7/21 5:14
森の中の詩碑Giton2*14/7/10 0:14
流体の陽炎オリーヴ214/7/7 20:34
陸族化の娘るるりら16*14/7/3 9:55
嗚呼瑠音014/6/24 23:43
犯罪者の心理ichiro...10*14/6/16 23:14
大気の層小林螢太314/6/8 21:16
郷愁吉岡ペペロ314/6/8 10:25
あの写真にぎりしめながら114/6/7 16:31
これはフユナ4*14/6/7 13:14
心中瑠音114/6/6 2:16
強くなりたい…??Colorf...014/6/1 23:10
I don't care.014/6/1 23:05
おみあ詩人るるりら14*14/6/1 7:48
君がくれた明日Colorf...314/5/31 18:05
ありのままで114/5/31 14:17
写真を見てひとことvol.39花形新次214/5/27 21:02
写真を見てひとことvol.38114/5/26 21:31
【残】むしできない  オムニバス三篇[group]るるりら814/5/26 12:41
子捨て山吉岡ペペロ614/5/25 9:34
ハイジいます214/5/25 5:59
ジュネーブの朝314/5/24 10:37
写真を見てひとことvol.37花形新次014/5/23 14:48
かっこいい外灯吉岡ペペロ214/5/22 23:22

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