どんなにまるくても
どこか四角ではないか
どんなに四角でも
どこかまるくはないか
色んなものの
はじめの見え方を
裏切らせるようにおかれた
二つ目の奥の
素足
Let It Beを聴いている
洗われるような月夜に
秋桜のうなじに宥められる感情を見つめ
救われることを厭うな自分

数知れぬ思いとどまりと
白茶色した破滅への甘えがある
絶え間なく誤 ....
じゆうだなあ
白いなあ
なんでも書いていいんだなあ
むつかしいことも
おふざけも
純愛や青春や絶望も
宇宙人だって
なんでもここに書けるんだなあ
ポンコツなのでも
傑作でも
みーん ....
 まずここに嗚呼、という感嘆詞を置く。他に良い感嘆詞を知らない。
もっと感嘆詞を学ぶ必要があるが鈍重なこの頭はそれを拒否する。こういう書き出しは、読む者の心を暗くする。そして、書く者の心に至ってはそ ....
不安で
なんもできん
そんなこと
詩にかいちゃいかん
でも
書いちゃう

そのことの
まあ
きわまりだよ

寒い
陽がほしい
ああこれだ
この感じだけがあるな

向日性 ....
どうしようもなくなったら
髭をそるだろう
髭をそることを するだろう
油っぽいバサバサの白髪まじりの髪や
そろそろ着替えたい肌着をさしおき
やはり髭をそるだろう と思う
詩 ....
苦しみの只中にある時、人の辛さを被う布となり底へおりる意識の錨となるのは安易、だという事は、なかなか忘れ勝ちだ。困難は、苦しみが拭われてから始まる。周囲を見回した時にこそ、初めて顕現する。霧が晴れた庭 .... {ルビてのひらで顔を隈なく触ってみる=世界の表面を隅々まで撫でてみる}

{ルビこれは目これは鼻これは口=これは台風これはチョモランマこれはイグアスの滝}

{ルビじょりじょりしてる髭もある= ....
枕に顔をうずめた状態で

目を覚ますと

決まっていつも、右目の目尻の辺が軽く濡れている

覚えはないが

魚だったり、女だったりしたろうか

食われたり、食ったりしたろうか

 ....
めをつむり
色んなことを考える
詩が座っている
手招きする
まごまごとしている
今日は座ってるか
そうするか
そんな日もある
めをつむり
もう一度
色んなことを考える

じき
 ....
{注石核という石器=打製石器の一種}ありうらめしや

大小の岩に{注{ルビ雪客=せっかく}=鷺の別称}千曲川

折角の{ルビ渡=わたり}も果てず{ルビ屍=かばね}{注狐狸=たぬきときつね}
 ....
秋、畑を耕すことを秋耕と云うそうです。晩秋や初冬に植え付けをする作物の為の下拵えを、土にほどこしてやる必要があるのです。苦土石灰をばら撒いて、鍬を入れ、もう一度石灰を力士が塩を土俵にまくように放っ .... {ルビ死人花=しびとばな}たんとお食べと祖母の{ルビ咽=のど}

{ルビ娜=しな}やかに{ルビ山毛欅=ぶな}の樹相を駈けるいろ

睦んではすててむつんでふぐりの芽

低頭と{ルビ雖=いえど ....
{ルビ細雨=ぬかあめ}に{ルビ歯痛=はいた}治まる{ルビ一夜秋=ひとよあき}

鳥渡る湯気に手を遣る{ルビ好好爺=こうこうや}

露一つ転げてしなう{ルビ珠=たま}の膜
けさを生誕としたい
何度目かの生誕 と
そしてもちろん 日曜は日曜らしく
整列を して欲しい
(これは
健康です)

味付け海苔には 醤油をさします
自分は

 ....
大いなる
間違い顔に
湛えても
君こともなげ
「それは小さい」


頑張ると
いう言の葉の
信頼度
とことん下げて
秋の真ん中


お互いの
言い分なんて
どこへやら
 ....
{ルビ沼沢=ぬまさわ}の{ルビ鼾=いびき}迂闊なヒキガエル

淵源の{ルビ有=ウーシア}くゆらすぬらりひょん

古代はす{ルビ千歳=ちとせ}を跨ぎ{ルビ秋津=あきつ}{ルビ領=し}る

石 ....
テレビから鈴虫届く午前四時

過ぎてなお白に蒼差す蕎麦の花

しみ豆腐卵にとじられ杖に葱

欣ぶと小糠雨降る草の秋

入口の分からぬ銀行実南天

善きものと小さきものの蛍草

 ....
なんだか、時々、こういう風に思います。

現代詩フォーラムに毎日投稿される詩、それから過去ログの詩もですが、嫌な時もたまにはありますが、大体はそれらを一つ一つちゃんと読んでみたいなと思ったり。
 ....
半鐘の音ことごとく穂を{ルビ搖=ゆ}らしはばたく{ルビ百舌鳥=もず}の{ルビ早贄=はやにえ}を{ルビ祝=ほ}ぐ 大して自分の事を知らない人にクズと言われ、よく自分の事を知っていると思っていた人に死ねと言われ、連絡を取ろうとした人には悉く無視をされ、そんな自分に耐えられなくて詩や俳句や散文を書いてきた。そこに何か .... 激しい睡魔のおく目覚めろという地母神がいる
くしゃりとした醜い顔の小ぶりの神様だ

かつて山男だった冬
或いは漁師だった春があった
その時のお前は詩など一篇も書かずまた読まず居た
薮睨みの ....
この部屋は絵本
無心に思えば郵便受けにもなる
出来ることから迎え入れる
また訪ねていく

絵本に遺跡が座っている
まるで子供の寝息のように
折り合いをさがして誰もが皆旅人となる

愛 ....
{注銀漢=天の川の意}に蝕み出す雲の人知れず

{注死人花=彼岸花の別称}両手に享ける{ルビ贄=にえ}として

ただならぬ歯茎の{ルビ木通=あけび}影通る

虫潰す肩に気配の{注狐花= ....
いい匂いの温かいシーツを誰かのためにしくこと
果てしなく批判的であること

このふたつを足して二で割る時の心の動きを詩に書いてきた気がする
だから隠し事はしなかった
隠し事をしていたとし ....
死にたいとか
もう投稿やめて完全に詩を捨てますとか
すべてはむなしいとか
疲れたとか
そんなことを白紙の紙に書いては消しまた書くそんな自分に嫌気がさして外に出てみた

そこには大きな月があ ....
満潮の{ルビ砂洲=さす}に砕けて{注連銀河=1二つの銀河が交わりあったもの。大マゼランと小マゼランとの関係が有名。}

脚首に秋蝶空に{ルビ鳶=とんび}這う

燃え滾る氷の{ルビ静寂=しじま} ....
「メモⅲ」

克服が
ある
しかし
克服ということばに
縛られて
羽ばたけない砦として

そこに意表を
措くのは
運命を掘り出すための
モーションなのか

月の樹を抱き
 ....
{ルビ初秋=はつあき}の床にメールの落ちる{ルビ聲=こゑ}

秋めくと紫いろもほの{ルビ蒼=あお}く

風すてて秋の彼岸の岸に付く

秋のひる裏返しの{ルビ儘=まま}外仕事

空澄んで ....
{引用=汽水魚}

魚になりたい。淡水か塩水、いやそのどちらも行ったり来たりできる、汽水魚と呼ばれる魚になりたい。海での名前と川での名前いずれも本気の汽水魚になりたい。

{引用=突端}

 ....
道草次郎(642)
タイトル カテゴリ Point 日付
素足自由詩2*20/10/2 8:49
ルナシャイン自由詩020/10/1 21:03
白い畑自由詩5*20/10/1 13:54
9月30日雑記散文(批評 ...0*20/9/30 23:17
太陽への甘え自由詩320/9/30 16:49
髭をそること自由詩220/9/30 11:36
腐れ華散文(批評 ...220/9/29 22:43
翻訳の詩自由詩020/9/29 14:24
涙跡自由詩220/9/29 5:55
箒星自由詩3+*20/9/28 21:57
痩肉怨讐〜獣と人の闘い(無季)俳句120/9/28 21:21
秋耕と幻想散文(批評 ...2*20/9/27 23:45
愍笑け楽 (無季あり)俳句0*20/9/27 11:44
珠のすべらか俳句0*20/9/27 10:11
透明人自由詩120/9/27 9:36
朝を迎える短歌020/9/26 6:01
東方狭隘錄 無季俳句1*20/9/25 19:25
蕎麦の花川柳1*20/9/24 23:39
詩を読むこと散文(批評 ...8*20/9/24 20:49
早贄短歌2*20/9/24 14:13
-無題-散文(批評 ...2*20/9/24 12:29
俳諧となり得ぬひずみの詩自由詩2*20/9/24 11:54
部屋自由詩120/9/23 15:09
鳥影慚愧俳句0*20/9/23 13:27
夕焼け自由詩120/9/23 12:05
月見草のはなびらのようになります自由詩5*20/9/22 23:43
銀漢夜行川柳020/9/22 15:27
fragment自由詩020/9/22 13:39
またしても秋俳句1*20/9/22 12:57
なりたい自由詩3*20/9/21 23:17

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