時間を落とし切る
朝焼彩茜色


季節を思い出した この冬に
  
時間のないジェットコースターに乗った感覚で

花を一輪大切に指で包む 会話を弾ませる 微笑みを正面に

時間の感覚を麻痺させる脳処理をして

この星から時間を最後まで放出させて

行きたい場所へ時間を超えて直ぐに行けるように

時間を消してみたかったんだ

想像は難しい

だけど

新しい空間を懐に隠すことなく もっと両手が輝くほど翼になるほど

自由に拡がって行く気がしたんだ

花を一輪 貴方の海に 飛び込ませて ゆらりひらり浸って


自由詩 時間を落とし切る Copyright 朝焼彩茜色 2021-12-02 13:04:05
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