茶番に食われ
朝焼彩茜色

温度差 
価値観
わたしとあなた

言い回し
言い方
ストレート
カーブ
オブラート

同じ空間で互いの事をしている
繋がったその空間が時に 捻じれ歪む 醜い心を産みながら
愛が憎しみや殺意に変わるという流れを 味わってしまう
あなたとわたしの刻んだ時間 どこで躓いたのだろう
あの時のカーブも受け取れず オブラートは無能で
ストレートだけが魂のワザだったのかもしれない

心のままにありのままにさらけ出してきたつもりでも
積もったものに
温度差があった
価値観も認め合えなく
色も次元もここでは果てしなく 溜息で呼吸をするような
心臓を取り出して 今すぐに手当てをしなければ死にそうな
わたしとあなたの婚姻関係

でも あなたが死んだ時にあの世で ようやく
私の気持ちが理解できるはずだから 許してあげる





自由詩 茶番に食われ Copyright 朝焼彩茜色 2020-12-18 22:34:18
notebook Home 戻る  過去 未来