スペースコロニーの片隅で
朝焼彩茜色

スペースコロニーの波に乗って 見上げている
この星だけが生きている訳ではない 知っているよね
宇宙に一粒 私の一本線 神経の経由 

死を迎える前に見てみたい 価値を置く最上段からの景色
人の想像をそよ風に送る 頭の中身なんて見つけられない

けれど見つけられる感覚を摘むんで 白いタンポポみたいに
送るんだ そよ風の感覚の一部を借りて 物質の命を沸かせて

魂が若くて肉体とちぐはぐな私
幼い心は永遠に熟さないと告げる
なぜこんなにも幼く 肉体が浮いているのか

引力で返って来た タンポポの白い傘
まだ遠い 数値が打たれない
潜在が押し上がっても尚 一画景色

ここのそよ風 スペースコロニー せめて人間ごときにでも
創造させて下さい できますよね
けれどと 言い訳をせずに 澄んで澄んで澄み渡って
次元の上昇を切りたい


自由詩 スペースコロニーの片隅で Copyright 朝焼彩茜色 2020-03-11 12:54:40
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