目をつむると
疲れた子のように 眠ってしまった
コオロギの子守唄が
じつは 守ってくれていた

目を開けると まだ生きていて
うれしくって
だから 全部
水に流せる 気が ....
心が鈍く疼いてどうしようもない時は
コオロギが鳴いている叢に身を投げ出して湿っぽいその草の青臭さにまみれていたい

夜露や植物が生み出す甘い匂いなんかが必要なのだ
五月雨よりも胸を打つ語句なん ....
8月14日 AM6:00


起床。カーテン越し、自室の窓には早くも直射日光が照り付けている。網戸にしてあるからといって、別段涼しい風も入ってこない。フォーラムに ....
我家のせせこましい厠(INAX,2017製)で用を足しながら考えた。今まで一体どれ位のオシッコを流してきたのかと。何トン、いや何十トン?詳細は無論不明だが、まあ、それはとにかく凄いことに相違 .... 一本の 道があるよと
それだけで
救いのような希望のような
朝起きると
床が太平洋になっていた
キッチンは無人島だ
だったら椰子の木を探せばいいと
痩せた妻は言うけれど
冷蔵庫にあるのは
冷えた離婚届だけだった
市の福祉課に電話をかける
CQC ....
{引用=モンキー}

悩んだ猿がコンクリートの猿山のてっぺんで
月を見上げながら体育座りをしている

{引用=フラミンゴ}

一本脚をとりはずしたフラミンゴ
ピンク色の鴨となっても義足 ....
そうだ。それがぼくだった。それがぼくのまぎれもない姿だった。大岡という名のさびれた道の駅。その汚い男子便所の左手に突如として広がる絶景をぼくは忘れることができない。旅人でなくとも意表をつかれるよ .... なにもかも
あんまり悪すぎて
ことばにならない
心の叫びを
きいてほしい
この詩を読んだら
こういう想像して

1人の男がいる
夜眠れずに
その男は絶望している
男は死にたくても ....
こんなにも短時間で
醜くそして優しくなれるぼくたちなんて
もうほんとうに
どうしようもく虚空をさまようようだ
きみは電話のむこうで
また泣いて
けれども君がぼくを思い言ってくれる言葉は
 ....
まず、南部風鈴の音色がある。それから、木のまな板をリズミカルにたたくステンレス製包丁の軽快音。スリッパの薄っぺならビニール底が台所の床の上でぺたぺたと笑う声。朝焼けのなか、小刻みに振動する洗濯乾燥機は .... 旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。
旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。
旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。

 ....
こわい
なにが?
今が
なんで?
こんなんじゃいけないし
こんなんとは?
今のこの状況
具体的には?
全部が未定という事実
具体的には?
ここには書けない
なんで?
書きたくな ....
恐竜がいたんだとそう 想うこと。
それだけで ほら すくわれてゆく


また一つ やっかいごとが 増えていく
青方偏移。
おとめ ....
まちがいだ
いや
どちらでもない
というか
まちがえて
さえ
いない

つかむ
ではない

むしろ
きづく
こと

位置して
いる
この
こと

けわしく
 ....
8月9日。国民年金保険料の免除申請の仕方がわからない。それから、雇用保険の手続きに必要な事の一切がもの凄く煩わしい。最近は色々な生活処理能力が目に見えてガクンと低下してきている。大事な郵便物や書類の類 .... 「えびフィレオ。チキンフィレオも単品で」にいさんあんた、お金持ちだね


「スタバってWiFiあるの?スタバって」あるよ。あるとも。みんな言いたげ


「街よりもパラオがいいね」って国 ....
泥濘の
市井で
こってんこてんに
なって
ずぅーんずぅーんと
沈むような
どす黒い
不吉なわた雲のような
詩や
げいじゅつや
エンタメが
その
一切の
精彩を欠くような
日 ....
{引用=くらしがある
声がある
間違いがあって
 ....
「青森挽歌」
を読むと
もう いいんじゃ
ないかと思えてくる
生活へ すすんでも
かまわない
のだと
かんじる

詩の
気恥しさや
柵 を
のりこえる
その
き ....
{引用=日常の5首}


ジャガイモをチンするだけの簡単なこともできないそんな日もある


一輪のオオキンケイギクを手で折ってはたと花瓶の小ひびを{ルビ憶=おも}う


「あの花は? ....
もう一度
話そうということになったけど
もうなにをどう
話していいのかもわからない
君の声を聞くのが
ほんとうはこわい
君も
たぶん一緒かな

ぼくは
もう以前の君の知っていた
 ....
はじめまして

こんにちは

ぼくは転校生

東西南北の地平線からきました

ぼくのおかあさんは

おとうさんです

おとうさんは

おかあさんではありませんが

おに ....
抱き合った玩具のタイガー吊されて開園近い「富士サファリパーク」


「うみがたり」名を改めてリニューアル暗い通路のデンキウナギたち


{ルビ無料=ただ}で観る動物たちのうたた寝も悪くない ....
サバンナの親分みたいな顔をしてちゃっかりヒモのダンデライオン


ラマルクもびっくり首と首ぶつけ{ルビ嘶=いなな}くキリン午后の決斗


ヌーという黒い怒濤を送りこむアフリカの神じつは族長 ....
にくしみは越えねばならぬインゲンの{ルビ蔕=へた}取りながら{ルビ黄昏=く}れるキッチン


人参の{ルビ頭=こうべ}を九谷へ救いだし霧吹きかけて待つ朝焼け


獲れたての茄子とならんでふ ....
さいあくのあくとく
それを
ことほげ
すましたかおで
へいぜんと
ちでよごれたてを
さしだすのだ

くもつのように
みをよこたえよ
おそろしい
りゅうや
ばんけんのきばに
い ....
君と二人で卓球室と呼ばれる閉鎖された7組の教室の掃除をした時、君は14歳で、ぼくもたぶん14歳だった。

ぼくは君のことが気になっていたね。すごく可愛かったし、頭がよかった。国語ができていつも満点 ....
知らない場所で雑巾をカラカラになるまで絞っていたら、死んだ父親が生き返っていてもう一度同じ病気になっていた。ぼくは中学生で学校に行けていた。好きだった同級生は大人の女になっていて、知らない .... 世の中にはたぶん腐れ縁というものがあって、ぼくにしても、そうした抗することのできない不思議な力の命ずるままにこんにちまで生きてきたと言っても嘘ではない気がする。



ぼくには大学時代からの友 ....
道草次郎(650)
タイトル カテゴリ Point 日付
眠り自由詩5*20/8/16 5:17
心が鈍く疼いてどうしようもない時は自由詩2*20/8/15 17:29
8月14日。未日記散文(批評 ...2*20/8/15 16:47
晩方考えた事散文(批評 ...2*20/8/15 1:12
短歌1*20/8/15 1:07
朝起きると自由詩2*20/8/14 16:56
夜の動物園自由詩1*20/8/14 11:05
エメラルドグリーンの流れとねずみ大根と女郎蜘蛛の話散文(批評 ...3*20/8/14 1:05
この詩を読んだら自由詩4*20/8/13 1:02
愚かさ自由詩1*20/8/13 0:31
朝と音のための覚え書自由詩3*20/8/12 13:38
天使自由詩1*20/8/11 15:25
YES自由詩1*20/8/11 9:24
恐竜が短歌1*20/8/11 8:32
point自由詩020/8/10 22:03
未日記散文(批評 ...4*20/8/10 13:08
街で短歌220/8/9 21:15
まどさん自由詩3*20/8/9 16:05
出帆自由詩2*20/8/9 12:41
境地自由詩2*20/8/9 10:56
日常・宇宙・哀愁短歌1*20/8/9 0:08
もう一度自由詩3*20/8/8 15:59
転校生自由詩2*20/8/8 11:59
動物園と水族たち短歌1*20/8/8 9:34
あにまるず短歌020/8/8 0:53
べじたぶる短歌短歌2*20/8/7 23:25
るしふぇる自由詩420/8/7 12:57
ラブレター散文(批評 ...220/8/7 10:19
自由詩120/8/7 9:14
M君散文(批評 ...1*20/8/6 12:55

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 
0.21sec.