今宵、安らぎ覚醒し
言葉、寄せ溢れ

なんの秘密もない
思考にて突き抜け

哀しみ歓び削ぎ落とし、

ジーザス 私は独り人
優しい無関心な青空を
霊性の雨降る宇宙へ
接続スル営み ....
旅人、安らう浜辺に
赤々渦巻く薔薇の蕾
村娘、白砂に足跡残し



歩きながら浴びた雨、
激して浴びた人々の罵声、
待ちわびた陽の光、時の灯、

今 心落ち着き払い
絶望もなく希 ....
太陽が昇る、
太陽が沈む、

一日 始まり終わり始まり
人生 始まり成長し年老い

終わりの調和、

見届ける宇宙に いつも霊性の雨。
雲一つ、
火星輝き
灯る家
沈黙の轟音に
旋回する銀河

深まる夜闇に
夢みがちな覚醒
訪れる時、
言葉沸き立つ
意味振り落とし

すべて後に
逃れ去るもの
生も死も
愛 ....
在るもの在るもの

個々の輪郭、
光景に溶け込み

ながら

成っている鳴っている

意味 剥離し
新たな
意味 未生成

ながら

今宵、この小部屋にて

すべて  ....
夢みる眠り
夢みる眠りに
たゆたって

夢みがちな
覚醒状態
夢みながら

去来する記憶
夢みのなか
変成され

未定形な意味に
懐かしさ縁取る
ヒビキ奏で鳴らし

夢 ....
空虚な空
くうな空

すべて寝静まる
この夜陰、

声 在る
物 在る
光 在る
闇 在る

抉り出す世界のこの
哀しみ歓び

うきあがるうつつ
うきたつひびきせんりつ
 ....
城郭の門前に
控える
兵士たち、

聴き取ること不可能な
冬の大地の振動に
凍え耐え待機し



城郭の門前に
控える
兵士、

あらゆる光景と現の見通し
独り語る、
 ....
打ち降ろす響き、 

ヒビキ

叩き降ろす、 

僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる

響き打ち降ろす、

意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
白い人、地平に立つ
青い空、輝き出るように

花は咲き膨らみやがて割れ裂け
わたしは笑い転げるひたすらの力動

予感に押し出され此処まで来たんだ
力を集め四散しているそれを魂に凝集し
 ....
虚ろに揺蕩う 夜陰、

枯れたひと吹き
実の在るひびき

ひとりでに紡がれる言葉に従い、

ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
雪が、雪が 降ります

しずか、静かさ 纏うように

アスファルト道、しろく純白に染め抜き

雪が、雪が 降り続けます


遥か遠い国からの
見知らぬ差出人の筆跡に
しばし眼を奪 ....
何か表している、
存在のリアリティ

今宵、

ごみ箱 在り
本棚 在り
鍋 在り
時計 在り

それら、それら

ナニカ表しナニカ現し
在ること、
この冷たさ 熱さ

 ....
水晶の毛玉、
ことほぐように
赤や黄の花、山ぶき梅
点々と華やぐ色彩耀かし
青い青い大空に揺動する

地に風に水に炎に
埋もれ沈んでいた
水晶の毛玉、
この凍結の冬の時に
春の接近 ....
限定された平面に
色とりどりの円、
生み出され

無数に交わり合い
無数に映り合い
無数に響き合い

一箇所に集合し
時々に踊り拡がり

反復し繰り返し、

無限に交わり合い ....
こんなにどろり
くずれて
こんなにまっしろ
のびひろがり
こんなにゆったり
たゆたい
こんなにひっそり
たたずみ
こんなにしっかり
りんかくたもち

あなたが生きていた現実と
 ....
この世界という残酷、
覚悟するともなく受け容れ

この世界という美、
戯れ楽しみ深みで観じて

抱きしめ突き放し また抱き締め

「、」や「。」のように
あわあわとしんしんと
果し ....
鋼の振動、
水色の空、

荒涼 一斉に立ち上がる
力動 一斉に押し寄せる

神様が観ているよ、
向こうの岸辺で
柔らかな湾曲に踊り
透明な静かさに憩い

白い三角、接触する 黒い ....
なにも ない
ただ しずかさだけ

在る、

醜さも美しさもひっくるめ
遠く凍り付き近く熱を帯び

老いた人をみた
諦め切るように
美しい人をみた
輝き出るように

街通りに ....
夜闇に沈もうとする
この白壁の小部屋に
忍び込む肢体 柔らか

球形の乳房、貫く直線
撓り揺れる音響の激化
わたしは知らない、
窓辺に匂い立つ深紅の薔薇

夜闇に浸されゆく
この白 ....
真っ直ぐ進む
時間の陥没、
力動 垂直に
裂け目入れ

一瞬のマバタキ、永遠の開示

すべて、掴み取られ
時間は瞬間の延長
響き放つ形象の乱舞

広々と、ひろがりのびゆき

 ....
ぱらぱらと
はらはらと
剥げ落ちていく
すべての意味が

あさひ、あさひ
まぶしく あびて

その熱、
ひたひた
感じながら

剥き身の私 今、此処に生きて
奇妙な輪郭が重なる、

年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起

青年と老人のアンドロギュノス、 

世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し歌をうたう声

銀色のアルペジオ
打ち下ろ ....
一点を眼差す おまえの瞳、
黒い三角が積み重なり空色になる

分離不可能な神界と感覚界の切断
青く輝く円 おまえの瞳孔、

夢見の意識から覚醒の意識へ
アーリマンとルシファーの真ん中で
 ....
夕焼けにたゆたいまどろむ

色づき響き始める世界、


響き 私を
取り巻く
私を 響き
響き 私を
取り巻く

いつしか、

私 響きのなか
響き 私のなか

響きの ....
しゃもじ コップに入れられすっくと在る
グラス 今さっき氷盛られまな板の上に在る

白いまな板の 白 の 浮遊

空間に

訳なく私の 意識、凝集し

わたしそれらのなかに入いり
 ....
白雲 ひとつ 
流れる

あれが私の
未知、遠い空

収束するもの
きっぱり引き裂く
対角線
ジャンプする力動に
たましい、躍る

瞬間に甦る
失われた時、
雨降りの
 ....
対角線、貫き通り
黒々と円、くるくる廻る
様々な意匠、内包し
輝き増しながら

ツラヌキ裂ける憧憬、

力動  確かに
こんこん こんこん
唸るように叫ぶように
わきつづけ湧き続け ....
凍てついた青、しろがねの空

放たれる声はふるえ

「おっかぁ、雪がふってきた」*

哀しみ、

この世界という残酷
引き受けた覚悟の前に

透過され澄み

静謐な思考という ....
のっしのっし
あくまで青い
世界を歩く
大気に透過し
冷気に凝集し
接吻する

あなた

なんにもない
なんでもない
もはやただ
のっしのっし
あくまであおい
せかいをある ....
ひだかたけし(2487)
タイトル カテゴリ Point 日付
夜想20自由詩523/2/19 21:55
足跡自由詩5*23/2/19 19:02
いつも自由詩523/2/19 17:39
五行歌、この時代に自由詩523/2/18 19:21
夜想19自由詩623/2/17 22:15
夢みがちに自由詩423/2/17 19:24
夜想18自由詩423/2/16 21:43
門前にて自由詩323/2/16 20:26
ヒビキ自由詩523/2/12 20:33
認識の地平自由詩423/2/11 20:20
夜想17自由詩5+*23/2/10 21:25
雪は〇均衡と持続自由詩623/2/10 17:04
夜想16自由詩423/2/9 18:57
言祝ぎ自由詩323/2/9 16:20
ポップ6自由詩523/2/8 18:42
溶けていく太陽自由詩423/2/7 20:20
おりん自由詩423/2/7 17:19
心象自由詩423/2/6 17:06
夜想15自由詩423/2/5 21:52
力動自由詩4*23/2/4 19:01
ポップ5自由詩623/2/3 19:05
朝陽自由詩423/2/3 9:28
ホームシック・エイリアン(改訂)自由詩5*23/2/1 23:26
柔らかな硬さ自由詩323/2/1 19:28
夕焼け自由詩323/1/31 19:41
夜想14・キッチンの光景自由詩3*23/1/30 23:30
五行歌、だいじょうぶ自由詩523/1/30 18:05
ポップ4自由詩3*23/1/29 20:29
思考という力自由詩523/1/29 17:42
接吻する自由詩523/1/28 18:17

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