浮かび開ける庭園に深紅の薔薇輝き
打ち刻まれる時の鐘鮮やか転覆する、

 次元 無色彩色に異人に接する様に
 新た次々熱帯び思考という力動発し

浮かび咲く真紅の薔薇深々過去抉り
倒壊し ....
白く光る田舎の道を
カンカン鳴り響く踏切越え
海に向かって歩いていた

  *

漂う磯の香、白波打ち寄せ
空き缶一つ、浜辺に落ちて
独り私という魂が
水平線を覗き込む

 遥か ....
遠さの感覚は濃密な此処
遠い地平は波打つ黄金

日々刻々と甦らせて、

内深く込められた
今一つの己なる、
永遠の穹窿を。
成就したこの純白、
因果思考の平面航路
切り裂く垂直の力動

響きの思考の感触、

色彩のグラデーション
非論理的にして立体、
平面の静止状態打ち破り

ゆっくりうねり泡立ち
無 ....
清らかさ汚され、
神聖と為り甦る

魔と魔の真ん真ん中、
均衡取りながら覚醒し

光滴 毒づきながら微笑み、
貴女 奔放な調べ流麗な美

わたし知らなかった、

成就したこの純白 ....
荒涼としたパノラマ、
荒々しき力動に浸透し

真空の場 浮き上がる、

 秘められた透明な律動
 カオスから生まれ出た新芽
 孤独な道の果てに待つフルサト
 官能オルギア経て虐殺の大地 ....
さざめいている
ざわめいている

わたしの内で

 何かが、

輝いている
熱している 

巨大な明滅凝視、、

近付いている
波打っている

揺れ廻り 廻り揺れ
気の ....
未定形な生成、

粘りつき唸り奥まり
沸き立ち涌き起こり
そっとそと足跡辿り

ふと耀き開ける視界、

異郷の寂寥から帰郷し
荒れ狂うカオス制御し
悪の必然の天秤均衡し

破裂 ....
微睡みの
覚醒に
底割れ
沸き出すモノ
輝く尖塔を壊し
疾駆する力線
煌めく城壁を巡り
垂直に堕ちる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、受動から能動へ
掴み取り現れる無数の形 ....
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る

光点の絶え間なく揺動し、

静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に

 蝉時雨 岩に染み入り侵食し
 閑さを 襲う世界と ....
犬が吠えている
熱する陽射し
隊列を組む蟻たち
汗がしたたる
動かない空気
ぼうと
天を仰ぎ見る
眩めく視界に
時の凝縮する

瞬間に、

明るみ開ける意識
鮮やか青空広がり ....
大波うねり寄せ来る肉への生動、
巨大に微細に蒼く蠢く命の宇宙、

ゆめみがちなかくせいのいしき

映り残響するそれ余りに過剰な

太陽を浴びる大洋に浮かぶ
したいてあし伸びやか広げ
 ....
観入り観入られ
乱打の渦を呑み
巨大にヒビキ響
映し呑み込まれ

この感情の高揚、根源!

 (赤い鞠を突き幼子と遊ぶ
 人、ふと葉脈の一筋一筋
 光に透過され その在る
 観入り ....
雪が舞っている
街の電飾に輝き 

通りの向こうから
駆けて来る、
子供 肉身を躍らせ

向かいのコンビニ前で手を振る
老婆のシワ萎びた顔が切なくて

手のひらに収めた
雪を投げ ....
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり



躯 あやうく 
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
 
ムクロ改め見る観入り

息をする、大きく大きく
 ....
空の割れます、

わたし水の色

肉の魂の苦痛
絶え間なく、

 僅かな安息の瞬間

捕らえ入り込む、

 「究極の円 巨大
 粉雪と為って溢れ舞う」

わたしの内に私とい ....
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青

執着を突き抜け虚脱を突き抜け

到来する、

見晴るかす限りの光の野辺に

硬直した意識、遊ばせて ....
車体は低速な運転だ
もわっとした熱気に包まれ

夜闇に次々走り抜ける街道、

ちょこまか花開く
路傍に野性、
いろんな色おどらせ
青々艶めく猫じゃらし、
冬枯れ色褪せから蘇り
夏の ....
中心が多様な中心であり
多様な中心が中心であり

唯一の中心に多様な中心が呑み込まれる
(象徴天皇制・既存のキリスト教・唯物科学etc. ) 

コトナイ、

ノンセンス波打ち際に遊び ....
未知の道の途上に在り
根っこ深々と張り出し
次第に熱帯びるノスタルジア
濃密に暗まる空の青みに沈潜する

日を追うごとに
思念は衝動は強く熱く
虚脱と執着は止むことなく
 お前は何を求 ....
水道道路、貫き
荒い息に疾駆する白馬たち、
空中都市マチュピチュ麓通過し
クスコからウルバンバまで駆け抜ける

  *

強い思念を不断に携え
その力動を徐々に感じつつ
肉体の脈動と ....
私という孤独が
厳しく露わになる

この瞬間、

青銅の窪みに穴穿たれ
濃密に暗まる空の青み
昼の意識に広がり
抉るように流れ落ちる

 ぽっかり深淵が口を開く、
 ぽっかり深淵 ....
時の瞬間 捉える刻、

静かさ広がる無限

わたしは私自身の
力動 観入る。
ふらふっと
溢れ流れ出て
浮遊から跳躍へ
飛び立つクラゲ

穏やかな飛翔にて

濃密に暗まる
空の青みに
明るむ灯を点し

羽ばたく花と為り
咲き開き咲き誇る

  *
 ....
この大地に地球に
地面にシッカリ足を付け

天国を地獄を
この世界裏表
認め識る、

「現実感覚がひたすら観る行為のなかへ消える」*1
(受動性から能動性へ、そうすればソレ 受動的訪れ ....
悟性論理的思考
と、
純粋直観的思考*
の、

狭間にて

感じ想い高揚し鎮まり
訪れる静かさの内に
記憶の触手を伸ばし

憧れ懐かしく脅え諦めて、

この濃密なより暗まる空 ....
私たちは畔にいる
この川に隔てられ
あなたとわたし
大空の下 太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて

洋上で過ごすように
日がな一日、
畔で待ち続けて
絶えず思い出 ....
うっすらと夕闇
鳩 飛び止まる

向かい家のアンテナ 暗く銀

ああ この熱風の感触、懐かしく
ふわりしずか吹き頬にそっと触れ

うっすらと夕闇
やがて漆黒夜闇

進む時に 瞬間 ....
薫陶受ける魔と魔を均衡させ
柔らかく硬く熱く冷たくいき
ひっくり返っては起き上がり

 せみしぐれ、
 さるすべり紅に
 一瞬 息絶え、

魂の深みに白く暗い淵の在り
渦巻く沈黙の肢 ....
西の空に日は落ちて
仄かに明るむ茜色
富士は威容を際立たせ
茜の地平に黒々と
聳える巨大なシルエット

すべて静かさの内にあり
遥かな遠さを落ちていく

わたしもあなたも別々に
遥 ....
ひだかたけし(2421)
タイトル カテゴリ Point 日付
THRAK5自由詩323/8/30 19:02
海に向かって歩いていた(新訂)自由詩323/8/30 15:54
貫かれて自由詩423/8/29 16:22
純白2自由詩6*23/8/28 18:39
純白自由詩323/8/28 15:26
自我のプロセス自由詩423/8/27 18:09
内的体験自由詩423/8/27 15:41
詩想9自由詩323/8/26 18:26
カンバス(新訂)自由詩423/8/26 15:33
肉の光跡自由詩3*23/8/25 19:44
原色の光景自由詩423/8/25 15:06
Surrender自由詩323/8/24 18:13
自由詩323/8/24 15:43
夏に雪、静か降り積もる自由詩523/8/23 20:07
光景の夏自由詩5*23/8/23 15:24
オモイデ自由詩323/8/22 20:59
孤独の断章(新訂)自由詩623/8/22 16:32
走り抜ける街道自由詩223/8/21 21:25
詩想8*自由詩223/8/21 18:34
ノスタルジア(新訂)自由詩323/8/21 16:29
夜想、病床のうた自由詩323/8/20 21:14
名無し人(新訂)自由詩323/8/20 16:14
詩想7自由詩223/8/19 21:04
飛び立つクラゲ自由詩523/8/19 16:11
詩想6自由詩323/8/18 19:30
詩想5自由詩3*23/8/18 17:43
この川のほとりで(新訂)自由詩923/8/18 15:23
夕闇自由詩223/8/17 19:18
白暗淵自由詩423/8/16 17:50
日暮れ幻影自由詩423/8/16 15:23

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