赤紫の巨きな花弁に
雨滴、留まり
艶やかに
膨らむ、煌めきの
球体 二つ、三つ、
繋がりゆきて
浮き立ち映える
灰の空

やがて
涼やか吹く風に
揺られ震え
ふるふる
巨きな ....
遠く奥深し近く

それは

(なんとも言えず只今にヒビキまどろみ
ああ わたしは何処に居る ノダロウ
と意識して居る自分は確かに在るのだ)

垂直次元にて生成し
垂直次元から流出し
 ....
人はなし、

ターコイズブルーに染まりひろがる空
遥かに遠くうっとりゆっくり遠く遥か

人はなく、

この光景のなつかしあこがれの哀し響き
この世にあの世の重なりあの世のこの世

 ....
緑濃く漂う用水路沿いを
進むと終点が反り返り
生死の境が噎せ返る
草いきれの香と共
すっと迫り上る

内なる界の日々寄り添い
肉体の限りを日々予感し
カウントダウンの切迫が
歓と恐の ....
永年の王国を冷徹な光の矢が貫く
刃の一閃に天使は光球を掴み
次第に静まり返っていく

小舟の柔らか純白の海を
己真に欲することに導かれ
時の溝掘り時の狭間を渡り行く

 (次々溢れ生み ....
のびやかしなり折り重なり
冷たく熱く色づく
この世界という光の帯、

あなたの内懐に響き渡り躍り

孤独という怪物 すきとほります。
心の奥歯で氷を噛み砕きヒタスラ
貴女の声のヒビキ映り染み入る
この能動の意識という舞台に

貴女という根源の実感の何か何物か

(浮き立ち鮮やか漂うこの幾筋ものヒビキヒカリ)

わたし ....
この世界という
無意味を掴んだら
この無意味という
力動に包まれたら
次に行って生きて

 
欲はあっても執着はない
荒れほど在った
食欲も性欲ももはや囚われず
自由なる大海、恋愛 ....
高く濃くなる秋、きっとすぐ澄んで
晴れ渡るとして、なんともさみしい
夜の都市、煌びやかなネオンサイン
キレイだろうけど、中身はカラッポ

 あゝやっぱり突き抜けよう
 あゝやっぱり還ってい ....
混沌の渦に力動し
闇から立ち上がり
浮き上がる
変容し続ける光

凝視スル、

それはもう
無邪気じゃない
天然自然では無い

数多くの体験を経て
幾億もの歳月の許に
自らを ....
のうみつな
緑の群れ
さやさや
揺れ
照り映えて
意識の視界は
眩しく輝き一点に凝集、
遠く深くザワメキの森を凝視し
白く細く
仄かな感触
青の輝き
うっすらと
緑の膜に包まれ

 浮き上がる

このしなやかな輪郭は何?
)ひそやか闇と光を抱え(
この仄白き像は誰?

 呑まれ沈み

明る ....
曙光が閃く、落日の近付き

流れるもの、只 流れるままにし

 水平線、能動的に描き
 垂直に、開く鮮烈な像

光の蝶 舞う
遠去かる 
宙の縁に触れ 燃えあがり
忽然と消え また ....
奥深く行く生く
意識の明度、
あくまで保たれ保ち
より明るみ明るませ
映るモノ 待つ


沸き立つ
思考という力動
今、静かさに
意識の微睡みの覚醒にて
感情を生き直観に捉えられ ....
貴女の靴紐を結ぶために
僕は走ってやって来た
だけど貴女は逃げちゃった
僕より速く走り去り
貴女はまた逃げちゃった

いよいよ大気は冷たくなり
いよいよ明るみは褪せ始め

刻むリズム ....
消滅はせずに
只々平板になっていくもの
追いかけても追いかけても
追いつけない次元に
後ろ手付いて息を吐く

反復の内にあり変わる明度
記憶はあくまで凍結され
思い出したように不意にま ....
銀の輝き放ち
小さな機体移動して
濃くなる青の高空を
ゆっくりゆっくり
前へ前へ真っ直ぐ
あるもの在りと
力動ツラヌキ
飛行機は行く

世界から来て世界へと

 あるもの在らしめ ....
天国と地球の狭間に在り
光の響きに注ぎ込まれていく
ヒビキの速度と一体化しながら
巨大な何かの残響足跡残像

反復され前進し反復され

天国と地球の狭間に冷ややか覚醒して生き
ひたすら ....
白と紫の色彩たち浮き上がり振動し
青く涼やか秋のふるふる降り震えて
両眼一点に交わり結び移動しながら
路傍の草花の群れの成長を追いかけ
吹き抜けゆく秋の大きさを跡付けて

白の紫の
光の ....
時に漂い佇み
名の言葉の
剥離した
何かを
観て

吹く風の霊 纏わり付く概念、融解し
なにか寄り添いなにか抱擁されて吹く

ひたすらに、

 脈打つ肉体の悲鳴上げ
 魂の激痛 ....
私を眼差す深い森の眼、
漆黒の光輝に充ちた眼、

荒れ狂う閑かさの
森の眼の宿す
青銅の銀の黄金の
力と光と智と

門出を祝し刻まれる、
いやらしく孤独で冷酷な
深い森の眼のさらに ....
ひっそり
雨、
ふりしきる

自ら自らを殺した際に

果て無き力動の核、感じ

ひっそり
雨、
ふりしきる

うねる大海原に、
戦慄の太陽昇り

麻痺した記憶
引き裂き ....
太陽のペニス、
振り子運動し

東に揺れ
西風、 
沸き起こり
西に揺れ
東風、 
沸き起こり

光風と共に
死者達の降る

ヒビキ、

垂直に幾何学模様

降り来て ....
いつでも巨きな花を抱え
わたしはワタシという場に生きて、

いつでも巨きな花を抱え
あなたはアナタという場に生きて、

わたしとあなたは繋がって居る

いつでもいつでも、

巨きな ....
浮かんでる ぽっかりと

うかんで居る

漆黒の闇にあらゆる狂騒後にして

半月 くすんだ黄に輝く半月抱え従え

闇夜に小舟のいきます 静かさの微笑み

こんなこともあってあんなこ ....
風 一吹き、

風景の

すきとほり

あける荒涼の光景の、

わたし何想うことなく只集中し

風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、

 一ふき風のふとどよめく感情

その内 ....
ああ 雨 降ったんだ、

窓開き外界臨めば

仄か熱せられた水群の匂い
街道向こうに光る水溜まり

向かい家に橙の明かり変わらず灯り

車 過ぎる、次々 過ぎる、
速度ゆっくり規定 ....
微かな宙の青み、
見えますか?

 (みえるときもあればみえないときもあり、
 きこえるときもあればきこえないときもあり、)

微かな声の震え、
無限の波打ち際に立ち
火を放ちながら、 ....
白描の渦に巻かれたら
柔らかな死を死になさい

意識の一点に
柔らかな死を宿す
白い光の海の、

次第に広がり意識を呑み込み無限の波打ち
〈何処までも生ける〉意志の力動し貫かれ

 ....
背の髙き草々揺れ動く
この街道沿い植生し次々
走り去る車ヘッドライトに
浮き上がる緑、鮮やか
柔らか照り映える生動

なんて懐かしいんだろう…

凝視する私の内から沸き上がる
今の昔 ....
ひだかたけし(2429)
タイトル カテゴリ Point 日付
落下自由詩623/10/4 15:43
詩想21〇自我自由詩4*23/10/3 18:26
アルルの光景自由詩5*23/10/3 15:33
繁茂(改訂)自由詩4*23/10/3 14:12
Heaven And Earth3(改訂)自由詩4*23/10/2 18:04
LOVEレター〇孤独という怪物自由詩8*23/10/1 16:59
詩想20自由詩423/10/1 15:52
五行歌、籠のなかの球根(改訂)自由詩823/9/30 17:19
時 すきとほり自由詩9*23/9/30 15:22
THRAK13自由詩423/9/29 19:46
静観自由詩5+*23/9/29 16:22
アンドロギュノスの夢自由詩323/9/28 19:17
光の蝶〇広がる闇自由詩5*23/9/28 16:24
詩想19〇五行歌形式、用いて自由詩723/9/27 20:03
懐かしい人自由詩723/9/27 17:32
意識の葛藤自由詩4*23/9/27 16:11
詩想18自由詩423/9/26 15:41
Heaven And Earth2自由詩7*23/9/25 17:40
VISION5自由詩3*23/9/24 16:51
空と海自由詩623/9/23 19:05
THRAK12自由詩323/9/23 16:47
夜想75〇イッヒ、ゼルプスト自由詩5+*23/9/22 20:32
VISION 4自由詩323/9/22 18:38
詩想17自由詩423/9/22 16:40
きまじめな顔2自由詩4*23/9/21 19:34
一ふき風の自由詩1123/9/21 16:45
夜想74自由詩423/9/20 19:50
詩想17〇THIN THING 予兆(改訂)自由詩323/9/20 18:00
白描の渦自由詩523/9/20 15:58
詩想16〇開く光景(改訂)自由詩523/9/19 19:13

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