ありあり在りと
この世界のこの世界ノ
無意識を覚醒させる
私という魂の認識舞台、
ありあり在りと
時間はひたすら進行し
ほっとけばいい、そんなの
私とは不断に変容するもの
努め ....
柔らかく白く歪な形に輝き響かせ
ふっくらふんわりふらりふゆうし
あるもの在るものと頷かせ白雲よ、
わたしたましいの内なるこの光景!
火球燃える天空にぶっ飛びながら
ひろがりいろづきか ....
人すら商品化され
売り払われ使い廻され
儲け価値として最早認められなければ
アッサリ切り捨てられる
資本主義社会の本音本質
純白とターコイズブルー
混ぜ合わせ
アナタの顔は言っ ....
誰一人訪れること無い
純白の空間に在り
貴女の顔に触れる
波打つ魂の偽装
魔と魔の間で均衡保ち
神の触手が伸びるを感じ
貴女の柔らかな微笑み
軽く重く手触りに受け止める
切迫する死 ....
波の律動繁く寄せては引き
浜辺 灰白の遥か広がり
生命と物質の対面、
最初の場所にて
後光帯びる弧空、
貫く漆黒の直線、
やがて到来する
深い夜闇に
点る明澄な灯り
....
古木の水底から生え伸び
水面を揺らす、
それ太く透明な音響
世界を震わせ、
この殺し合いの界の
水面を揺らす哀しみ
滲み浸るヒビキに
古木の枝のキシミ
重ね絡み合い新たな響
水中 ....
干渉しない
私は事物対象に関わらない
そうではなく、
事物対象をして
自らを語らしめる
この態度でこそ
この世界という謎、
徐々に徐々に開き示され
私は直観的に知覚即認 ....
明かりの消えた家々の寝静まり
枝の絡まり合う裸木の群れ、
夜空に向い立ち荒涼と
垂直の眼 落ちて来る
(墓堀人たちは今日も棺を埋め
せっせせっせと棺を埋め)
落ち来る垂直の眼、
....
貴女の輝きが
侵食し穴を穿ち
破壊する 私を
暗がりのなか輝くもの
円の延々と生まれ来る
それぞれの後光を帯び
薔薇色のなかのアクセント
私は努め在り私は死につつ在り
....
ひらひらはらはら
余韻響かせ舞い立ち
形態から色彩の逃れ出る
うっすら薄い絹糸のループ
形態失い漂う色彩達の輪舞
夢の奥に横たう
もう一つの現実
色彩 新たな形態求め場を求め ....
終わりに向かいて
放つ火、
それ、
この世界この現の在り開き示され
その人この人、
それぞれが掴み取った世界現実と。
漂いに雨の降り
彷徨いに晴れ上がり
あなたの瞳に広がる砂漠
水を求め深井戸へ降り行けば
底から溢れ流れ出る思惟の力動線、
直観を掴み取り世界の在り生成するを
体験させ意識化させる認 ....
いたるところ花は咲き誇り
いたるところ花は萎み枯れ
街行く人の方向はあちこち
ばらばらとはらはらと
葉は枯れ落ち育ち茂り
空は変わらず青く青く
俺は境界線で破裂する
かろやかに
歓びの情
歌い上げる
それぞれが
それぞれの
異なる形態
紡ぎながら
螺旋の響の
透明な織物
創り出し
黄金の光の溢れ流れ
全てを照らし出し
かろやかに
....
青く凍結する冬のそら
しずか独り、浜辺に立つ
打ち寄せるイメージの波
浮かぶ波間の混沌は
思考の光に照射され
弾む言ノ葉、力動の渦
境界を溶かし、大地を洗う
....
体液の震え、
水を潜り
言葉の感知され
私は誰彼となって
貴女を煩わす
透明な空間
。
吸い込まれていく
手が
なんて冷たい感触
ぺしゃんこになった
人間に
赤い旗はためき
ゆっくり凍りつき
古い月の浮かぶ世界の
静寂が蠢いて
不可視なものに
触れようとする手を
奥 ....
ぴっかぴかの小学一年生
異和感じ始める三年生
俺は異物だと中二時の瞬間、
ビートルズ降って来た!
奇跡の様な私という自由。
*
私の内に眠り込む普遍、
私 ....
無数の人、
白く白く
立ち並び
光浴び顕れる、
巨大な青き海のひろがり
紅葉の枝葉が大きく揺れる
風が吹いているのだな
濃密な紅の群れが青空に
美しく浮き出しながらなびく
風々うねり 風景をかき混ぜ
今此処にこの世界が立ち現れる、
引き伸ばされ ....
美辞麗句を
書き募る
海の匂いドヨメキ、嗅ぎ聴き入りながら
尚も美辞麗句書き募る
オマエ、ただ言葉に遊ばれ嘲笑られ
*
眠りの底、
アナタは何を夢観るの?
眠り ....
突き刺さる
矢は
オレンジに燃える肉に、
何度も何人も何億人にも何度も
ひょいところげ
ふぅと眼差す
多角形の旗が揺れる時に、
突き刺さる
真紅の矢 オマエに。
白いマスク付け
白い空見上げ
しずしずと
雨、降り続け
白いマスク外し
地に目をやれば、
黄の輝き扇形群れなし迫り
無言佇む木の色付き
越冬の時にこの瞬間抉り
盛大な黄の色彩 ....
子音と母音の
造形と響きに
宿る神々、
意味は未だ無い
ただ聴き入るのみ
「初めに、ことばがあった」*
意味伝達手段以前遥か
ことばに宿る神々の現、
造形と響きに
「ことばは ....
夢の底たゆたい
揺蕩いに目醒め
流れ来る寄せ来る
キオクの予感に
ふるふる震え
夢の向こうとこちら側
遠く近く合い重なり
渦巻く意識の漂流に
わたし独りのたましいが
拍を踏み踏み踊り ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
私の心はふわふわり
さっき夢に見たの、
あけっぴろげのあなたを
初めて立ち上がるあなたを
珍しそうに言葉に触れるあなたを
(子音の造形に
....
時、抉り
徐々に徐々に
昇り詰めて
静かさ永久に明るむ雨降りに
トーキョー今日も青に空、
雲一点無くトーキョーの冬
奥へ億へ向かう意識に一色、
青に空
意識の更に上 ....
統合失調症の友は、
対面しながら
話し合うのでは無く、
立ち食いそば
味わい食べる時間
共有することを
単に求めているんだ
はたと僕はそう気付き、
「いいよ、なら食いに行こ ....
人は一度も魚で在ったこと無く
人は一度も蜥蜴で在ったこと無く
人は一度も猿で在ったこと無く
あれらすべて人存在から吐き出され
突き落として来た人存在の罪深さよ
魅惑的な注意を促す ....
コンビニの
向い潰れた店の
からっぽの空間
闇の奥漆黒
光る空の、
ビルの隙間に
すっとひろがり
人々の
それぞれの途、
行き交いすたすた
行き過ぎさよなら
それぞれがそ ....
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