「それってエレクトロニカ?」
彼女に聞かれた。
エレクトロニカです。
言葉のない音楽を一生懸命聴いているとき、彼はことばを聴いている。
彼女も聴いている。町のなかで。インターネットのなかで。
 ....
「ことばなんていらないよ」
彼女は楽しい言葉を使う。
彼は言葉を探すが、楽しい言葉が見つからない。
彼のなかには、他者の悲しい言葉しかなかった。
「ことばなんていらないね」彼は、彼女の言葉 ....
彼は主人公であることをやめて、彼になった。 サンタさんに会いたい
サンタさんと話したい
クリスマスケーキを一緒に食べたい
サンタさんが生きる意味をプレゼントしてくれたので生きている
寒くなったり暑くなったり疲れますね
言葉は待ってはくれないので、とりあえず歩いている
いつも通りの町を、いつもとは違う時間帯に散歩してみたら、夢みたいに、いつもとは違う現実みたいに見えて、何年かぶりに詩人になれたような気がした。 あなたの歌を聴いても言葉がさっぱり入ってこないから、あなたの歌詞カードが欲しい。 漠然とした、夢見がちな、優しい夢をみて、眠ってほしい。
あなたの言葉たちも、眠いときは眠ってほしい。
楽しい迷路の夢だ。目覚めたときがゴールだ。
言葉を持たずにふわっとなってふわっとした場所にふわっと帰る。
あるいて帰る。さんぽしたりひきこもったりして帰る。
帰り道、言葉にひらひらと手を振って、「さよなら」と言った。
ふわっとした ....
言葉たちが水中できらきらひかる。
潜らないと読むことができない。
やっと読むことができても、
小学生のときの頭の中にあった言葉だったりする。
童心に帰れる言葉が、欲しい言葉。
生存のその先まで生きていきたい。孤立して、新しく生きるを作りながら。
周りの人は周りの人の言葉を更新し、わたしもわたしの言葉を更新する。
あなたたちも生きるんでしょう?
周りに流されずに、周 ....
ネット見てると気持ちが壮大になるけど、人の集まりに入ると壮大さが抜けて、そらになる。 森より大きな緑を描いて、空より大きな青をつくるんだ。
嘘のない、まっしろな物語を、真っ黒な文字で書くんだ。
そんなことばたちが集まって、ハートがたくさん。
ハートが飛び交う結婚式が開催された。
朝と夜の結婚式に、誰もが集まり、
うすい光が飾る。ハートの形をした花束。
生き物たちの涼しい声が祝う、夜明 ....
□涼しさが吹く
涼しさが人を助けてくれる。
クーラーは建物の外にもあって、涼しい風が今日を肯定してくれた。
あなたが風を吹く。


□公園で遊ぶ
眼鏡を外して散歩してみたら、町は迷路 ....
悲しくて宇宙滅びればいいって思うときがある。
でも、楽しいときもあったし、今も楽しいときがある。あの子が声をかけてくれたり、ある人に褒められたり、アホなことネットでやっている人みたり、エロ動画み ....
服を着替える度に別人になる。
僕になったり俺になったり私になったり。
どれもじぶんだ。
空だって別人になる。
あははって笑って詩が生まれたり、ぐわーって泣いて詩が生まれたり、ぼーっとしてると詩が生まれたり、詩はいろんなときに生まれる。
生まれたての詩人が、「寂しい」と呟いたのが、詩のはじまり。
「死んだ猫の瞳みたいだね」
彼女はそう呟いて猫みたいに眠った。
猫と話すときの人の瞳は生きている。
階段を上がると宇宙がいた。
「宇宙って割と近くにいるんだ~~」
と素朴に思った。
宇宙人はいなくて、ただ単に宇宙がいた。
詩を一緒に作ったら、初々しい詩が生まれて、その詩はもうあなたとわたしの子どもだ。
その詩はたくさんの人と関わるだろう。あははと笑ったりほろっと泣いたりさせながら、生き続けるだろう。
あなたとわ ....
町を散歩していると、僕がちっぽけな存在だってしみじみと感じられて、安心する。
僕より大きい樹が、存在を教えてくれる。
大きい樹は、存在以外のことを何も教えてくれないから好き。
僕は自動車より小さ ....
幽かな機械が夢を語っている。
夢みる幽霊が歌を歌っている。
夢みる夢が音楽を奏でている。
夢みる機械が語り歌っている。
僕が生まれて初めてしたことは、喋ることでした。
まわりの喋り声が五月蠅くて辛かったり、まわりの喋り声が落ち着かせてくれたり
うまく喋れない時期もあったり、喋りすぎる時期もあるけれど、
今は僕なり ....
時計の上に旗を立てよう。
明日が旗で、時計は進む。
旗は誰のものでもない。
旗が時間で揺らめく。
時計にとっての明日が、なんの変哲もない明日なら、時計は大丈夫。
君にとっての旗が君自身の立て ....
歌が時間を追いかける。時間は歌に捕まえられる。時間が歌に盗まれる。盗んだのはある時間。盗んだ時間のなかで誰かが時間の外に出る。誰かが時間を歌いだした。誰かにとっての歌が時間だって、歌が歌いだした。 僕のなかに沈んできた娯楽の集まりが、僕で、あなたたちを楽しませてくれたらいい。
沈んでいる人を楽しませてくれたらいい。あなたを楽しませる沢山の娯楽のひとつになったらいい。
誰かが沈めておいてく ....
むしの声 聴こえて来たので 明日から 存在したい 時間を生きる


時間たち 人たちのなかの 時間たち これからもずっと 時間と暮らす


海の外 言葉にならない 音がして 扉を開けて 大 ....
当たり前に飯食ってパソコンつけてネットサーフィンして辛くなる。
神様からのプレゼントだね。時間がない人もいるしね。
当たり前に子ども産むのは、なんか普通じゃないと思う。
当たり前に普通。普通 ....
死んだ宇宙のような目をした宇宙のなかで、君は死んだ僕のような目をしていてボーッとしている。それでも、生きた目をして生きていてほしいと、僕は思う。
水宮うみ(895)
タイトル カテゴリ Point 日付
音楽自由詩0*16/10/10 10:10
向き合う自由詩3*16/10/10 9:30
自由詩016/10/9 18:07
サンタさん自由詩1*16/10/8 9:40
なにがなんだか分からない自由詩0*16/10/7 17:25
いつも通りの町自由詩3*16/10/7 9:38
歌詞カード自由詩1*16/10/6 16:21
あなたが眠るときの夢が痛くなければいい。自由詩1*16/10/6 12:49
ふわっとした場所に帰る自由詩3*16/10/6 9:16
欲しい言葉は水の中自由詩016/10/4 20:47
アップデート自由詩1*16/10/4 19:41
そら自由詩0*16/10/4 19:32
大きな絵本をつくりたい自由詩016/10/3 13:38
ハートみたいなことばがある自由詩0*16/10/3 6:34
最近の一瞬自由詩0*16/10/2 16:53
宇宙は楽しさから生まれた自由詩2*16/10/1 21:12
別人自由詩1*16/10/1 18:06
はじまり自由詩016/10/1 12:57
自由詩1*16/9/30 16:50
プラネタリウム自由詩016/9/30 16:43
詩をあなたと作ろう自由詩1*16/9/30 11:42
雨越しの景色自由詩016/9/29 11:37
安全自由詩016/9/28 18:34
喋ります。散文(批評 ...1*16/9/28 14:40
自由詩016/9/27 16:34
歌時間自由詩016/9/27 16:26
沈んでいる。自由詩016/9/26 18:08
やりたいこと短歌016/9/26 11:07
当たり前ってなに?自由詩1*16/9/25 22:44
生きた目自由詩1*16/9/25 22:30

Home 戻る 最新へ 次へ
7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 
0.2sec.