夜はきっと早起きだ

その発見はとても痛快で楽しかった

おんなじ気持ちで

夜の哀しみに同苦したいとも思った


両方の膝をわしづかみにして

あなたのすべてを見つめたい

あなたの両腕を優しく支え ....
くるっと

くるっと回って
見つけた

影法師

地面に寝転べって
空とかくれんぼしている

くるっと回って
いなくなった

影法師

僕はまた別の影法師になって
あなたの見つめている空拭いておく
いやなことを幾つも並べて離れるよりも

憧れの気持ちを受け入れて傷ついていたい

人間の幸福なんて百年も残らないのだから


信じてもらえなかった原因を考えるよりも

今日一日どう生きるかを考えていた ....
俺もそうなろう

おひとよしは返上する

助けてくれだとか

おんなじ気持ちだとか

そんなものに対しては

死ね、とはっきり言ってやろう

引きずりこまれるな

そんなものに対しては

死ね、とはっ ....
なにがそんなに

おまえらめんどくさいんだ

こころに闇なんかない

そんなことで片付けんな


夜露を見てみろ

鍵を返した夜

泣いていた女の子

こころの光しか

宇宙にはないんだよ


なにが ....
マンションの契約をした

布団と冷蔵庫があればいい

あとはゴミ袋があればいい

出張の夜さびしくならないように

どうせひとりなんだ

もっとひとりになっちまえばいい

よくゆく都市の勝手知ったる町 ....
夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーション


宇宙と夕焼け

透明と夕焼け


夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーシ ....
なんだか秋のひかりのなか

あなたが誰かと歩いている

ぼくもそうさせて貰えてた

ぼくもそうしていたかった


黄色いひかりが水色に舞う

影が空の色とよく似ている

かさかさ風が葉を落とすよ


 ....
朝焼けのむこうに

夕焼けは終わり

夕焼けのむこうに

朝焼けは始まる

海のむこうに地は始まり

地のむこうに海は始まる


愛別のむこうには離苦がある

春の夢だった

離苦のむこうには愛別があ ....
牧場のレストランの窓辺から

光が奇跡のように射していた

ここにぼくが存在しなくても

光は奇跡のように射していた


だからぼくはこう思ってん

だから奇跡やって思ってん

ぼくなんかおらへんくて ....
悪玉菌

キットカットかじりながら

大人になったら
食べさせてあげるね
きっとね
幼なじみだった君は
お姉様気取り

自然の成り行きか
一緒になった僕たち

わさびの入った苦言を
ちょこちょこかじ ....
ねじを巻いて時を逆に進ませた

おはよう女の子

もうすぐ朝日だ

こんな毎日の風景に

マイナス100度が

走ったり

駆けたり

こんな毎日の風景に

マイナスイオン香が

撫でてくれたり

晴 ....
あなたの時が動いていることを

だれかの切実になり果てていることを

思うと

マイナス100度の

しこりが駆け抜ける

だって仕方がないじゃないか

怪我して当然なんだ

生きて愛して戦った

あ ....
淋しん坊

チロルチョコを袋から
取り出し
お口にちょこっと
甘さ控えめなんて
昨日受けた健康診断の結果に
右端の隅におしとやかに
載っていたけど
ただ今
夜の10時
もうなんか〜
もうなんとなく〜 ....
納得いかねえな、この死に方 トトロ弁当を作ってたら
貴方を想い出したの


二人にメイちゃん
みたいな元気な子が
生まれるといいねって
いつの日か話てたっけ?


私はいつもの様に
両足をブラブラしながら
お茶を飲んだ


自 ....
食卓のきんぴらごぼうを幻視していた

なみだがこぼれるのは

いったい何故なんだろう

暖かいひかりが胸に貼りつくのは

それが針のように煌めいているのは


帰るところなんかなかった

ひとりでいる ....
午後の光が池の面に煌めいている

前の組が進み後ろのひとが打つまで

俺はその煌めきを見つめていた

待っているあいだに力んでしまわないように

意識を煌めきに移していた

パーボギーパーパーと続いて ....
町の公園のまえを通ると

子供たちが色んなところに座って

ピアニカやたて笛を吹いていた

外灯に照らされた街路樹が美しい

足をとめるのもあれなので

それを横目に通り過ぎてゆく

小学校の音楽祭の ....
 月
          (乱太郎)

淋しげに唄う
恋などとっくに忘れて
靡く淡い音色
月の後ろ髪が解かれるとき
湖面の中央辺りに
漂う
在りし日の君の輪郭



 月
 ....
ゴルフ場に紅葉を見る

紅や黄や茶はまだ淡い

いい匂いがほんのりと

地球の隅でほんのりと

遠い空を見つめている


文字を連ねあって

声を交わしあって

瞳に映しあって

互いにたてる音を

 ....
きょうもまたゴルフだ

紅葉がはじまっている

朝早くの雲に虹がかかっている

なにかの前触れだなんて言わないで下さい

大切なひとが怖がってしまうから


素振りをせずに打ってゆく

俺のボールは高 ....
ああ愛おしい人生よ

おまえは小船か

手提げ鞄か

それともおまえは海原か


素直なひとみで宙を見つめよ

頑なな現実で宇宙に存在せよ


ああ愛おしい人生よ

おまえは小船か

手提げ鞄か

そ ....
一生懸命、二人の為に
お仕事を頑張ってる君に

笑って欲しくて
作りました♪

お弁当箱を開けた瞬間の
君の顔は見れないけれど

君からの愛溢れる
メールが嬉しかったよ

いつも今日も
ありがとう♪
ふたりで歩けばいつも

楽しいこともせつないことも沢山あった

もうここを

誰かと歩きたいとは思わない


霧のなかのフェアウェイをゆく

ラフの方の木々が幻想的だった

 ....
ゴルフ場は途中ガスで煙った

灰色のガスで出来た建物に四方を占拠されたみたいになった

キャディーさんに方向だけ教えて貰ってその建物に打ち込む

ボールがちいさな点になってガスのなかに消え ....
私の夢が変化して
貴方と店を開く事

今の互いの仕事は
修行だと思ってます

オモチャが好きな私は
貴方の作る店に大好きな
オモチャをならべ

編み物が好きな私は
貴方の作る店に
作品をならべたい

 ....
あなたのかたちで

ぼくは欠けていた

ちんちんをいじり

あなたをもとめる

そしてハッとして

それをやめるのだ


そんなんじゃない

そんなんじゃない


あなたのかたちで

ぼくは欠けていた ....
箱根の夜は真っ暗け

会合の二次会をぬけて

ベッドに潜りこんだ


みなが言ってることは正しかったのだ

蓮舫が責める口調で別れを切り出した

事業仕分けの対象となった施設だった

僕は三億で施設を ....
知らない町をぷらぷらと歩いた

ビルの影に空の水色が透けていた

ぼくは何に切り取られているのだろう

三次元にだろうか

四次元にだろうか

こころを入れたら

いったい世界は何次元になるのだろう
 ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜の哀しみ吉岡ペペロ211/11/15 22:23
くるっと乱太郎1811/11/15 20:15
人間の幸福吉岡ペペロ11*11/11/15 15:44
俺もそうなろう211/11/15 15:36
こころの光211/11/14 18:44
ひとり611/11/14 7:02
夕焼け411/11/14 7:00
なんだか秋だ411/11/13 16:48
愛別離苦311/11/12 23:54
光射す411/11/12 23:29
悪玉菌乱太郎1211/11/12 20:11
おはよう女の子吉岡ペペロ3*11/11/12 16:42
千夜一夜の物語311/11/11 23:52
淋しんぼう乱太郎1311/11/11 21:06
写真を見てひとことvol.10花形新次3*11/11/11 20:27
エールを貴方にちゃんこ211/11/11 12:14
暖かいひかり吉岡ペペロ411/11/10 20:22
ありがとう111/11/10 19:05
外灯と街路樹311/11/10 12:28
月  (乱太郎+月夜見)乱太郎13*11/11/9 22:42
慕情吉岡ペペロ511/11/8 23:52
なにかの前触れ211/11/8 18:51
存在211/11/8 18:40
愛の形ちゃんこ111/11/7 14:46
ふたりで歩けば吉岡ペペロ511/11/7 12:48
霧のなかに411/11/6 23:04
ちゃんこ111/11/6 16:50
あなたのかたちで吉岡ペペロ211/11/6 1:20
箱根にて211/11/5 23:30
空の水色311/11/4 22:16

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