片付けをすればするほど楽になる心の整理している気分
優しくて笑顔絶えない君だから色んな人から告白される
薔薇の里という名前の植物園カラフルな花が奏でる天国
枯れ果てた砂漠に緑蘇る愛の ....
ミミミみどりのゆめがみみたぶに1ミリきしませてはよるのひるね
あるいちにちがおちるころなきました海辺できみを引用しながら
たよりなく気まぐれな手紙がとどく誘惑してってきれ ....
むしの声 聴こえて来たので 明日から 存在したい 時間を生きる
時間たち 人たちのなかの 時間たち これからもずっと 時間と暮らす
海の外 言葉にならない 音がして 扉を開けて 大 ....
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って
雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる
部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから
....
かりかりと ペン先の音 こだまする
詩歌を紡ぐ 私は生きる
約束と手帳の枠をはみだした歩み孤独の文字は不揃い
千鳥足で本をかすめて籠る部屋 百五ページの夜に呑まれる
右側を愛し左側を憎む鋏いつもの切れ味はなく
吐瀉物の薫り ....
雑誌捲り冬から春になる内容桜並木の特集を読む
石が持つ豊かなパワー受け入れる肉体の悪い部分を癒やす
寒い時ミルクティー飲み温まる春深まっても朝晩寒い
次々と開花させてる能力は人間誰し ....
声でなく君の姿が欲しい日に空の十五夜指で突き刺す
ギター弾くピアノも奏でるその指が昨日を歌う夜の顔して
約束の指切りよりも正直な顔をしてると指差すあなた
その指が何本あるか数えてない ....
窓辺から春のそよ風浴びている農道歩く数匹の猫
二、三日すれば桜は咲き乱れ春霧かかり花冷えの風
帰り道川面に映る夕暮れが今日一日のモヤモヤを取る
二人して波打ち際で大はしゃぎ春の冷たさ ....
足下に感じるのハチキュウのじゃなくてペダルの回転、トオ
I feel the earth moveって歌うキングなベッドでかくいびき
キャロルならルイスでしょって思うんだウサギに会える穴は ....
おまえたち上から目線で東大へ
だれもいないひとりじゃないんだそこんところよろしく
リア充がYouTubeで充電しTwitterで放電す何の意味なし
死にたいと思いつつも今日もまた生きてしまう
甘えたい
だから今から夢仕掛け
甘いお菓子ばかり食べている
(2014/03/24)
速報に躍り出た文字 どうか君いないでくれよ "震度5 花巻"
背を向けたテレビジョンから遠く聞く 誰の業火に燃えている里
「大丈夫ですか、心配」 遠くから虚しく ....
風のなか草原を走る猫バスはみんなが知ってるうたをうたってる
天井が身体にふれるわたしたちふーせんみたいにことばが飛んだ
石壁の家の裏手に枯れた葱ほんの四方に人は生き抜く
長距離を運転すれ疲れ出る家族旅行の疲れも思い出
四月になり柔らかな陽射し満ちてくる八月の堅い陽差しと違う
マンションのような客船高級なホテルのように行き届くサービス
空があり山と海が ....
俯いて咲くシクラメンかなしみを呑み込んだまま花期いま終える
六歳の夢はシチューのにんじんがかなえてくれた 遠い夕焼け
待つひとのない家路には夕焼けは薄くつめたく〈明日〉を教えず
....
青色の月曜にはゴールドの靴で武装私は派遣
恋をする煙草吸い吸いくゆねるけむりはきみの頭の形をしてる
本当に優しい人から傷ついて暮れる世界を憂う満月
蛾がばちっと鳴った火曜日 深い鞄に手を入れ多分鍵でるよ
たいようがうしろからぼくをてらしかげをふんであるく
しんぞうがとまりそうになるくらいきみがすきだ
じんせいのおわりからぼくをならべいんをふんでしのぐ
ないぞうがひっくりかえっても ....
巴里倫敦英吉利仏蘭西葡萄牙衣食冷蔵庫より礼節
倫敦の路上でバイトSaraという{ルビ娘=こ}に沙羅でなく皿で血を見る
「ジャップだぜ」バレてた{ルビ十一=といち}はじゅういちでここ ....
『生きてたら、あしたキスしてやるよ』って
それであざとく自分も生きる
古民家を色鉛筆で表現し古さ懐かしさ随所に描く
雪解けが進めば春が近づいてウキウキ気分広がる少女
海があり山に囲まれ育つ町自然のままの流れに乗って
日本とは違う異国の夜過ごす治安が悪く ....
窓際に聞こえる虫の音優しくて半分の月ゆれ滲む夜
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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