笑顔を被るのはやめるって決めたのに
あなたのまえで
どうして
大切になればなるほど固く ....
まどろみの限界の中私たちは生きている
崖を踏みはずしては根っこにつかまり
そこから養分を得て私た ....
小さい頃
夜空をくりぬいたかのように
真っ白な 満月に
追いつこうと 夜の街を走ったことがある ....
嫌われたものだ
俺がムカつくなら殺せばいい
背後から金属バットの餌食にしてもいい
簡単に ....
不思議な国
可憐な世界
目覚めてもいつもと変わらない
どうして私達ばっかり
聞いた話しだ ....
突き動かせ
聴こえるだろう
『マッシブアタック』
心を
衝動を
体躯を
流れて
打ちの ....
何度眠ろうとして
何度寝返りを打ったっけ
昨日はいつもより肩が重く
左目の少し上がとても痛 ....
空にタマゴが浮いている
白くやわらかく
ふわふわと浮いている
この空にも
向こうの空にも
....
壊してはいけない
それはあなたの存在意義に関する
飾り付けはお任せする
隣を見てはいけない ....
明日に吠えろと言われても
酸化した矜持が邪魔だし
干上がった克己心は安定を望むし
理論武装し ....
振り返る 月が見ている
足下に
柔らかい形の子猫がいる
彼は とても深い 土の中にいた
どちらが 上か下か 右か左か
わからず 長いこと 過ごした
....
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い ....
貴方をおぶうかけ言葉は
123、223。の六拍子。
給料はいくら?
宗教は?と聞く。
君 ....
本日ハ晴天ナリ
本日ハ晴天ナリ
それは今日という日が始まる合図
うっかり乗り込んだ満員 ....
ほんまはめっちゃしんどいのに
メールするときは「ちょっとしんどい」
などと書いてしまう
このち ....
遠くから 私を呼ぶ声がする
振り返ると そこには 大切な人たちがいた
手をふって 微笑んでいた
....
あ あ あ あ ぁ
Hくん
きみの真似する数学の先生が
とても好きだった
....
言いにくいことはすべて
じぶんに委ねられている
経営者だから商談はいつも
相手に決 ....
さっきから閉めるのが緩かったのか
水道の蛇口からポタポタと
水滴の落ちる音が聞こえる
....
「えーん、えーん」
なきむしのさっちゃんは
きょうもないています。
「えーんえー ....
床屋で散髪中マスターに
『あ!』って言われる事ってあるよね?
僕はあるんだ。
基本的に ....
お母さん、
僕を"赤ちゃんポスト"に連れて行くのはやめてください。
....
あなたが気に入っていた髪形
今日思い切って変えてみた
あんなにひどい事言われたのに
....
ドアを開けた
蚊が飛んできた
トートバッグで叩き落とした
カーペットの上で
蚊
踊っている ....
右利きの僕にはわかりません
真っ白な 世界に行きたい
一度だけで かまわないから
何もない ただの 白い世界に行きたい
....
真昼の沖に浮かべた
大きな蓮の葉のうえで
みんなが寄り添って眠る
母のない子も
子のない ....
どこかに逃すために
ついた
ため息が
横隔膜の辺り
胸の底で跳ね返ってきて
鼻の ....
爆音で
歌詞もわからない曲を聴く
触れるものすべてから遮断され
脳みそだけがた ....
逢い察す
君の心の奥深く
悲しみに似た藍隠し
煌めく星は君の涙に
哀察し
君の笑顔 ....
一喜一憂してる自分がいる
たった一言
されど一言
その言葉で幸せにもなれ
....
ぼくが辿り着いたのは
陽のあたらない街
揮発性の感情が歩かせた
その道の果て
夜行性の衝 ....
{引用=
詩にも
いろんな
言葉があるように
みんなの思いも
それぞれ違う
みん ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる
山の中を
....
明日世界が終わればいいと切実に願うの
そうすればきっとこの綺麗なドレスに似合わない生々 ....
溢れでるものが 涙だけならば
錆びたナイフで故意に 傷つけたりしない
優しい感触で こぼれ落 ....
スーパーでジャガイモ食べる人を思い出し一袋98円のを
帰るとはがき一席5万円よろしく ....
手をふるのは
あした死ぬたいせつなひと
今生で言わなかった言葉を
ぼくらは見る
....
一年に一度だけ、たった数時間、花は花開く。
その円錐形の奥のおくは
どこへと繋がり、連なりている ....
最後に降った
雪の日のことを
思い出そうとして
思い出せなくて
そこからようやく
....
俺は新幹線に喧嘩を売る
いやTGVもリニアもみんなまとめてかかってこい!
俺はおまえらより凄い乗 ....
足跡残す
砂地の軟らかさ
眠りの中の古い夢
絶え間なく風が動き
その中心から
連れ去ら ....
この太陽系
惑星が司る
それぞれの表情
惑星の発見は
人類の新たな可能性を示す
同時に ....
ねえ、おまえ。
おまえさま。
なんて
お女郎みたいな呼び方をして悪かったね
怒ら ....
何も知りません。
何もできません。
何も見えません。
何も聞こえない。
でも星な ....
君がおばあちゃんになったら
若い頃にデートで
よく行ったあの海に
連れて行ってあげる
あ ....
トワ エ モワ
きみ と ぼく
笑顔は ひろがっては いない
この 丘 ....
花の咲く音が
....
明かりが消えた部屋
明かりのついた瞳
夜の喧騒、窓の外
息遣いが耳に木霊する
ぐる ....
目とその目、見合せば。
折り返され、それのできない人のさだめ。
もしナルシッサスに湖なくば、
....
切れかけた電灯の下で
私はまるで
フラッシュの照明を受ける
舞台上のファッションスターの ....
春も もうすぎた
ワタボウズは幻のように浮かんでいる
「春夏秋冬」
春
春冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬冬
春春冬冬冬冬冬 ....
慌しい時代に過ぎ去る季節の中で
僕達は様々なものを見
僕達は様々な経験をする
今日も明 ....
ふらふらと過ごした昨日でもただふらふらしてたわけじゃないんです。
ちゃんと見てました。人に不器 ....
36号線で玉突き事故の大惨事
サツはホシをあげたけれど
真実は誰も知らない
パクられたのは替え ....
君が、いつもは強そーで男っぽいフリしてるのに「ミルクレープ、自分へのおみやげなんだ」って女の娘の顔し ....
あれは何年前だっただろうか?
思いがけないケータイ購入から
アナタも私の領域に参入することになっ ....
I say good by my girl to you once more agein
出逢いの ....
散ることを知らずに咲けぬ霞草
この皿は一人暮らしの味がする
万華鏡最初の絵柄はよかった ....
あの頃の僕ときたら
明日しか見る事が出来ずにいたけど
君はそれを拒みはしなかった
そして
....
秋が終わりを迎え 冬の到来と共に雪が降り始めると僕の高校では自転車通学からバス通学へと変わる
....
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