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 雪が吹き荒れている日には、暖炉に物語をくべる。私たちの家には魔女がたくさん住んでいる。寒さの凍えた手に、温かい息を吹きかけるたびに、手のひらから舞い上がる白い魔女達。それが部屋の中に消えていく。
 ....
ありがとう
でも もう要りません

こんな結果になってしまって
とても残念です
あなたは私たちを幸せにするために
働いてくれた

実際私たちは不幸ではなかった
暖かく満たされ
痛み ....
彼/彼女は、それが健康でそこにあるANDを作りますあなた; それを除外します? あなた/彼/彼女はたいへんこのように完全なelleIlIlをそこで持つことができます、そして、//その/それは1をカーブ .... 雨が急に降り出し
ピアノ弾きがやってきた
ミドリイロのマントと
カラシイロのヤマタカボウでやってきた

そこらじゅうのいきものは
ハミングしている
硬いものや柔らかいものは
嬉しそうに ....
僕の右手はいつも深爪で
それはバイトの関係上しようがない事で
いつもクッキーの缶の口に貼られた
シールを剥がすのに苦労したり
痒いところに手を伸ばしても
いまいち、こう、快感がなく
ついつ ....
ペダルを踏んでどこまでもゆこう
時間の感覚はなくなり
どこにいるかもわからなくなり
やがて夕暮れ

遠くを眺めれば
レモン色のフリスビーがたくさん飛んでいる

まわりを見渡せば
皆ど ....
1980年代の午後は
こんなに明るくなかった気がする

僕は、歯磨きが嫌いな子供で
今は、命がかかるまでは歯医者に行かないと決めた大人
ルールや倫理が
どんなにえらくっても
大人の中 ....
チョコレートみたいに
わかりやすくとけられればいいのに
甘く優しく

少し苦笑いしながらも
あなたは拒みはしないだろう
手で折られても
欠片までもが惜しそうに救われて

嫌われないの ....
薔薇の耳をもつ女は砂浜で白い夢を見る。彼女には鏡の中に見失われた星が寄り添っている。彼女が呼吸をする度僕の瑪瑙の眼の中を一陣の風が吹き抜ける。燐光を放つ青春の残滓は大地に星座を描く。僕は振子時計が向日 .... いまは、両親の甘い海のなかで、ゆるやかに生きて、息をしている気がする。  
 
レモン
その向こうに夕日
そして
落ちていく坂道
 
海老の死体たちは
天ぷらになってしまった
昨晩、わたしが
指を怪我している間に
 
バスが停まる
駄菓子を買いに ....
初恋は中学の時だった。
ラブレターをもらい
マフラーをもらい
チョコをもらった

俺は何も上げなかった。
犬の散歩に来ても
出ていかず
もらった蝶のビーズも落とした。

唯一残った ....
コーヒーはモカがいい
酸っぱいキリマンジェロは苦手だ。
最後にすったタバコは
ラークマイルドだった。

牛乳を入れて
胃が荒れるのを防ぐ
私はドリップして
大量に飲む

トイレにも ....
  しんしんと
  雪のように眠っている
  君の
  シャツの
  胸のあたりに光がにじみ



  そこだけが
  かわいた月面になる
  白、
  黄、
  水色 ....
最愛の司書は

ある日いなくなり

こわれにくいおもちゃの列車に

かれ一人がすわっている


ところで

かれは9月の犬の

裸体の靴音が聞こえないほど ....
 

実のない貝殻、海の底

光の網が波に揺られていったりきたり

からめとられるものはなく

魚は魚に挑んで泳ぐ


光る貝殻、これは私の耳

まるい硝子のうすみどり、これ ....
海辺のウニ
山にはキノコ
僕の闘争
とても 昔の 日本

魚を釣りたい
言葉ではない 本物を
車の中から
僕は 街を 眺めた
人が歩き回っている
今日も 黒い コーヒーが 湯気 ....
血に滲む街を
ひとり見ていた
おんぼろトラックの
荷台に座って
泣いたらあかん
叫んだらあかん
奴等の思うつぼ
Hold me tight
トリポリベイブルース
「俺ってまだ権力者? ....
それは突然浮いていた
偶然斜め左から眺めた
モネの睡蓮は左目に浮かびあがり
そのまま浮いていた

美術館を出ても
淡く小さな睡蓮は左斜めに浮遊し
それにだんだん焦点が合わさると
どこか ....
少しだけ昔のこと
日本は鉄腕アトムと手を携えて
まるで一体だった
今ではその肝心の心臓が病んでしまったようだ
科学に憧れた日本のダイナモは
脈打つリズムに変調をきたしている

鉄腕アトム ....
宙返りしゃぼんだま弾けた心は

空に消え

余韻に耳奥こだまする

仄かに光る泡沫は

奏でる魂

漂う魚はそれを口にし

閃光ほとばしり

雨を降らす
いつの間にか
ひどい太陽が照りつける砂丘を
歩いている
その光は熱くはないけれど
肌を痛めつける
きっとこのまま
倒れてしまうのだろうけど
この痛さでは
安らかな死を迎えることはなさそ ....
前をむきましょう
って
どこをみればいいですか

上にはいつも空がある

ぐるっとまわれば地になることも
知っているけど知ってはいない

顔をあげましょう
って
明日はどっちの方 ....
 世界中のバラードが歌われなくなったら大変だわ。そう、きっと、誰もがアルファベットをちゃんと正確に発音できなくなって、苦笑いしながら恋を歌わなくちゃいけなくなるかもしれないから。くだらない男達は相変ら .... 日が陰った午後
高く伸びたセイタカアワダチソウが
風に吹かれて揺れている。

子供のころ、空き地で自分の背丈よりはるかに高い黄色いセイタカアワダチソウに
分け入って遊んでいた。あの頃の日差し ....
 私がまだ貯水槽の底に沈んだ都市の中で眠っていた頃に、母が私の頭に血をたらして、私は裂けた。泣く前に、裂ける事を覚えた私の体は、ゆっくりと沈んで起き上がることが無かった。20歳でケータイを傘につるした .... 夜中目を覚ますと
私の喉は笛ラムネになっていた

ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい ぴい
情けなく繰り返す
ラムネをさっさと溶かすべく
コップの水を飲み干した
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
ひとりの部屋で
あああ、と声を出したら
壁に窓に天井に
いつまでも反射して
繰り返し打ち付ける
あああ
どこへも出てゆかない
そこまで出てゆけない
充満するひとり
窒息しそうだ

 ....
雨の野原を歩く君を見た
誰もいない野原には
緑色にオニスゲが咲いて
緑色に君も濡れていく
緑色に濡れた君の足元を
小さな小さな子ガエルが旅に立つ
向かう緑色の森にはオチバタケ
シオデの葉 ....
さすらいのまーつんさんの自由詩おすすめリスト(363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪が丘- ballad自由詩111-10-28
ありがとう。でも、- 相差 遠 ...自由詩3*11-10-28
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無題- ぎよ自由詩211-10-27
home- はなもと ...自由詩7*11-10-27
レモン- たもつ自由詩211-10-27
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コーヒー- ペポパン ...自由詩2*11-10-27
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詩的・ヴァカンス- 甲斐マイ ...自由詩1*11-10-27
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現代詩の無い国_バラード- 番田 自由詩411-10-27
カダフィ色やねん- 花形新次自由詩4*11-10-27
左目に可視化された睡蓮- 灰泥軽茶自由詩411-10-27
2011年8月日本ではないアジアにて鉄腕アトムを弔う- N.K.自由詩7*11-10-26
ウランバナ- 灰泥軽茶自由詩211-10-26
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歩道橋の上より- 朧月自由詩311-10-26
世界中のバラードについて- ballad自由詩111-10-26
セイタカアワダチソウ- M&M自由詩211-10-26
手を握り秘めていたものを- ballad自由詩211-10-26
喘鳴- 照留セレ ...自由詩4*11-10-26
ハレバレ- nonya自由詩20*11-10-26
待つ- かな自由詩211-10-26
ハイドランジア- 黒い翼自由詩411-10-26

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