すべてのおすすめ
いらつきは雨のよう
ホームに駆け下りたら
行ってしまった電車
半分だけ見て出た映画
飲みかけのアイスティー
しおりをなくした小説

時がたっても
大人になっても
ぜったいにゆるす ....
華やかな蝶
今日は あちらの 花びらへ
明日は どちらの 花びらへ?

ボクは 見詰めることしか
許されないのか

涙は 君の 蜜と成る

ほら 耳を済ませて見れば
新しい 蜂達が ....
  固いタイルに
  きみはうつ伏せ
  ぼくはぼく自身より
  長く鋭い針を
  きみの背骨の中点に差し込む
  素早く、直角に
  屹立させる
  こうして
  線と
  ....
朝 いつも降りる駅の
一つ前の駅で 
朝急ぐ人たちばかりで
ロータリーの八重桜は 
ほとんど返り見られることがない

駅の跨線橋を
見上げながら歩いてくる顔は
八重桜を背にしながら
 ....
言葉はいつも
私の手を すり抜けていく
それは 一体 なぜだろう
間違った道を 歩いてきた
言葉を 選んでは
同じ失敗を繰り返した日々

だけど 愛は 決してそんなものではないだろう ....
お城を纏って隠れましょう
誰も助けに来ないから

車輪の音が聞こえたら
カーテンめくって隠れましょう

彼女が来たら
それは夜の始まり
さみしい小鳥は丘はすて
ひろい海へととびたった
海はつめたく 深遠で
するどい波は 小鳥をなめる

さみしい小鳥は海をすて
はるかな山へとびたった
山はさびしく 厳格で
あらい吹雪 ....
飛行機がまっぷたつに割れて

僕は死を確信せざるを得なかった

シートごと乗客が

つぎからつぎへと剥がれて空に消えてゆく

僕にはするべきことがあった

悲しいくらい真面目に当た ....
なんでこんな日に
みんなイライラして
私もイライラして
それなのにbirthday
それが一番イライラする
せめてbirthdayじゃなかったら
こんなにも私はイライラしないで済んだはずな ....
* 孤独感 言の葉澄みて 露キラリ


誰も自分に関心が無い 
そう言われると 

読んでコメントする時に 
寂しい気分も広がりますが 

先走った秋が やって来たのかと思えば 
 ....
となりで寝息をたてる君が
本当に君なのかと
疑う夜

このまま眠ってしまえば
二度と目覚めないのではないのかな
とか
(まあそれでもいいんだけれど)

太陽なんてなくって
何かの{ ....
  きみの腹を
  綺麗な
  正方形にくりぬいて
  そこを通して僕は
  桜吹雪が舞うのを眺める
  蒼い春にも
  暗い冬にも
  きみの正方形から
  桜吹雪が舞うのを ....
浮浪者らしきお婆さんが
駅の切符売り場で
どこに行こうか思案している
手押しカートには
伸ばして結わえた
スーパーの白い袋が
たくさん詰め込まれている

どこかに遠出して
白い袋にひ ....
いのちまで取られやしない

いのちのお陰で好きでいられる

さあ来いよ

ぼくはあなたのライオンになる


淋しいのも悲しいのも平気

慣れてしまえばこんなもの

胸のしびれ ....
ふいに思い立って
ずる休みをした
一日ゆっくりしよう
そう思い
ふかふかのベッドで
真っ昼から寝てやった
勝手きままに寝てやった

まどろみから覚めれば
窓の外は薄やみ
ひょろ ....
ぽつんとひかる

それだけで嬉しくなれた

淋しくもなれた

悲しくもなれたし晴れやかにもなれた

ぽつんとひかる


遠くのマンションが

白いひかりを並べていた

あ ....
ひとつの文字が
道のかたちに並び
燃えている
坂はゆるやかに
岩へのぼる


路地と声
石と石をつなぐ黒
火と空を映し
水は水の上を
歩みはじめる


 ....
いつまでも飛び去らぬ鳥の背に
近づくとそれは雪だった
冬は訪れた方角へ
来るものをただ押し返していた
「かなしいね」
わたしの手をとって
あなたは涙する

ねえ
いたいのがわかるの?
ねえ
くるしいのがわかるの?

なんにもわかんないくせに
なんにも、わかんないんでしょう

そ ....
窓のカーテンが膨らんだ
だれもいない図書室の
午後四時

窓の桟のすぐそばに
白い紙きれを落とした
午後四時

憎まれたことのない私の
憎まれてしまった十月
何も知らず 何も気付か ....
アタシはデリヘル嬢
イカしたデリヘル嬢
アタシを呼ぶには
お金がいるぜ
アタシの代わりに
誰かを呼ぶなら
玄関で「チェンジ」と
言うだけだぜ
アタシはデリヘル嬢
ステキなデリヘル嬢
 ....
掌を

滑らかにすり抜けて

北風が

秋の香をさらっていくのは

路上ギターの奏でた

奇術の仕業


ほぉら

まぁだ

いーるよ


す ....
こぼれ落ちる言葉は真実

たとえいずれ朽ちようとも

その瞬間の、確かな、真実。
  6つ全ての面に
  60と書いてある
  拳大の立方体
  それにそっと手を触れると
  彼は吸い込まれてゆく
  ゆっくり
  60分かけて



  彼がすっかり吸 ....
道がある
道が二手にわかれている
どちらにも行きたいし
どちらにも行きたくない

球がある
投げることができる
転がすこともできる
無視する

行く道にはどうか茨を
球にも棘を
 ....
夜の遊園地で
忘れられたこどもが泣いている
メリーゴーラウンドのうえ
コースターの支柱のかげ
観覧車の箱のなか
夜の遊園地に
忘れられたこどもは
こどもの姿のまま

たそがれ
台所 ....
瑠美子さんは昔から
玉のような麗人だったが
きのう出会って驚かされた
50代にしては白い素肌

それはいい
話しながら顔を見ると
美とはこんなものかと驚かされる
にこりと笑う瞳の
優 ....
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が ....
「私とあなたは違うの」
理性的な 論理的分析の つもりだった
でも あなたにとってそれは 拒絶でしかなかった
傷ついたあなたが
しおらしく 悲しんでくれればよかったのに・・・

あなたは攻 ....
深呼吸する緑の葉っぱたちは囁く

ほとばしる生命、咀嚼しろ

艶やかに見惚れる果実たちは囁く

弾ける生命、咀嚼しろ

八百屋の親父は最後の仕上げに

ふうっと息を吹きかけ

 ....
さすらいのまーつんさんの自由詩おすすめリスト(363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いらつき- はだいろ自由詩511-11-6
のこのこ- 藤鈴呼自由詩2*11-11-6
交点- 草野春心自由詩611-11-6
八重桜を真理だと仮定して- N.K.自由詩7*11-11-6
間違った信念- 番田 自由詩411-11-6
ピーク- Rabbithole自由詩111-11-6
さみしい小鳥- はるな自由詩311-11-6
一生一緒- 吉岡ペペ ...自由詩311-11-6
最低なbirthday- 桜 歩美自由詩6*11-11-5
露キラリ- 藤鈴呼自由詩2*11-11-5
誰も知らない- 森未自由詩7*11-11-5
正方形- 草野春心自由詩811-11-5
街の小石- 灰泥軽茶自由詩1*11-11-5
胸のしびれ- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-4
ふいにずる休みを思い立って- 青井とり自由詩611-11-4
ぽつんとひかる- 吉岡ペペ ...自由詩711-11-4
ふるえ_水彩- 木立 悟自由詩311-11-4
ノート(48Y.11・4)- 木立 悟自由詩211-11-4
やさしさのおんど- 森未自由詩5*11-11-4
午後四時- オイタル自由詩6*11-11-4
アタシを呼ぶ男____唄:よしわらゆうじょう- 花形新次自由詩1*11-11-4
変わり目- faik自由詩7*11-11-4
矛盾の中を生きていこう- faik自由詩4*11-11-4
キューブ60- 草野春心自由詩611-11-4
Gu- かなりや自由詩211-11-3
迷子になったまま大人になってしまった- マフラー ...自由詩8*11-11-3
「女でも惚れる」- 木原東子自由詩10*11-11-3
ここ_とまれ- 砂木自由詩23*11-11-3
赤と黒- 凪 ちひ ...自由詩311-11-3
八百屋の息吹- 灰泥軽茶自由詩311-11-3

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